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【漫画】なぜか8月8日をループし続けるJK、“今回も”神様に出会った真相に「考えようによってはちょっとホラーだな」の声

  • 2024.11.5
8月8日をループし続ける少女が神様と出会う話 画像提供/さしみしんさん
8月8日をループし続ける少女が神様と出会う話 画像提供/さしみしんさん

【漫画】何度も8月8日をループするJKと社の神様の出会いに「私も永遠に夏休みを過ごしたいな」の声

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『#タイムリープヴィレッジ』を紹介する。作者のさしみしんさんが、8月24日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、6000件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、さしみしんさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。

永遠の夏休みを過ごす女子高生と神様の物語

『永遠の夏休みを過ごすJKの話』(1/31) 画像提供/さしみしんさん
『永遠の夏休みを過ごすJKの話』(1/31) 画像提供/さしみしんさん

「やっばいやっばい」「道迷った〜」と森の中を歩くのは、女子高生の穂乃花。「お父さんの言ってた映えスポットどこにあるのさー」などとボヤきながら歩いている。すると目の前に、古びた大きな鳥居が現れた。

穂乃花は木に止まって鳴いているセミを横目に、階段を登って境内で手を叩きお参りをする。そんな穂乃花は、この場所辿り着いたのは初めてではないという。どうやら8月8日をループしているようだ。

お参りを終えて穂乃花が目を開けると、先ほどまで石だった蛙が女の子へと変身して目の前に現れた。「ブッすな顔じゃの〜」という女の子に驚いた穂乃花は「ギャアァァァァ!!」と白目を剥く。そんな穂乃花のことを驚かせた女の子は、自分のことを“神様”だという。

落ち着きを取り戻した穂乃花は、8月8日をループしている時に毎回この場所で“神様”と遭遇していると思い出した。

8月8日をループしていることを“神様”に話して、あることを相談してみる穂乃花だったが…。

この漫画を読んだ人たちからは、「ヒントはところどころにあったのか…」「私も永遠に夏休みを過ごしたいな」「発想がおもしろかった!」「考えようによってはちょっとホラーだな」など、多くのコメントが寄せられている。

さしみしんさんは「喜怒哀楽を描くのが好き」

『永遠の夏休みを過ごすJKの話』(2/31) 画像提供/さしみしんさん
『永遠の夏休みを過ごすJKの話』(2/31) 画像提供/さしみしんさん

――『#タイムリープヴィレッジ』を創作したきっかけや理由があればお教えください。

さしみしんです。よろしくお願いします。「ずっと夏休みで良いな」夏休みにそんなことを考えるZ世代のJKと、今では本質的にその意味を理解されているのかいないのか分からない、現代に残された忘れられた神社風景を描きたいなと思ったのが一つ。あとは自分は地方出身で、地元周辺の地図を見てみると今は管理はされていないが、確かにそこに神社という場が多く点在し、一時期そこを巡っている時期がありました、首都圏の人口集中により地方の若者離れが叫ばれる現代で地方なりの良さを感じて欲しいキッカケとして、マニアックではありますが、私自身好きな廃神社を選びました。

――藤原が驚いた時のリアクションに思わず笑ってしまいました。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。

1ページ1ページ何かが違うことに気づいていただければと思います。あと、藤原ほのかの『設定』と心情に注目してもらえたらと思います。

――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

『次の日なんてこなくて良いのだ、だって夏休みだもん』という場面です。自分はネームを考える時、思い立った場面を描いていって最後に繋げて行くのですが、一番最初に思いつき描いたのがこの場面で結構お気に入りです。あとは本当か嘘かわかりませんが、藤原ほのかの好きな人にぱんつを見られたから神頼みして記憶を消してもらおうとする行動は、なんか人間らしくて良いなと…このようなループ作品だと、どうやって元に戻るのかがテーマになるパターンが多いように感じます、そのアンチテーゼとして戻らなくても良いと思う人がいていいじゃないか!と思うんです。

――普段作品のストーリーはどのようなところから着想を得ているのでしょうか?

古書に触れたり、詩を読んだり、ベターにストーリー脚本の本を読んだり、本から着想得ることは多いですね!あと美術館の何気ない展示を歩いてみたり、映画も漫画も見るのは好きですが引っ張られすぎないようにしてます。最近は鈴木大拙先生の『禅と日本文化』という本が面白かったです。あとは何気なく神社仏閣に行ったり、何でもない芝生の上や山で坐禅を組んだりしていると良いアイディアが浮かんできたりします。自分は普段会社員をしているため、絵で勝負というよりはストーリーにめちゃくちゃこだわりを込めてます。自分が何回か見直して面白くなければボツになったりします。。

――作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか?

表情とかにはこだわりあるかもです、本作では表情読まれないように意図してるのでちょっとわかりづらいですが、喜怒哀楽を描くのが好きです!構図とか、線画の綺麗さとかは日々精進ということで…

――今後の展望や目標をお教えください。

会社員をしながらコンスタントに作品を出せればと思います。読者の方に楽しんでいただくことと、モヤモヤが残るのが何よりですので!

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!

今はスポコンで卓球の漫画を描いていて、今年中に出せればなって感じですが、これからも色々挑戦して試行錯誤していこうと思いますので応援よろしくお願いします!

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