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「すべては腸内環境改善のおかげ」薬の効き目がアップ、体重も10kg減少した腸内環境の整え方とは

  • 2024.11.5

40代を過ぎてから、月に数回ほど月経前症候群(PMS)や、肩凝り、疲れなどから頭痛に悩まされるように。頭痛のたびに市販薬を服用していたところ、だんだんと効かなくなってしまったのです。次第に、医師の処方箋が必要な薬を頼るようになっていました。ダイエットの食事法を勉強していたところ、腸内環境を整えれば薬の効きも良くなるという話を聞き、実践してみてわかったことをお伝えします。

若いころは薬が効き過ぎる体質だったのに

頭痛のとき、20代までは薬剤師がいなくても購入できる市販薬(アスピリン配合の鎮痛剤)を1回2錠のところ、1錠だけ服用すればスッキリしていたのです。30代になると、1回2錠服用しないと鎮静作用が得られなくなっていました。40代になると、2錠服用しても改善が得られず、薬のパッケージに記載されている服用間隔の6時間たつのを待って次の2錠を飲み、ようやく痛みから開放されるようになっていたのです。

さらに40代も半ばになると、もうこの鎮静薬では効かなくなっていました。月に2~3回ひどい頭痛に悩まされ、寝込んでしまうことさえあったのです。限界を感じた私は、かかりつけの産婦人科に駆け込み、医師の処方箋が必要なロキソプロフェン配合の鎮静剤を服用するようになりました。その薬でさえ改善を感じられないときがあり、近い将来もっと強い薬を頼るようになるのか、もしかしたら頼れる薬がなくなってしまうのではないかと不安に襲われるようになったのです。

そんな不安の中、メタボ予備軍でもあった私は、オンライン講座でダイエットのための食事法について勉強していたところ、腸内環境を整えれば、薬の効き目も良くなるという話を聞いたのです。これは実践してみるしかないと思い、食事の改善に取り組むことにしました。

腸内環境を整えるために実践したこと

私が腸内環境を整えるためにしたことは、大きくわけて3つです。1つ目は排便を促すこと、2つ目は善玉菌を増やすこと、3つ目は生活習慣を整えることでした。これら3つを達成するために実践したことは次の通りです。

朝、寝起きに1杯の水を飲み、胃腸を目覚めさせます。朝食後にトイレに行く習慣もつけました。朝は7時、昼は12時、夜は19時というように毎日3食同じ時間帯に食事をとるようにし、20時以降は何も食べないようにしました。就寝までに3時間以上空けることで、腸内の食べ物が消化されてから眠りに入ることができ、質の良い睡眠を確保できたのです。

食べる量よりも質にこだわり、善玉菌を増やし、排便を促すために食物繊維を積極的にとるようにしました。努めて取り入れたのは、ひじきや切り干し大根、高野豆腐といった乾物や、わかめや昆布といった海藻類、しいたけ、えのきだけ、しめじといったきのこ類でした。主食も、白米から玄米に替えました。

学んだダイエットの食事法によると、水分も毎日2.5リットル必要と聞いたため、努めて飲むようにしました。ちなみに、普段の食事から1リットルほどはとれているそうなので、水分摂取は1.5リットルを目安にしました。

本当に薬の効きが良くなっていた!

無理な食事量の制限をおこなわずに質だけを見直し、生活を改めたところ、ダイエットにありがちな便秘に見舞われず、むしろ排便が促されて、おなかはスッキリしていきました。3カ月で10kg減り、体脂肪率も4%落ちたのです。

ダイエットを始めて半年ほどたったある日、頭痛を感じ、いつも通り病院で処方された薬を服用しようと思ったものの、切らしていることに気付きました。仕方なく、家にあったアスピリン配合の鎮静薬を2錠飲んでみたところ、しっかり効いているではありませんか。かなりの驚きでした。

小学校の理科でも習いますが、人は食べ物を口にすると、胃で消化され、小腸に送られて栄養分と水分のみが吸収され、残りカスはすべて大腸を通って排出されます。この無駄のない流れこそ、ダイエットの最重要ポイントなのだそうです。ただこの一連の行程は、腸内環境が整っていればこそです。

薬もまた同じだそうです。腸内環境が整っていればこそ、成分がきちんと吸収され、効き目を発揮してくれます。腸内が乱れていると、いくら薬を飲んでも効き目を得られないのは当たり前なのです。

まとめ

ダイエットの食事法を勉強するまで、腸内環境に興味を持ったことすらありませんでした。いかに、栄養バランスに欠けた食事内容や、悪い生活習慣が体に悪影響を与えていたことか。肥満になるということだけではなく、薬の効きまで悪くしていたのです。

食事を整え、生活習慣を見直したことで、腸内環境は整いました。腸内環境の改善は、ダイエットにつながり、飲んだ薬の作用も適正に発揮されるということが身をもってわかったのです。どんどん強い薬へ移行し、いつか効く薬がなくなってしまうのではという不安からも解放してくれました。これからも良い腸内環境を保っていけるよう、気を付けて生活していこうと思います。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

著者:竹みか/40代。1男1女の母。食べるのも作るのも大好きぽっちゃりオバチャンだったが一念発起。ダイエットに目覚め、体重15kg、体脂肪率7%落とすのに成功。今も絶賛継続中!

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています


監修者:医師 黒田 あいみ 先生

美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。Zetith Beauty Clinic医師(東京都中央区銀座4丁⽬2-17 銀座111レジャービル13階)。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著書に『アスリート医師が教える最強のアンチエイジング』(文藝春秋)。

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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