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『お疲れさまです』実は失礼になることも!? ビジネス挨拶の【NGマナー】とは

  • 2024.12.27
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出典:photoAC(※写真はイメージです)

ビジネスシーンで頻繁に使われる労いの言葉「お疲れさまです」。
仕事中や仕事を終えた人に対して、慰労や感謝の気持ちを込めて使われる便利な表現です。しかし、その意味や正しい使い方をしっかり理解している人は意外と少ないのではないでしょうか?

今回は、「お疲れさまです」に代わるビジネスシーンで適切な挨拶表現をご紹介します。シーンごとに使い分けるポイントも解説しますので、ぜひ参考にしてください!

その1:「お世話になっております」

「お世話になっております」は、社外の人に対して使える丁寧な挨拶です。

  • 使用例
    初めての連絡では「初めまして」と言い換えましょう。ただし、入社時や異動先の部署で「これからお世話になります」という意味を込めて使用する場合は適切です。
  • ポイント
    ビジネスメールや電話の冒頭でも使われる定番フレーズで、感謝のニュアンスが伝わります。

その2:「失礼いたします」

退室や退社時には、「お疲れさまです」ではなく**「失礼いたします」**が適切です。

  • 使用例
  • 目上の人がいる部屋への入退室時。
  • 自分が先に退社する際。
  • 注意点
    「お疲れさまです」は多くの場面で使えますが、入退室時や正式なシーンでは控えるべき表現です。「失礼いたします」を使い分けて、印象を良くしましょう。

その3:「ご苦労様です」は目上に対してNG!

「ご苦労様です」は目上の人が目下の人を労う際に使う言葉です。そのため、上司や先輩に対して使用するのは不適切とされています。

  • 代わりに使う表現
    「お疲れさまです」が無難で好印象です。迷ったときは、丁寧な言葉遣いを意識しましょう。

シーン別に上手に使い分けることが大切

「お疲れさまです」は便利なフレーズですが、相手や状況によっては失礼にあたる場合もあります。適切な言い換え表現を知り、使い分けることで、ビジネスマナーをさらに向上させましょう。

状況に応じた挨拶を使うことで、相手に好印象を与え、スムーズなコミュニケーションを築くことができます。ぜひ、日々の挨拶で実践してみてください!



ライター:能美黎子(のうみれいこ/ @reikonohmi
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行っている。