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金・銀メッキなど安いアクセサリーの黒ずみや変色を戻す方法 重曹での落とし方も

  • 2024.11.11

安いアクセサリーの変色はなぜ起きる?

イエコレクション iecolle

安いアクセサリーはメッキ加工のものが多いです。
金メッキなどは、別の金属の土台に薄い金のフィルムを付着させているような形なので、剥がれやすいのが特徴。
メッキが剥がれたあと、土台の金属が空気や汗、皮脂などに触れることによって変色してしまいます。

安いアクセサリーの種類

安いアクセサリーは、主にゴールド系の金メッキとシルバー系の銀メッキがあります。
それぞれの特徴を解説します。

ゴールド系は金メッキ

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ゴールド系の安いアクセサリーは金メッキ加工されているものが多いです。
金メッキは金を薄く伸ばしたものを土台の素材に貼っているため金の使用量が少なくて済み、金額を抑えられるのが特徴です。
金自体は変色しにくいですが、金メッキが剥がれることで土台がむき出しになり、土台の金属が変色する恐れがあります。

シルバー系は銀メッキ

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シルバー系の安いアクセサリーには、銀メッキが使われたものもあります。
銀メッキとは土台となる金属に銀を使った薄い膜をコーティングした加工のこと。
銀ならではの美しい光沢のあるアクセサリーが安価で手に入れられます。
ただし、銀は黒く変色しやすい特性があるため、銀メッキも黒ずみが気になりやすいです。

安いアクセサリーの変色の種類

安いアクセサリーの変色にもいろいろなパターンがあります。
色によって原因が異なるので、解説していきます。

黒ずみ

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銀メッキの銀が皮脂や空気中の硫化水素と反応すると硫化が起こり、黒ずみになることがあります。
金メッキの場合は金の純度によって黒ずみになることも。
K18であれば75%が純金で残りが別の金属になるため、その別の金属が硫化することで黒ずみになります。
また、メッキが剥がれて土台が露出して黒ずみとなる場合もあります。

緑サビ

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緑サビは緑青と呼ばれ、真鍮や銅などのアクセサリーに多い変色です。
緑青は汗や皮脂が金属に付着して酸化することで起こります。
緑サビはカビのようにも見えますが触れても問題はなく、手入れで元に戻すことも可能です。

赤サビ

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赤サビはメッキ加工した安いアクセサリーに含まれる、金属に発生します。
メッキが剥がれてむき出しになった土台に鉄や銅が使われていた場合、赤サビが発生する可能性があります。
赤サビはサビ取り専用クリーナーで落とすことも可能です。

ピンク変色

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安いアクセサリーがピンク色に変色するのは、下地の銅メッキがむき出しになったことが原因と考えられます。
金メッキや銀メッキが剥がれて下地の銅メッキが露出することで、ピンクに見える場合があるからです。
この場合、剥がれたメッキを元に戻すことは不可能なので、再メッキ加工をする必要があります。

銀メッキの変色を戻す方法・金メッキの黒ずみの落とし方

アクセサリーの変色を戻す方法・落とし方にはいろいろな手段があります。
重曹やクエン酸、中性洗剤など身近なもので変色を戻してみましょう。

重曹・アルミホイル

重曹とアルミホイルを使った黒ずみの落とし方です。
耐熱容器にアルミホイルを敷き、スプーン1杯(約5g)の重曹と100mlのお湯を入れます。
アクセサリーを入れて5分~10分ほど放置すると、重曹とアルミホイルが化学反応を起こして黒ずみが取れます。
アクセサリーを取り出したら水で洗い、しっかり拭き取って終了です。

酢・クエン酸

クエン酸や酢を使って安いアクセサリーの変色を戻すこともできます。
容器にクエン酸の粉末を入れ、水を加えて溶かします。
分量はクエン酸のパッケージに記載の通りに行ってください。
クエン酸水にアクセサリーを浸けて5分ほど放置し、それでも黒ずみが落ちない場合は再度新しいクエン酸水を作ってもう一度浸けます。
最後にしっかり水気を拭き取れば終了です。

