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【気づかい上手な人の考え方】 こう思うと自分も相手もラクになる! 心地いい人付き合いの距離感とは

  • 2024.11.5

教えてくれたのは……川原礼子さん

シーストーリーズ代表取締役。アメリカですし店の女将を務めたあと、リクルート社で社員研修にあたる。著書に『気づかいの壁』(ダイヤモンド社)。

考え方❶ 自分の心の壁を乗り越える

自分の心の壁は、一度乗り越えてしまえば、なんということはないもの。
気づかいを表現できるだけで、心が軽くなるのを実感するはず。

気負わずに、自分から声がけするのが 第一歩

気づかいをするハードルが圧倒的に高いのは、声がけする瞬間。「断られたらどうしよう」という思いはいったん脇において、よいと思うことを実行しましょう。
そのとき、断られてしまったとしても、それはたまたま相手が欲していなかっただけ。次の機会も断られるわけではないので、躊躇しなくてOK 。基準は、「自分がされてうれしかったことをする」です。
また、「人が見ていないから」「何の得にもならないから」というコスパ重視の考え方は捨てて、自分がよいと思うことを実行しましょう。

心の壁を乗り越えるには……
□ 断られてもどうということはない、と気づく
□ 人が見ていないときこそ行動する
□ 相手がどう思うかではなく自分の感覚でOK

断られてもOKの気持ちを持つ

電車で席を譲るとき。「断られたら決まりが悪い」なんて思わないでOK。誰も悪い気分にはなりません。

不安そうな人には声がけしてみる

不安そうな訪問者を見つけたら、「どちらへ行かれますか?」と率先して声がけを。

考え方❷ 相手の心の壁を尊重する

気づかったつもりが、いつの間にか相手の心の領土に踏み込んで、無用なおせっかいに。相手を尊重する姿勢が関係を好転させます。

相手を決めつけるのは領土を侵す悪い気づかいに

自分と同じく相手にも心の壁があり、そこに踏み込まないことも、大事な気づかいです。たとえば退職したいけれど「私がいなくなったらどうなるんだろう…」と悩むのも、気づかいのようで「自分がいないと仕事が回らない」と決めつける、相手の領土に踏み込む考え方。そのあとどうするかは残された人が考えることだからです。

後輩あるいは子どもに注意するときも、「前にも言ったよね」といういい方は、相手のことを決めつける行為。「どうしてこうなったの?」と、冷静に話を聞けば、相手は自分が尊重されていると感じられます

心の壁を尊重するために……
□ 相手の感情に入れ込みすぎない
□ 自分で決めるべきところに踏み込まない
□ 断る余地を与える

相手のことを決めつけない

「前にも言ったよね」という言い方は、前もミスしたから同じだろうという決めつけで、領土に踏み込む行為。

相手の問題に無理に介入しない

落ち込んでいる相手に、無理に理由を聞き出すのもNG。「何かあったら言ってね」くらいにとどめるのが◎。

text:Ema Tanaka illustration:Kaho Yamaguch

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