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【気が利く人になる9つのコツ】 よくあるシーン別、こんなときどうする? お互いが気持ちよくなる気づかい

  • 2024.11.6

教えてくれたのは……川原礼子さん

シーストーリーズ代表取締役。アメリカですし店の女将を務めたあと、リクルート社で社員研修にあたる。著書に『気づかいの壁』(ダイヤモンド社)。

#01 初対面での会話、どうしよう

自分の話題をしゃべって人となりを知ってもらう

初対面での軽い雑談は、人間関係を円滑にするために大切。でも、右ページのように、雑談が苦手な人もいます。自分から話したがらない人でも、話を聞くのが嫌いとは限りません。そんなときは、あえて自分の身の回りの話や、関心を持っていることを話すのもひとつの手段。こちらの人となりが多少でもわかれば、無口な相手も親しみを感じてくれるようになるはずです」。

#02 おもてなしや贈り物をするとき

相手の好きなものを、さりげなく用意する

日ごろの会話の中で相手の好きなものを覚えておいて出すのが◎。その時に、「●●さんと食べたいと思って、用意しておきました」と、そっと出すのがスマート。「これが好きでしょ!」とやたらとアピールするのは、感謝を強要されているような気分で押しつけがましくなります。あくまでもさりげなくすることがおもてなしです。

#03 言いにくいお願いを伝えるには

相手の知識や経験を頼りにしていると伝える

職場などで、めんどうなことをお願いしなければならないとき。相手に「やっかいごとを押しつけてきた」と思われると、あとあと響いてしまう場合も……。「『~こういう理由であなたにお願いしたい』ということを伝えられるといいでしょう。相手の経験や知識を尊重して、あえてお願いしている、ということが伝われば、相手もいやな気分にはなりません」

#04 リモートワークで悩む意思疎通

電話やカメラオンの打ち合わせで様子を確認する

メールやチャットだけのやり取りだと気づきにくいことも。たまにカメラをオンにしたリモート打ち合わせで、互いの様子を確認するといいでしょう。話が通じずもどかしい、元気がない気がする…などのときは、「これから電話していいですか?」と切り出すのも◎。そのとき、業務以外の雑談をはさむことで、意思疎通がよりスムーズになります。

#05 親戚やご近所さんとの会話で

さらっと受け流してあとは忘れるのがいちばん

親戚やご近所さんなど、価値観の違う人に、家庭内のことや個人的なことでアドバイスされて困惑することも。気の利いた返し方は?「『気にかけてくれありがとうございます』『そうですね、考えてるところなんですよ~』と、さらっと受け流して話を打ち切るのがいちばん。『 なんであんなことを言うんだろう??』などと悶々と考えてもその時間がムダです」。気になったときは、楽しいことをして気分のリセットを。

#06 不幸があった人へ言葉をかけたい

相手をいたわる声がけで思いを伝えればOK

家族など身近な人を亡くした人への声がけは、難しいもの。「忌引きを終えて出社したり、近所で顔を合わせる機会では、ひとまず『大変だったね』『何かできることがあったら言ってね』と、軽い声がけにとどめておきましょう。自分の気持ちがまだ整っていない状態のときは、過剰に心配されたり悲しまれるのも、負担になるものです。『体を大事にしてね』と、本人をいたわる言葉をかけるのもいいでしょう」。

#07 お礼に気の利いた一言を添えたい

相手にプラスのエネルギーを分けられる言葉を考えて

ものをいただいたり、なにかを褒められたりしたときは、ただ「ありがとうございます」と返すだけでは気の利かない印象になることも。プラスのエネルギーになるような一言を返せるといいでしょう。たとえばお土産をいただいたら「うちの家族は、みんなこれが好きなんですよ」とか、子どもが褒められたら「お友だちが応援してくれて、本人もがんばれるみたいです」などの言葉を用意して。

#08 せっかくのお誘いだけど……。

興味がないことははっきり伝えること

興味がない誘いなら、「私、キャンプは、苦手なんです」と、バッサリ断ったほうが、相手も納得しやすいはず。相手のことがいやではないというのを伝えたいなら、「おいしい店があるから今度ランチにいきましょう!」などと、別の提案をするのもいいでしょう。つき合いたくない相手からのお誘いは、やんわり断り続けるしかありません。

#09 「誰だっけ?」思い出せない!

自分から名乗ったり過去のことを話してみる

仕事の場で顔を合わせて名前を思い出せないなら、自分から「ご無沙汰しております、 ●●です」と名乗ったり、「名刺が変わったので…」と名刺交換を頼むのがスムーズ。うまくいかない場合は、「以前、あの場所でお会いしましたよね…」と、話を振ってみて。相手は名前を忘れられていることに気づかないかもしれません。

text:Ema Tanaka illustration:Kaho Yamaguch

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