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「謝ったつもり」が一番危険!? 『申し訳ございません』以外の【謝罪フレーズ】と伝わる効果とは?

  • 2025.1.7
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出典:photoAC(※写真はイメージです)

プライベートでもビジネスでも、「謝罪」をしなければならない場面に直面することは少なくありません。謝罪の言葉としてよく使われる「申し訳ございません」という表現。しかし実際には、この言葉以外にも場面に合わせた適切な謝罪の言葉があります。

今回は、「申し訳ございません」以外に使える謝罪の言葉について、謝罪の深さに応じた言い換え表現をご紹介します。ぜひフレーズを覚えて、相手との良好な関係作りに役立ててください。

軽度の謝罪:「失礼いたしました」「お詫び申し上げます」

業務に大きな影響のない軽微なミスや、友人や同僚など近しい人への謝罪に適した表現です。

  • 使用例:
  • メール送信ミスや、資料の誤字などの軽いミス
  • 予定変更のお詫び

目上の相手に使うとやや軽すぎる印象を与える場合があるため、基本的には社内向けの謝罪表現として用いるのが無難です。また、ミスが軽い場合でも、過剰に仰々しい表現を使うと逆効果になることがあるため、状況に応じて適切に使い分けましょう。

中度の謝罪:「心よりお詫び申し上げます」「謹んでお詫び申し上げます」

取引先とのトラブルや、業務上の大きなミスなど、一定の影響がある場合に用いる丁寧な表現です。

  • 使用例:
  • 納期遅れや商品の不備
  • 顧客や取引先への重要な連絡ミス

この表現は、社内外問わず使えるため、ビジネスシーンにおいて広く活用できます。ただし、誠意を込めて伝えることが重要です。機械的に使うと真意が伝わらない場合もあるため、注意しましょう。

重度の謝罪:「弁解の余地もございません」

重大なミスや大きな損失を招いた場合など、深刻な場面で用いる謝罪表現です。

  • 使用例:
  • 取引先に多大な迷惑をかけた場合
  • 大規模なトラブルやプロジェクトの失敗

このような場面では、言葉遣いだけでなく、態度や表情、誠意ある対応が求められます。言い回しを覚えて形式的に伝えるのではなく、相手への真摯な姿勢が伝わるように心掛けましょう。

自分の言葉で誠意を伝えることが大切

謝罪は、度合いや状況に応じて適切な表現を選ぶことが重要です。軽率な言葉選びや状況にそぐわない表現を使うと、相手の感情を逆なでしてしまう可能性があります。また、決まりきった文言では誠意が伝わりにくい場合もあります。

本当に謝罪を伝えたい相手には、可能であれば直接会い、自分の言葉で気持ちや態度をしっかりと示しましょう。誠意を持って謝ることで、きっと相手に想いが伝わるはずです。



ライター:能美黎子(のうみれいこ/ @reikonohmi
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行っている。