1. トップ
  2. 恋愛
  3. 読めますか?日本の伝統色「青丹」“せいたん”とは読みません

読めますか?日本の伝統色「青丹」“せいたん”とは読みません

  • 2024.11.4

日本の伝統色を知る

青丹(あおに)
青丹(あおに)

日本の伝統色「青丹」とは……

色は少々暗めの黄緑色をしている青丹ですが、この青丹色の「青」は緑色を指しています。もともとは「青土」と書いて「あおに」と読まれており、だんだん「青丹」へと変化していきました。顔料や化粧料に使われた古代の色で、古くは奈良時代から色名があり「岩緑青(いわろくしょう)」とも呼ばれていた歴史を持ちます。

青丹 = あおに

 

奈良時代の常陸国の地誌『常陸風土記』には、「青き紺(はなだ)の如く、画に用いて麗し」という描写が見られ、美しい色として親しまれていたことがわかります。「青丹」は、あおにと読みます。

R81 G110 B65 #516E41/青丹(あおに)

「日本の伝統色を知る」とは
美しい日本の伝統色、その漢字の読み方、色の背景なども合わせてご紹介していきます。いにしえから紡いできた日本の感性をともに味わってみましょう。

 

 

参考図書:「美しい日本の伝統色」PIEインターナショナル刊、「365日にっぽんのいろ図鑑」暦生活著 玄光社刊

元記事で読む
の記事をもっとみる