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水族館写真家・銀鏡つかさが水族館に通う理由。「その施設にしかない個性が必ずあるから」

  • 2024.11.4
イトマキエイ
©Tsukasa Shiromi

海の世界へ誘う、圧巻の展示構成!

学生時代、中村元さんの著書『全国水族館ガイド』を読んだのがきっかけで、水族館巡りを始めました。日本には100以上の施設があって、全国津々浦々、どこの館も個性豊かで、その違いを知れば知るほど、のめり込んでいきました。

大学時代、建築を学んだこともあり、展示構成に特に目が行きます。中でも胸打たれるのは〈沖縄美ら海水族館〉。スロープを降りながら水槽を見ていくと、浅瀬から深海へと海を潜っていくような構成になっています。

特に〈熱帯魚の海〉は秀逸。天井から自然光が入る設計で、スロープを降りるにつれて浅い岩場から洞窟の景観になり、大量に降り注いでいた光がひと筋になる。水槽を区切ることなく、一つの沖縄の海の世界観を表現している展示構成には脱帽します。

有料バックヤードツアーもすごくて、毎回1グループ限定で、一人で参加すれば解説員の方と1対1の完全プライベート。気が済むまで質問したり、好きなポイントでじっくり観察させてもらえたり、生き物好きにはたまらない時間です!

イトマキエイ
©Tsukasa Shiromi

Information

沖縄美ら海水族館

4種のイトマキエイが舞う大水槽が圧巻の〈沖縄美ら海水族館〉。海の世界に没入できる展示構成には息を呑む。

住所:沖縄県国頭郡本部町石川424 海洋博公園内
TEL:0980-48-3748
営:8時30分~18時30分
休:ウェブサイトで確認を
入場料:一般2,180円
HP:https://churaumi.okinawa/

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水族館写真家・銀鏡つかさ

銀鏡つかさ(水族館写真家)

しろみ・つかさ/1994年東京都生まれ。学生時代から水族館巡りを始め、102館に足を運ぶ。2020年から写真活動を開始しSNSで発信中。著書に『日本の美しい水族館』(エクスナレッジ)。
HP:https://tsukasa-aquarium.com/

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