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いつも“感じのいい人”が心がけている 【ちょうどいい気づかいのコツ5選】 自分も相手も居心地のいい関係性に!

  • 2024.11.5

教えてくれたのは……川原礼子さん

シーストーリーズ代表取締役。アメリカですし店の女将を務めたあと、リクルート社で社員研修にあたる。著書に『気づかいの壁』(ダイヤモンド社)。

#01 決断のハードルを下げる

相手が答えやすいよう質問を変えてみる

仕事でも日常生活でも、人は日々決断を迫られているもの。相手に決断させるハードルを下げるのも気づかいのひとつ。たとえば、後輩の仕事の進捗が気になるとき。ただ「大丈夫?」と聞けば、相手は「大丈夫です」と答えてしまいます。そこで「今は何をやっているの?」と聞けば、「ここまで進んだのですが、実は困っていて…」と、答えるハードルが下がるのです。あいまいな質問ではなく、答えを限定して聞くことで、意思疎通がスムーズに。

#02 心の準備をしてもらう

予告しておくことで相手のストレスを減らす

急に予想していないことを言われると、人はストレスを感じます。例えば「明日の10時に会議室に来て」と言われたら、その夜はドキドキして眠れないかもしれません。「明日、●●の件で教えてくれる?」と、前もって知らせておけば、相手は準備する時間ができるはず。会議の前に「話を振るからね」と予告しておく、少し「電話で話したいんだけど今からいい?」と連絡するのも、今の時代には欠かせない気づかいです。

微妙なニュアンスを伝えやすい電話。いきなりかけるのではなく、前もって知らせることが気づかいに。

#03 情報を共有する

必要な情報を提供したらあとは判断に任せる

なにかを教えられるとき、相手の考えを押し付けられるとそれがストレスに。逆の立場で考えて、情報をあたえたらあとは考えてもらうこと。叱るときも、くどくど言うのではなく、必要なことを伝えて話を打ち切りましょう。たとえば後輩が大事なプレゼンに向かう日は、「失敗しないようにね」とこまごま注意するのもNG。「今日だったね」とさりげなく一言声がけするだけのほうが、相手はよほど心強く思うことができます。

#04 「覚えているよ」の安心感

ちゃんと様子を見ていると、ほどよいときに、伝える

気づかいの基本は相手のことをよく見ておくこと。たとえば、会社の中でもこまごまとした仕事を率先してやっている人がいるはず。タイミングを見つけて、その人に感謝の気持ちを伝えましょう。「誰も気づいていない」という寂しさを抱いているとしたら、気づいたあなたに感謝するはず。また、気軽にしがちな「今度、ごはんに行こうね」という小さな約束も、ちゃんと実行したり、約束したことを「覚えているよ」と、伝えて。

身近な人の行動に気づいているなら、感謝の気持ちを言葉にすることが、気づかいです。

#05 スペースに踏み込まない

雑談が苦手なタイプには無理にしゃべらせない

気づかいのつもりで雑談をしているのに、相手はそっけない返事ばかり…。そんな時にも、無理にしゃべらせようとするのは、おせっかい。「ソーシャルスタイルという人の言動を4つに分ける分類があります。感情表現を抑えるドライバーやアナリティカルは、そもそも雑談をあまりしないタイプで、日本人のおよそ3〜4割が当てはまるとも言われています。むっとしたりするのではなく、相手のスタイルを尊重するのが◎。

ソーシャルスタイルは、アメリカのデビッド・メリル氏が提唱した、人の言動を4つのスタイルで分ける理論。感情表現が抑えめなアナリティカルやドライバーと接するときは、相手のかかわり方を尊重して。

text:Ema Tanaka illustration:Kaho Yamaguch

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