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2024年秋、コーデュロイパンツが復活した理由

  • 2024.11.4
エミリー・ラタコウスキー
Celebrity Sightings In New York - December 21, 2023エミリー・ラタコウスキー

70年代のムードを醸すコーデュロイパンツがにわかに注目を集めている。今シーズンは、ヴィンテージライクなベルボトムではなく、デニムのトレンドと同じようにゆったりとしたバギーフィットを選ぶのがポイントだ。

ザ・ロウTHE ROW)が2024年春夏コレクションで、抑制の効いたオレンジのバギーパンツを発表し、ワードローブの定番に新たな息吹をもたらしたことで、このコードの復活は確固たるものとなった。ミュウミュウMIU MIU)もパンツ、ブルゾン、バッグなどにコーデュロイ素材を採用し、このアイテムのカムバックに大きな役割を果たしている。

ザ・ロウ 2024年春夏コレクション
ザ・ロウ 2024年春夏コレクション

コーデュロイというと、フレアのシルエットや70年代のヒッピー文化を思い浮かべるかもしれないが、実は90年代のミニマリズムにもルーツがある。ジョン・F・ケネディ・ジュニアの妻でありその時代のスタイルアイコンでもあったキャロリン・ベセット=ケネディは、ブラウンのコーデュロイパンツを愛用し、ブラックのハイネックニットとブラウンのレザーのローファーを組み合わせていた。

ダコタ・ジョンソン
Celebrity Sightings In New York - May 31, 2024ダコタ・ジョンソン

シェミナ・カマリによるクロエ(CHLOÉ)が大きな話題を呼び、70年代の“ボヘミアン”を彷彿とさせる様々なアイテムがランウェイやストリートを彩った今年は、ブラウンを多用したスタイルであっても時代遅れだとはみなされないだろう。スタイリングは、バギーなブルージーンズをコーデュロイ素材に変えるだけで良い。上の写真のダコタ・ジョンソンは、白いTシャツ、肩に巻いたアウター、キャップ、アディダスADIDAS)のスニーカーと合わせ、このムードを完璧に表現しているのだ。

Photos: Getty Image,Gorunway.com(THE ROW) Text: Emma Spedding Adaptation: Reona Kondo From: VOGUE.COM

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