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読めますか?珍しい名字「麻植」“あさうえ”とは読みません

  • 2024.11.5

珍しい名字を知る

読めますか?珍しい名字「麻植」“あさうえ”とは読みません
読めますか?珍しい名字「麻植」“あさうえ”とは読みません

「麻植」さんは、徳島県を中心に見られる珍しい名字。現在の徳島県にあたる阿波国の麻植郡をルーツとし、現在も徳島県徳島市と吉野川市に集中しています。

麻植氏は、古代よりヤマト王権の朝廷祭祀を司った名門氏族である忌部氏に従属した職業集団である地方忌部氏の一つ、阿波忌部の子孫といわれています。

忌部とは、穢れを忌む集団という意味があります。忌むとは、神事によって穢れを祓い身を清めることです。

阿波の麻植氏というと、戦国時代に内山城の城主であった麻植持光が知られていますが、持光は天文21年(1552年)に岩倉城主三好康俊の家臣である藤原平右衛門友清によって攻められ、城を脱した後に討死し麻植氏も滅びました。

 

麻植 = おえ

 

 

「麻植」は、おえと読む名字です。徳島県にあった麻植という地域をルーツとし、現在も徳島県を中心に800名ほどいらっしゃるそうです。

「珍しい名字を知る」とは
日本の名字は、読み方の違いまで含めれば30万ほど存在すると言われています。中でも珍しい名字、その読み方や由来、現在でも多く存在するエリアも合わせてご紹介していきます。

 

 

参考図書:難読苗字辞典 新藤正則著 湘南社、47都道府県・名字百科 森岡浩著 丸善出版

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