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高知の地元密着観光スポット「木曜市」の見どころを現地ルポ!レアなお土産探しにも

  • 2024.11.11

高知県を旅行するなら、ぜひ1度は訪れたい「街路市」。火・木・金・日曜日に露店が並び、場所はそれぞれ異なります。今回は「木曜市」に注目。テイクアウトのランチにピッタリな田舎ずしやサンドイッチ、おにぎりなどのフードから、お土産にもおすすめの酢みかん、食べ歩きしたい名物いも天や和菓子まで。地元密着感を楽しめる木曜市を現地ルポ!

高知の「木曜市」は「日曜市」に次いで人気が高い!

全国でも珍しい、曜日ごとに開催される街路市がある高知市。現在は火・木・金・日それぞれの曜日に別の場所で露店が並びます。規模、歴史とも日本一なのが日曜市。約300店が並び、1日の人出が約1万7000人という、300年も続く青空市です。

そして日曜市に次いで人気が高いのが、木曜市。約70店が並び、日曜市より小規模ですが、その分ゆっくりと店主と交流できるんです。今回はこの木曜市の魅力を現地からお伝えします!

木曜市

場所:高知県庁前

長さ:約200m

店数:約70店

期間:毎週木曜日(1月1日・2日を除く)

時間:午前6:00頃から午後15:00頃まで

木曜市の気になる店舗をイッキ見!お土産や食べ歩きのおすすめは?

高知城をのぞむ通りにまっすぐのびる木曜市。県庁や市役所、オフィスビルが立ち並ぶ好立地です。

【筒井康代さんのお店】高知のソウルフード・田舎ずし

「田舎ずし」480円(さば寿司入りは500円)など

田舎ずしは、山の幸をふんだんに使った高知のソウルフードです。野菜を使ったお寿司は全国的にも珍しく、寿司酢には酢みかんが使われます。

寿司ネタは、たけのこ、こんにゃく、みょうが、椎茸、りゅうきゅうなどで、さっぱり手軽に食べられてくせになる味わい。土佐弁で宴会のことを指す「おきゃく」の際にも振る舞われる定番料理なんですよ。

「りゅうきゅうって何だろう?」と思っていたら「こんな野菜だよ」と筒井さんが写真を見せてくれました

「りゅうきゅう」とは、ハスイモ(サトイモ科)の葉と茎のつながる葉柄部で、独特のシャリシャリとした歯ざわりが特徴の野菜。高知では昔から日常的に食べられていたそうです。

【たねまる】大人気のサンドイッチや焼き菓子

キューバサンド、シャークチキンサンド各400円 スコーン各種180円〜など

たねまるのパンやサンドイッチは大人気。次から次へと買い求める人が絶えません。

【中田遊亀商店】売り切れ御免!干物や釜揚げちりめん

人気店「中田遊亀商店」では、この日は午前中すでに「本日の干物」が完売していました。

【大﨑餅店】しば餅70円はマストバイ

大﨑餅店のしば餅(プレーン・よもぎ・赤きび・そば粉)1つ70円

大崎餅店の看板商品・しば餅(柏餅)は4種類。プレーン(=あんこが入ったお餅)、よもぎ、赤きび、そば粉とあり、どれも1つ70円。安すぎませんか!

散策のお供に赤きびを1つ賞味。もっちりやわらかいお餅とやさしい甘さのあんこに癒されます。

「酢みかん」をお土産に!

岡林さんのお店 ブシュカン1盛り100円

山本さんのお店 直七1盛り100円

森果樹園直送のお店 すだち・ブシュカン1盛り100円〜

高知で「酢みかん」と呼ばれているのは、実を食べるのではなく、果汁を絞ったり皮を薬味として使ったりする柑橘類のこと。柚子やすだち、かぼす以外にも多くの「酢みかん」があり、料理や季節によって使い分けています。価格も手頃なので、東京ではほとんど見かけないブシュカンや直七などはレアなお土産になりそう。

【弘田さんのお店】珍しい野菜やセンスあふれるアドバイス

三毛門カボチャ1/4で320円〜、露地きゅうり1本150円〜、なす1本100円など

たくさんの野菜が並ぶ弘田さんのお店では、日本最古と言われる三毛門かぼちゃも。まったりと甘い品種で、スープにすると絶品だそう。プリンやケーキなどお菓子作りにもおすすめ。

