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最新アイアン一気試打!今秋No1はバランスがいいあのシリーズ

  • 2024.11.5

恒例の“一気試打”は年イチの人気企画だが、今年は夏以降にイチ早く紹介したい“Newアイアン”が多数発売!

ということで、鹿又芳典と編集部が試打インプレッションする「アイアン一気試打“秋の陣”」をお届けします。

キャロウェイ APEX Ai200

SPEC
●ヘッド素材/ボディ:軟鉄鍛造、ウレタン・マイクロスフィア、タングステンウエイト、フェース:[#4-7]鍛造カーペンター455 スチール+ Ai スマートフェース、[#8-AW]17-4 ステンレススチール
●ロフト角/ 30 度(#7)●長さ/ 37 インチ(#7)●重さ/約426g(MODUS³ TOUR 105・#7)
●シャフト(フレックス)/ N.S.PRO MODUS³ TOUR 105(S)、N.S.PRO 950GH neo(S)
●価格/ 21 万1200 円(#5-PW・6 本セット)、3 万5200 円(#4、AW・1 本)

鹿又:ロフト30度の7Iで今秋のNo.1!

もともとAPEXシリーズはバランスがよかったですが、新作のAi200はそれを極めた印象です。打感がよくて形状もストレート、飛距離性能も高くてミスヒットに強い。そのうえでスピンも入るので全部門で総合力が高い。

ドライバーのヘッドスピード42m/秒前後、平均スコア80から90のゴルファーが1番ハマるアイアン。個人的には7番アイアンがロフト30度前後のモデルでは今秋のNo.1だと思いました。

編集M:アスリート好みとやさしさを兼備

APEXシリーズ全体のなかではアスリート寄りに位置するモデルで、打感のよさなどフィーリング面はしっかりプロ・上級者好み。そのテイストがありつつ、ミスヒットに強い寛容性の高さも兼備しているので、切れ味とやさしさのバランスが絶妙なアイアンです。

キャロウェイ APEX Ai300

SPEC
●ヘッド素材/ボディ:軟鉄鍛造、ウレタン・マイクロスフィア、タングステンウエイト、フース:[#4-7]鍛造カーペンター455 スチール+ Ai スマートフェース、[#8]17-4 ステンレススチール+ Ai スマートフェース、[#9-AW]17-4 ステンレススチール(フェース)
●ロフト角/ 29 度(#7)●長さ/ 37.25 インチ(#7)●重さ/約422g(950GH neo・#7)
●シャフト(フレックス)/ RECOIL DART 6 for Callaway(ワンフレックス)、N.S.PRO 950GH neo(S)、N.S.PRO 750GH neo(S)
●価格/ 21万1200 円(#5-PW・6 本セット)、3 万5200 円(#4、AW・1 本)

鹿又:中級者が使える+5ヤードの飛び系

Ai200と比較するとグースネックでトップラインが厚いAi300。決して1番手以上飛ぶわけではありませんが、一般的なアイアンより5ヤード以上は飛距離が伸びるちょい飛び系で、Ai200より初速が出ていました。

Ai200同様に打感、形状、飛距離、寛容性のバランスがいい。オートマチックにストレートボールを打ちやすいので、平均スコア90台のゴルファーにオススメです。

ライターN:下側ヒットに強くて払い打ちでも飛ぶ

ダウンブローに打ち込まなくても、払い打ちで弾道に高さが出て、スピンも入ってくれるアイアン。Ai200よりもミスヒットに強くて、とくにフェースの下側で打っても飛距離がほとんど落ちませんでした。ツアーモデルみたいな雰囲気ですが見た目以上にやさしいです。

キャロウェイ APEX Ti FUSION

SPEC
●ヘッド素材/ボディ:鍛造430 ステンレススチール、ウレタン・マイクロスフィア、インナータングステンウエイト、フェース:[#4-7]鍛造6-4 チタン+Ai スマートフェース、[#8-AW]鍛造6-4 チタン
●ロフト角/ 30.5 度(#7)●長さ/ 37 インチ(#7)●重さ/約423g(#7)
●シャフト(フレックス)/ N.S.PRO950GH neo(S)
●価格/ 35 万6400 円(#5-PW・6 本セット)、5 万9400 円(#4、AW・1 本)

鹿又:これは反則!?Ai200の5年後の未来モデル

Ai200のコンセプトを継承しつつ、さらに進化させたのがTi FUSION。フェースにチタンフォージドを使ったことで打感もソリッドで気持ちいいし、ミスヒットに強くて飛距離のバラつきが抑えられます。

5年後に発売される未来のアイアンを打っている感覚。素材、製法ともに最高峰の技術を結集しているので、価格はセットで35万円以上。いい意味でズルいアイアンですね。

ライターN:ボールスピードの速さと唯一無二の打感

あきらかにボールスピードはAi200より速いし、弾道の最高到達点も高いので、キャリーが5ヤード以上は伸びていました。振り心地もいいし、鍛造製法とチタン素材を融合したフェースの打感もすごくいい!今までのアイアンになかった唯一無二の打感でした。

つるや ワンサイダー Ji+S

SPEC
●ヘッド素材/[#6-9]450 マレージング一体構造、[PW-SW]ソフトステンレス一体構造
●ロフト角/ 32 度(#7)●長さ/ 36.875 インチ(ONESIDERJi+S 専用カーボン・#7)
●重さ/ 375g(専用カーボンR・#7)
●シャフト(フレックス)/ ONESIDER Ji+S 専用カーボン(R、S)、ダイナミックゴールド95(S200)
●価格/ 10 万4500 円~(#5-PW・6 本セット)、2 万900 円~(AW、SW・1 本)

鹿又:スコアメイクしやすいやさしさが満載の短尺

ワンサイダーシリーズはやさしさ重視。新アイアンも7番アイアンで36.875インチ(カーボン)なので、一般的な7番アイアンに比べると約半インチ(約1.25センチ)くらい短い。短尺設計によって芯に当てやすくなっているのが最大の特徴です。

慣性モーメントが大きいのでミスヒットに強いし、ソール幅が広いのでダフリのミスも軽減してくれます。7番アイアンなのに8、9番アイアンのやさしさでした。

編集M:0.5インチ短いだけでこんなに違う!?

通常より0.5インチ前後短いだけでこんなにも違う!?と驚きました。短いぶん振りやすい、正確に当てやすいけど、アレコレ考えずにスイングするだけで、真っすぐ高く飛ぶ! ミート率と方向性がいいので「短いから飛ばない」とはまったく感じませんでした。

いかがでしたか? この記事を参考に、自分にあったアイアンを探してみてくださいね。

試打・解説=鹿又芳典
●かのまた・よしのり/多くのゴルフメディアで活躍する人気クラブコーディネーター。現役ツアープロのクラブ調整やサポートだけでなく、ジュニアゴルファーの育成にも注力している。

構成=野中真一、編集部
写真=相田克己
協力=ジャパンゴルフスクール

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