『脱いだ上着を膝にかける』はNG？！　訪問先に入る際の【正しいアウターの脱ぎ方】とは？

2024.11.26

だんだんと寒い季節となりアウターを着用され始めた方も多いのではないでしょうか。特に外回り営業の方は、他社への訪問にはコートを始めとした防寒具が欠かせませんよね。

訪問先で、上着の脱ぎ方、置き方、置く場所について困った経験はありませんか？「どのタイミングで脱げばいいのか」「上着をどのように持っておけばいいのか」など、疑問に思った方も多いかと思います。

今回は、訪問先に入る際の防寒具の脱ぎ方やたたみ方、置き方についてQ&Aにてご紹介をします。ビジネスマナーを今一度確認しておきましょう。

Q1.訪問先、コートはどこで脱ぐのが正解なの？

正解は、「訪問先企業に入る前に玄関の外で脱ぐ」です。

訪問先に到着したら、建物の中に入る前にコートマフラー手袋などの防寒具を脱ぎましょう。集合ビルなどではエントランスでコートを脱ぐといいでしょう。また、雨や雪などが降っているなど外で脱ぎづらい場合には、企業の受付で名乗る前には必ず脱ぐようにしましょう。

Q2.コートの正しいたたみ方、持ち方は？

正解は、「コートは裏返し、鞄を持たない方の腕にかけて持ち歩く」です。

コートなどのアウターは、両肩の部分を内側から手で挟み、内側が外側に来るようにくるりと裏返します。外気と触れている表面の汚れや花粉などを室内に持ち込まないために裏返しにたたむのが基本と覚えておきましょう。
また、たたんだコートを持ち歩く際は、二つ折りにして鞄を持たない方の腕にかけて持ちます。

Q3.脱いだ上着はどこに置く？

正解は、「上着は裏返してバッグの上に置く」です。

脱いだコートは小さくたたんで、足元に置いたバッグの上に置きましょう。バッグの上に置く際は、二つ折りでは大きいため三つ折りまたは四つ折りにするといいでしょう。

また、椅子の背もたれや寒いからといって上着をたたんで置かずに膝にかけるのはマナーNGです！手袋やマフラーなどの防寒具は上着を脱ぐ際と同様に訪問先の入り口で取り外しバッグの中にしまいましょう。

スマートな振る舞いを目指そう！

訪問先の入り口で上着を脱いだ後のたたみ方や置き方を知らなかったという方も少なくないかと思います。たたみ方や置き方で、残念な印象を持たれないようしっかりと覚えておきましょう。

大切な訪問先でのあなたのスマートな振る舞いが、信頼を高めるチャンスにつながります。

ライター：能美黎子（のうみれいこ/ @reikonohmi）
大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。
今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行っている。