アルコール

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汗や皮脂汚れによって安いアクセサリーが変色した場合は、アルコールを使った落とし方も有効です。
ティッシュややわらかい布にアルコールを染み込ませ、アクセサリーをやさしく拭いていきます。
強くこするとメッキが剥がれてしまう恐れがあるので注意しましょう。

炭酸水

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炭酸水にアクセサリーを浸けると細かい泡によって汚れを落とせるので、変色を戻すのに役立ちます。
容器に炭酸水を入れてアクセサリーを浸けるだけと落とし方も簡単です。
このとき、コーラやサイダーなど不純物が含まれたものではなく、純粋な炭酸水を使うのがポイントです。

中性洗剤

食器用洗剤などの中性洗剤を使った落とし方もあります。
メッキにかかる負担が少ないので、失敗したくない場合におすすめです。
耐熱容器にお湯を入れ、中性洗剤を数滴落としたらアクセサリーを浸け置きします。
30分ほど置いたらすすいで、よく拭き取れば終了です。

磨きクロス

アクセサリー用の磨きクロスは100円ショップなどでも気軽に手に入れられます。
磨きクロスは黒ずみを戻すだけでなく、使用後の手入れなど普段使いにも便利です。
ただし、研磨剤入りのものを金メッキアクセサリーに使用すると、剥がれてしまう恐れがあるので注意しましょう。

剥がれたメッキは戻せない

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剥がれた金メッキ・銀メッキは簡単に元に戻すことができません。
安いアクセサリーでもお気に入りだから長く使いたい、という場合は修理する必要があります。
市販のメッキ加工液を使えば、剥がれた部分を自分でもコーティングできますが、大事なものなら専門店に修理依頼する方が安心です。

金メッキ・銀メッキの変色を戻す際のNG行為

金メッキ、銀メッキなどの安いアクセサリーの変色を戻す時には、やってはいけないこともあります。
以下のことを行わないように注意してください。

歯ブラシ・歯磨き粉を使う

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歯磨き粉には研磨剤が含まれているため、メッキアクセサリーに使うと傷ついたり剥げたりしてしまう恐れがあります。
また、歯ブラシも毛先が硬くてメッキを傷つけることがあるので使わないようにしましょう。

硬い布・研磨剤入りの磨きクロスで磨く

硬い布や研磨剤が入った磨きクロスは、メッキを剥がしてしまう恐れがあるので使用厳禁。
メッキが剥がれてさらに変色してしまうかもしれません。
安いアクセサリーを拭く時は磨きクロスではなく、薬品を含んでいないやわらかい布を使ってください。

安いアクセサリーを長持ちさせるには

安いアクセサリーは普段から気をつけていれば長持ちさせることができます。
そのテクニックを紹介します。

水場では外す

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お風呂や洗い物など、水を使う時はアクセサリーを外してください。
着けたままだと水分が残って水垢になったり、洗剤やシャンプーの成分によってアクセサリーが劣化したりする恐れがあります。
また、汗をかきやすい時にも外しておくのがおすすめです。

分けて収納する

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アクセサリーは1つずつ分けて収納するのがおすすめです。
1か所にまとめて収納してしまうと、アクセサリー同士がぶつかったり、ネックレスのチェーンが絡まったりして傷をつけてしまうことがあります。
メッキ剥がれの原因にもなるので注意しましょう。

着用後は磨く・洗う

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アクセサリーの変色を防ぐには、汚れを残さないことが大切です。
そのため、着用後は磨いたり洗ったりして皮脂や汗を落としてから収納するようにしましょう。
やわらかい布を使った傷をつけない磨き方で汚れを落とせば、安いアクセサリーも長持ちさせられるでしょう。

まとめ

今回は安いアクセサリーの黒ずみや、ピンク変色、緑サビ、赤サビなどの原因とそれを戻す方法について紹介しました。
安いアクセサリーはメッキ加工のものが多く、黒ずみや変色しやすいのが難点です。
しかし、重曹やクエン酸、中性洗剤など身近なものを使って黒ずみを落とすことができます。
メッキは剥がれたら元に戻せないので、日頃から大切に使用し、手入れすることが大切です。

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