1. トップ
  2. 暗算できる?「514–295」→小学生の問題にチャレンジ!

暗算できる?「514–295」→小学生の問題にチャレンジ!

  • 2024.12.1
undefined

計算の中でも「引き算は苦手」という方は多いのではないでしょうか。

引き算が難しく感じてしまう理由の一つは「繰り下がり」です。

この記事では、繰り下がりのある引き算を簡単にするテクニックを紹介します。

やり方は簡単なので、ぜひ練習してみてください。

問題

次の計算をしなさい。
514–295

「三桁の数−三桁の数」の計算です。

まずは自分自身で正しい答えを出せるか挑戦してみましょう。

解説

今回の問題の答えは「219」です。

ここでは、次のように工夫して計算をします。

(1)514から300を引く(514−300=214)
(2)214に5を足す(214+5=219)

元の計算は、「295を引く」という計算でしたが、「300を引く」「5を足す」という計算になりました。

同じ引き算でも「300」というキリのいい数にしたことで、暗算でも計算が可能です。

その後の「5を足す」というのは、本来295を引くところ、300を引いているので、引きすぎた5を戻しています。

このように、引く数が100の倍数のようにキリのいい数に近いとき、その数で引き、その後引きすぎた分を足して調整するとすれば、繰り下がりの計算をせずに、答えを求めることが可能です。

数学的な式変形

この計算の工夫は、数学的には次のような式変形を行なっていることになります。

514–295
=514−(300−5)
=514−300+5

まず、「295」を「300−5」と分解しています。

その後、カッコを外して「300を引き、5を足す」としました。

カッコを外す前は「−(300−5)」ですが、カッコを外したことによって「−300+5」と符号が変化していることに注意しましょう。

まとめ

繰り下がりのある引き算を工夫して計算する方法を紹介しました。

少しの工夫で暗算での計算も可能になります。

ぜひ日常生活でも活用してみてください!

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。


文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」