1. トップ
  2. エンタメ
  3. 『海に眠るダイヤモンド』複雑な恋愛関係を“ダンス”で表現! 「こんなに興奮する日曜劇場久しぶり」X大絶賛

『海に眠るダイヤモンド』複雑な恋愛関係を“ダンス”で表現! 「こんなに興奮する日曜劇場久しぶり」X大絶賛

  • 2024.11.6
11月3日に放送されたドラマ『海に眠るダイヤモンド』第2話のストーリーをおさらいしつつ、今後の見どころに迫ります。(画像出典:TBS『海に眠るダイヤモンド』公式Webサイト)
11月3日に放送されたドラマ『海に眠るダイヤモンド』第2話のストーリーをおさらいしつつ、今後の見どころに迫ります。(画像出典:TBS『海に眠るダイヤモンド』公式Webサイト)

神木隆之介さん主演、土屋太鳳さん、杉咲花さん、池田エライザさんのトリプルヒロインが話題のドラマ『海に眠るダイヤモンド』(TBS系)。11月3日放送の第2話では、何角関係と呼ぶべきか不明な複雑な恋模様の描写が大きな反響を呼んでいます。ストーリーをおさらいしつつ、SNSに寄せられたコメントとともに今後の見どころを紹介します。

画像出典:TBS『海に眠るダイヤモンド』公式Webサイト
画像出典:TBS『海に眠るダイヤモンド』公式Webサイト



第2話のあらすじ

謎の老婦人・いづみ(宮本信子)は一体何者なのか、自分に似ているという“忘れられない人”とはどんな人物なのかが気になるホストの玲央(神木隆之介)。いづみは、かつて想いを寄せていた荒木鉄平(神木隆之介・二役)や、長崎・端島での複雑な恋模様について語り始めます。

1955年、端島。リナ(池田エライザ)を気にかけ遊びに誘う鉄平。鉄平に想いを寄せ、複雑な心境で見つめる朝子(杉咲花)。本当に好きな朝子には手も触れられない賢将(清水尋也)とフリーダムな交際をする百合子(土屋太鳳)もまた、複雑な想いを抱えていました。

端島に生活用水を引く海底水道計画の検討会に参加する賢将に連れ立って、長崎を訪れた百合子は、アメリカ生まれの“スクエアダンス”と出会い、気に入って端島に持ち帰ります。同好会を設立すべく、鉄平、朝子、賢将、リナを集めて練習に取り掛かる中、端島に大型台風が襲来。

ライフラインが絶たれ皆が助け合い暴風雨から避難する中で、複雑な恋模様が進行。賢将は朝子への想いを、嵐から守ったパン焼き機に重ねて「好きだ」と告げ、リナは荒波から救ってくれた鉄平の兄・進平(斎藤工)を意味深な瞳で見つめ、母との不和で投げやりになった百合子は、かつて自分に想いを寄せていた鉄平の優しさに救われ……。

一方、現代では売掛金を巡り女性と口論し一晩警察の世話になった玲央を、いづみが自宅へと連れ帰ります。いづみの家族と対面し、何者か問われた玲央は、「荒木鉄平……なんちゃって」と回答。いづみは物ありげな表情を浮かべ――。

画像出典:TBS『海に眠るダイヤモンド』公式Webサイト
画像出典:TBS『海に眠るダイヤモンド』公式Webサイト



「複雑な関係をスクエアダンスで表現するのさすがすぎる」

端島で繰り広げられる複雑な恋模様が、スクエアダンスの練習風景、暴風雨の中でのやりとりで描かれました。推測すると、賢将→朝子→鉄平→リナ→進平→台風にさらわれた亡き妻という全員片思い状態に、百合子→鉄平、百合子⇔賢将(表向き)と、百合子の存在が恋模様をさらに複雑化している構図。

X(旧Twitter)では、「決定的なシーンは無くとも百合子のお母さん被爆して左腕を火傷、姉は被爆死したことが伝わる」「百合子は被爆2世じゃなくて被爆当事者か……島の娘以上に被爆者に冷たい社会だったろう。『私を好きな人といい加減には付き合えない』これは何重にも意味を持つ台詞なのでは」など、百合子の環境を慮る声も。

また、「この複雑な関係をスクエアダンスで表現するのさすがすぎる…」「賢将は朝子を思うがゆえ、鉄平の恋をことごとく潰してきたんだとしたら、すごく不器用な一途で応援せざるを得えない」「百合子と賢将、同志っぽさを感じる2人だなと思ってたけど、真っ直ぐ向き合いたい相手の手を取れない臆病さを抱えているところで共鳴してたんだな」「百合子も朝子も賢将もいじらしすぎる」などのコメントが飛び交っています。

画像出典:TBS『海に眠るダイヤモンド』公式Webサイト
画像出典:TBS『海に眠るダイヤモンド』公式Webサイト



「こんなに興奮する日曜劇場久しぶり」

トリプルヒロインの誰が現代のいづみなのか。鉄平とよく似た玲央を気にかけ、鉄平が書いたノートを大事に所持する彼女が抱える問題、真の目的とは一体何なのか。端島の恋模様は今後どんな展開を見せ、端島の行く末とともに翻弄されていくのか。

気になる謎が散在する中、「こんなに興奮する日曜劇場久しぶり」「やっぱり安定の野木さん塚原さん新井さんトリオの作品…!」「物語の構成ほんと上手いな」「端島の人々の暮らしが丁寧に描かれていて、社会情勢や、社会背景も組み込まれていて徹底して下調べがされてる」「なにこの全日本人が観ないといけないドラマ感。貴重」など大絶賛の本作。

『アンナチュラル』『MIU404』『ラストマイル』を手掛けた脚本家・野木亜紀子さん、プロデュース・新井順子さん、演出・塚原あゆ子さんら制作チームへの期待がさらに高まりを見せています。

第3話では、最盛期を迎えようとする1957年の端島で、端島を舞台に制作された映画「燃ゆる孤島」の続編制作のため、島民を対象に出演者オーディションが開かれることに。皆が浮き立つ中、朝子もまたこっそり演技の練習を始め……。一方現代では、いづみは家に転がり込んだ玲央を、家族に自分の婚約者だと紹介し――。端島と現代の物語がどう絡み合っていくのか、目が離せません。

この記事の執筆者:地子給 奈穂
編集・ライター歴17年。マンガ、小説、雑誌などの編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWeb戦略コンサルティングも行う。

文:地子給 奈穂

元記事で読む
の記事をもっとみる