露地オクラ1盛り100円

オクラがミニサイズだったのが気になって「そういう品種なのですか?」と尋ねると、「だってこの方が可愛いでしょ」と弘田さん。小さいうちに収穫する贅沢なオクラは、ぜひ串にさしたり切らずに丸ごと調理して可愛くいただきたいものです。まろやかな酸味の直七は「サラダには直七と塩だけ。オリーブオイルなしでもさっぱりおいしい」とセンスあふれる野菜の使い方をいろいろ教えてくれました。

【NARABIYA】国産のライ麦・小麦のパンや柚子酢(ゆのす)

カツオのコンフィのサンド550円、手しぼり柚子酢 180ml 700円〜など

国産のライ麦・小麦、県産の海塩を使ったパンが並ぶ「NARABIYA」。ご飯に混ぜて酢飯風、醤油と混ぜて手作りポン酢に、牛乳と混ぜてラッシー風など、柚子酢の使い方をいろいろ教えてくれました。

【おにぎり や農園】滋味あふれるおにぎりや無農薬野菜

おにぎり(とりみそ・じゃこ・ひじきなど)各種250円、すだち1盛り150円など

どれもおいしそうで目移りしてしまうおにぎりがズラリ。お弁当や、無農薬・無化学肥料で栽培した農産物の販売も。

【一栁良子さんのお店】冷しあめやうどんでひと休み

冷しあめ120円、冷しうどん380円など

冷しあめやレモン水、うどんやそうめんなどひと休みにぴったりのドリンクや軽食がそろう一栁良子さんのお店。

【小川鍛造】クジラのナイフが可愛い

マッコウ・ミンク・ナガス・ニクリ・サトウなど6種類あるクジラのナイフ 各2,400円

400年の伝統を持ち、切れ味と耐久性の高さを誇る「土佐打ち刃物」は、可愛いクヂラのナイフが目を惹きます。

【大平商店】高知名物・いも天を食べ歩き

大平商店「いも天」1袋400円

揚げたてが楽しめる、大平商店のさつまいもの天ぷら「いも天」。裏漉ししているのかと思うほどやわらかくホクホクのいも天は高知に来たら一度は食べたいご当地グルメです。同行した地元出身の方が「やっぱりこの味!」とうれしそうに食べていた姿が忘れられません。

今回はOMO7高知「ちっくと食べやぁ、グルメな木曜市ツアー」に参加しました!

今回は、「OMO7高知 by 星野リゾート」の宿泊者限定アクティビティ、「ちっくと食べやぁ、グルメな木曜市ツアー」に参加して案内してもらいました。事前に木曜市や高知の食文化についての豆知識を教えてくれるので、より興味深く市を楽しむことができる本ツアー。

店主と宿泊者との交流を繋いでくれるOMOレンジャー(旅先に住む友人のように地元民しか知らない情報を紹介してくれるスタッフ)のおかげで、ふらりと立ち寄った木曜市でもお店の人とたくさんおしゃべりを楽しむことができました。

木曜市にはとさでん路面電車でGO! 高知名物の謝る電車「ごめん」行きをお見逃しなく

おすすめ店舗を掲載したマップの配布や、木曜市の看板グルメ「いも天」やソウルドリンク「冷やしあめ」の試食‧試飲*もあり、お得にディープに木曜市を楽しめますよ。

*出店状況により試食‧試飲内容の変動あり。

OMO7高知 by 星野リゾート

「ちっくと食べやぁ、グルメな木曜市ツアー」

期間:2024年11月7日〜通年(雨天決行)

時間:毎週木曜日 1回目 6:55〜8:00/2回目 7:10~8:15

料金:500円

定員:各回6名

含まれるもの:レンジャーによるガイド、木曜市内での試食、木曜市マップ

*路面電車の乗車券代230円(片道)別途要。

対象:宿泊者

予約:公式サイトより前日22時までに要予約

※ただし当日空席ある場合は出発前まで受付可

 


 

※価格はすべて税込です。

※店舗や時期により商品の仕様や品揃え、価格が変わる可能性がありますので、ご注意ください。

[All Photos by Aya Yamaguchi]

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