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【素敵なおうち訪問】 家事にもインテリアにもメリハリを。自分に合わせた暮らしのアイデア(藤井さん宅後編)

  • 2024.11.5

藤井さんのおうちDATA

夫婦ともに建築やインテリアが好きということもあり、二人が国内外で触れてきたものをたくさん取り入れたインテリア。
自分たちの暮らしの考えやイメージに呼応するように生まれたのが八角形の特徴的な空間でした。

・間取り:2LDK
・世帯人数:三人暮らし

PROFILE
藤井さん(会社員)、ご主人(会社員)、子ども一人

各地に足を運び、長く大切にできるものを迎え入れる

こだわりのインテリアたち

長く住み続けたいと思う住まいだからこそ、お部屋のインテリアも、ともに時を刻んでいけるようなものを選んでいる藤井さん。こだわりの家具は各地を訪れて集めたそう。

「家づくりのテーマの一つに、『経年変化を楽しむこと』があります。時間が経つにつれ、古くなり劣化していったり、飽きてしまったりすることなく、時間が経つにつれて味わいが深まるような家になるといいなと思っています」

リビングのインテリアにはどれもエピソードがあるそう

「その思いが一番実現できているのはリビング、ダイニングです。家具は、夫婦揃っての旅⾏や仕事で⾜を運んだ各地の家具屋さんで、お店の⽅と楽しくお話ししながら選んだものたちです」

木とカバーの色合いが美しいチェア

「私が毎日使っているダイニングチェアは長野県にあるhalutaさんで購入したものです。特徴などを伺いながらいろいろな椅子に座らせてもらって選びました。食事だけでなく、在宅ワークの時間などオンオフどちらでも使っていますが、座り心地も見た目もよくて気に入っています」

ご主人の琴線に触れたサイドボード

リビングの入口近くに置かれたサイドボードには、ご主人の好きなレコードがびっしり。こちらは関西の70Bアンティークを訪れた際にピンときて購入し、一目惚れだったそう。

自分で楽しんでできることは丁寧に行う

こまめな手入れで長く愛せるように

住まいもインテリアも長く大切にしていきたいと考えているからこそ、そのお手入れも楽しめるように意識していると話す藤井さん。

「家具や住まいのフローリングなどの手入れは、自分でも楽しんでできることなので、こまめに、そして丁寧にできるよう意識しています」

オイルやワックスで丁寧に磨き上げる

「家具の表面を塗ったり、床の拭き掃除をしたりとオイルやワックスを使って磨き上げています。手入れをした後のインテリアや床の潤い加減を見ると、達成感もあってより住まいが好きになれます」

大切に手入れされた家具は佇まいが美しい

住まいのテーマでもあった経年変化を楽しむために、手入れの時間も大事に考えている藤井さん。家具や住まいの一つひとつを大切にすることで、住まい全体も味のある空間になっているようです。

細部の経年変化も楽しんで

「家具だけでなく、床やキッチン、洗⾯台などに、⽊や真鍮、⽯などの⾃然素材を多く取り⼊れているので、使うほど味わいが出てくるのも楽しみにしています」

苦手な家事は家電に頼って効率的に

美しい木の食洗機は、大容量サイズ

日々の暮らしには、住まい以外に子育てもあり、時間のやりくりが大切。好きなことに時間がかけられるよう、苦手なことは思い切って楽をすることも大事にしているという藤井さん。住まいの機能性を高め、無理のない暮らしにも取り組んでいるようです。

「性格的に家事が得意な⽅ではないので、効率化できるところはとことん楽をしています。具体的には、⾷洗機、洗濯乾燥機、掃除ロボット、そしてお⾵呂の⾃動洗浄も導⼊しています」

キッチン収納も計画的に

「造作のキッチンは、住まいを建てる際に持っている、使おうとしている器や道具の数を整理して、十分な収納スペースがとれるようにしました」

見せる収納だけでなく、隠す収納も十分に用意できていると忙しいときや急な来客時にも住まいを整えるのが楽になりますね。

使い勝手のいいパントリー

部屋の用途に応じたインテリア選び

寝室はリビングと異なるインテリアの色合いに

「寝室はブルーのカーペット敷きに映えそうな⽩や⽊の家具を選んでいます。家族だけで過ごす部屋なので、家具はIKEAや無印良品など、⼿の届きやすい価格のものを選んでいます。 部屋の目的や空間に合わせた家具選びを意識することで、無理なく居心地のよい空間が作れるようにしていますね」

部屋の中心を広くとることを意識したレイアウト

「設計⼠さんが家具好きな私たち夫婦と関わるなかで「模様替えを楽しめるように」と提案してくださった住まいですが、現在はまだ小さい息⼦に合わせて広いスペースづくりを意識し固定化しています。今後、子どもの成⻑とともに気分で様々な家具配置を試していきたいなと思っています」

住まいを建てた直後だけでなく、住みながらのその時間の経過も楽しんでいく。まだまだお部屋の楽しみ方も好きだと思える瞬間も増えていきそうな藤井さんの住まいでした。

photograph & text:Tsubottle
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