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どうやって計算するか覚えてる?「−3×(−3)×(−3)」

  • 2024.12.2
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学校で習っても、日常であまり使わない知識はどうしても忘れがちになってしまいます。

負の数の計算ルールも、そんな知識の一つではないでしょうか。

今回は、負の数の掛け算に挑戦です。5秒で計算できるか、試してみてください。

問題

次の計算をしてください。
−3×(−3)×(−3)

※制限時間は5秒です。

解答

正解は、「−27」です。

マイナス記号を忘れずにつけることができたでしょうか?

次の「ポイント」で計算過程を確認してみましょう。

ポイント

この問題のポイントは、「掛け算の答えの符号」です。

負の数と正の数、どちらにも使える「掛け算の答えの符号の決め方」は次の通りです。

<答えの符号の決め方(掛け算編)>
・同符号どうしの掛け算の答え→正の数(+)になる
例:1×1=1    −1×(−1)=1
・異符号どうしの掛け算の答え→負の数(−)になる
例:−1×1=−1    

この符号の決め方に従って、今回の問題を計算していきましょう。

まずは冒頭の−3×(−3)ですが、同符号どうしの掛け算なので、答えは正の数になります。

−3×(−3)×(−3)
=9×(−3)

次の計算は正の数×負の数になりますので、異符号どうしの掛け算となり、答えは負の数になります。

9×(−3)
=−27

これで答えが出ましたね。

まとめ

今回の問題は、いかがでしたか。

負の数の掛け算では、同符号どうしを掛けるのか、異符号どうしを掛けるのかで、答えの符号が変わってきます。三つ・四つの負の数の掛け算でも、順番に計算していけば答えにマイナス符号をつけるべきかどうかが分かりますよ。

計算方法が理解出来たら、ぜひ他の負の数の問題にも挑戦してみてくださいね。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。