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【私たちの更年期】麻生久美子×山本未奈子「筋トレ、睡眠、腸活で更年期を乗り越え、いまは楽しくできています」【対談Vol.3】

  • 2024.11.4

更年期の不調をそれほど感じていない麻生久美子さんが、これからのために、更年期と今向き合っている、美容家・起業家の山本未奈子さんにインタビュー。更年期うつになり半年休職したという山本さんは服薬や自律神経を整えることで回復。対談最終回は腸活や睡眠の質向上など、山本さんが実践した生活習慣を伺います。


【睡眠・運動・食事。すべてを見直すことから】

TALK「自律神経を整え、回復していった」

麻生 山本さんの自律神経の整え方を具体的に教えてください。 山本 朝日を浴びて、体内時計を整えることを大事にしています。あと、セロトニンの量を増やして睡眠の質を上げることも意識しています。セロトニンの量を増やすことが、睡眠の質向上にかかわるメラトニンを増やすことに繋がるので。 麻生 セロトニンって、どうやったら増やせるのですか? 山本 睡眠に重要なセロトニンを増やすには、トリプトファンという必須アミノ酸を補給することが大切なんです。体内では作れないので。トリプトファンは、豆腐、味噌などの大豆製品や乳製品にも含まれています。私は乳糖不耐症なので乳製品は避けているため、サプリメントで腸活しています。腸活すると腸内環境が改善されて、セロトニンの生成が活性化されるといわれています。あと運動も大事です。 麻生 腸活! とても興味があります。お通じやむくみにも関係するんですよね。腸がつらくなってくると、メンタルに来る。今、撮影で大阪に通っているのですが、環境が変わると、とたんに腸の対応力が落ちて敏感になりますね。

TALK「倒れてからでは遅い、少しずつケアして」

山本 環境変化の影響は大きいですよね。食事で添加物を減らしたり、グルテンフリーを心がけたりすることで、結構改善できました。 麻生 私もオーツミルクにしたりしています! ジムにも通い始めました。自律神経を意識したわけではないけど、実は少し対応できているのかも?(笑) 仕事に子育て、自分のケアと、忙しくてストレスにならないよう気をつけて行っています。 山本 仕事と子どもの予定が重なると、人に助けてもらうようになりました。できるだけ無理しすぎないようにコントロールしています。筋トレ、ヨガと運動時間も確保しています。筋肉は裏切りません!(笑) 更年期の不調を乗り越えて、今は楽しくできています。自分に合った対策やケアをチョイスしていけばいいのかなと。あの時のように倒れてから気づくのでは遅い。少しずつケアしていくことで、更年期は楽しく過ごせると思えるようになりました。 麻生 そうですね! 山本さんのお話を聞いていたら、思っていたより実践できそうです。もし更年期の症状が出たら、病院に行っていきなり薬での治療が始まるのかな?と不安だったのですが、自律神経を整えるよう心がけることで、不調になる前にケアできるのがいいですね。今から心と体をケアする生活を心がけたいです。

☑不調を乗り越えた山本さんからのアドバイス

【お話を伺ったのは】

麻生さん:ジャンプスーツ6万8200円、中に着たブラウス4万7300円(ともにトゥジュー/トゥジュー 代官山ストア) タートルネック2万2000円(ハイク/ボウルズ) イヤーカフ〈左〉1万3750円、〈右〉1万15 50円、リング〈右〉各11万100円(すべてマリア ブラック/マリア ブラック 表参道店) ブレスレット8万8000円、リング〈左〉2万9700円(ともにアサミ フジカワ/ショールーム セッション)

左:麻生久美子さん
1978年6月17日生まれ、千葉県出身。出演映画『カンゾー先生』で第22回日本アカデミー賞新人俳優賞をはじめ数々の映画賞を受賞。近作にドラマ『unknown』(テレビ朝日)、『ユーミンストーリーズ』第2話(NHK)、映画『ラストマイル』など。連続テレビ小説『おむすび』(NHK)にてヒロインの母親役として出演中。 右:山本未奈子さん
美容家・起業家として女性誌など様ざまなメディアで情報発信する傍ら、 自らプロデュースするウェルネスブランド「SIMPLISSE/シンプリス」や超吸収型サニタリーショーツブランド「Bē-A〈ベア〉」なども手がける。


撮影=酒井貴生〈aosora〉 スタイリング=青木千加子(麻生さん)ヘア&メイク=ナライユミ(麻生さん)、堀 紘輔〈plus nine〉(山本さん) 取材・文=増田美加(女性医療ジャーナリスト) ※GLOW2024年11月号より ※もっと話そうHello Femtechプロジェクトは、宝島社の雑誌合同で、フェムテックを啓発しています

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