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母と口をきかない父、20年以上もなぜ? 西田敏行・二代目局長が意外な展開に号泣、『探偵!ナイトスクープ』幻の“局長賞”から厳選回

  • 2024.11.5
【写真・画像】母と口をきかない父、20年以上もなぜ? 西田敏行・二代目局長が意外な展開に号泣、『探偵!ナイトスクープ』幻の“局長賞”から厳選回 1枚目
ABEMA TIMES

11月1日の『探偵!ナイトスクープ』(テレビ朝日系)は、10月17日に亡くなった番組の二代目局長・西田敏行さんを追悼する総集編が放送された。

【映像】母をひたすら無視する父

2001年から19年間、温かく涙もろい純な人柄で、番組を愛し、盛り上げた西田さん。実はその時代、探偵とスタッフとの毎年の忘年会で、年間のベストVTRを「局長賞」として選んでいたという。今回はその中から厳選し、意外な展開に西田局長が号泣、探偵たちも全員涙した名作『10年以上口をきいていない父と母』が放送された。これは2013年4月5日放送の内容で、竹山隆範探偵が調査した次のような依頼だ。

『僕の父は10年以上、母と口をきいていません。僕たち子どもには普通にしゃべるのに、母に対しては一言もしゃべろうとしないのです。僕は物心ついてから、両親の会話を聞いたことがありません。どうか父がしゃべらない理由を解明して、できることなら夫婦仲良く会話する姿を見てみたいです』(奈良県の男性(当時18)より)

依頼者の元を訪れた竹山探偵が普段の様子を見せてもらうと、たしかに父親は母親の言葉にのみ無反応。依頼者もその姉2人も「物心ついたらそうだったので、違和感はなかった」「お父さんはお母さんと喋らないもんやと思っていた」といい、周囲に話す中で「ウチおかしいな」と違和感を覚えるようになったそうだ。

母親に話を聞いてみると、話さなくなったのは23年前に2人目が生まれてから。「特別大きいケンカをしたわけでもなく。用事があって職場に電話をした時はピタッと黙ってしまった」。そのため、いずれ二人きりの生活になることを不安に思っているという。

一方の父親は、「原因と言われるとしょうもないことですけど、子どもが生まれて、子ども中心の生活になり。私は放ったらかしになったもので、スネたみたいな感じ……」と告白。最初はちょっとした「わざと」のことだったが、引っ込みがつかなくなり、今の本心は「喋りたい」そうだ。

そこで番組も協力し、思い出の場所「奈良公園」で2人きりになってもらうことに。母親が待つベンチに意を決して向かった父親は、隣に座るも、言葉を探しているのか一度は立ってしまう。しかし、もう一度腰を下ろすと、振り絞るように「随分久しぶりやな。こんな2人になるのは」。そこからは、「子どもたちがそんなに心配してるとは。今まで苦労かけてすまないと思ってます。しっかりやってくれて感謝してます。私も少しは(努力)していきますので、これからもよろしくお願いします」との言葉を続けた。

影で見守っていた依頼者は「喋った…!」と驚きの表情を見せ、姉2人は「喋ってる…」と涙。竹山探偵が2人の元を訪れると、母親は「幸せでした」と言う一方、「そうじゃないかなと思ってました」と理由に心当たりがあったことを明かした。

これを見届けたスタジオでは、竹山探偵が「僕も現場で感動して泣いちゃって」と補足。西田さんも「まいったな、こりゃ」と涙を拭っていた。

『探偵!ナイトスクープ』は、視聴者から寄せられた依頼にもとづいて、探偵局長が部下の探偵たちを野に放ち、世のため、人のため、公序良俗・安寧秩序を守るべく、この世のあらゆる事どもを徹底的に調査追求する番組。西田さんの次の局長は、ダウンタウンの松本人志が務めた。

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