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「その作法、アップデートしてる?」現代版【飲み会マナー】の新常識とは?

  • 2024.12.21
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出典:photoAC(※写真はイメージです)

マナーは、ビジネスに関わらず相手を思いやる気持ちを表現するためのコミュニケーションの一環です。しかし、その形は時代や環境に応じて変わっていきます。

特にビジネスマナーでは、「そのマナー、本当に必要?」「正直、面倒」と疑問や不満を感じる人も少なくないのではないでしょうか。

例えば、飲み会の場で「ビールのラベルは必ず上にしないといけない」というマナーを聞いたことがある方も多いでしょう。

今回は、この「ビールのラベルは必ず上にしないといけないのか?」に言及しつつ、ビールを注ぐ際のマナーについてご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

1.お酌をする際、ビールのラベルは必ず上にしないといけない?

正解は、ラベルを上に向けて相手からも見えるようにしてお酌をするのが無難です。

2.その理由は?

お酌をする際は、ラベルが相手に見えるようにし、瓶の底に近い部分を右手で持ち、左手を注ぎ口付近に添えるのがマナーです。

理由は以下のようにさまざまです:

  • 注ぎ口から垂れたお酒がラベルを汚さないようにするため
  • お酒の銘柄を相手からよく見えるようにするため

いずれにしても、これはルールではなくマナーです。お酌の作法を気にする方がいる以上、理由の如何にかかわらず、ラベルを上に向けて注ぐのが無難でしょう。

3.ビール瓶の持ちかたにも気をつけよう

「ビール瓶の持ち方なんてあるの?」と思う方もいるかもしれませんが、実は持ち方にもマナーがあります。

正しい持ち方は以下の通りです:

  • 右手で瓶の底を持ち、左手で瓶の側面を支える

この持ち方を意識するだけでも、相手への敬意や気遣いが伝わります。

「相手への思いやりの気持ち」を大切にしよう

「誰への気遣いなのかわからない」と感じる形式的なマナーは、時代の変化とともに「不要」と判断されることもあります。

しかし、大切なのは形式ではなく、ビジネスマナーの本質である『相手への思いやりの気持ち』です。状況や相手に応じて、敬意や気遣いを伝えるために、そのマナーが必要かどうかを臨機応変に判断しましょう。



ライター:能美黎子(のうみれいこ/ @reikonohmi
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行っている。