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松本若菜“美羽”との再会を願う深澤辰哉“冬月”…ラスト5分の息をのむ展開<わたしの宝物>

  • 2024.11.3
冬月(深澤辰哉)が帰国して波乱の展開へ (C)フジテレビ
冬月(深澤辰哉)が帰国して波乱の展開へ (C)フジテレビ

【写真】子どもの写真を喫茶店のマスター・浅岡(北村一輝)に見せる宏樹(田中圭)

松本若菜が主演を務めるドラマ「わたしの宝物」(毎週木曜夜10:00-10:54、フジテレビ系/FOD・TVerにて配信)の第3話が10月31日に放送。予告から注目されていた美羽(松本)と冬月(深澤辰哉)の再会シーンにもSNSが沸いた。(以下、ネタバレを含みます)

男女3人のもつれあう感情を描く“ひりつく大人の恋愛ドラマ”

本作は、夫以外の男性との子どもを、夫との子と偽って生んで育てる「托卵(たくらん)」を題材にした、ひりつく大人の恋愛ドラマ。大切な宝物を守るために悪女になることを決意した1人の女性とその夫、そして彼女が愛した彼、3人のもつれあう感情を完全オリジナル脚本で描く。

托卵という禁断の選択をする主人公・美羽を松本、美羽の夫で大手商社に勤める優秀な会社員だが家庭では美羽にきつく当たり、モラハラまがいの発言をたびたび浴びせている神崎宏樹を田中圭、美羽の中学生のころの幼なじみで、学生時代から互いに思いを寄せていた冬月稜を深澤辰哉(Snow Man)が演じる。

冬月が美羽を好きになった瞬間が明らかに

滞在していたアフリカで同僚と共にテロに巻き込まれた冬月。2人と一緒に渡航していた莉紗(さとうほなみ)がとっさについてしまったうそで一度は冬月が亡くなったことになったが、1カ月ほどして誤解はとけた。だが、日本で最初のときほどに報じられることはなく、身内を除いてまだ知らない人も多い。美羽もその一人だ。

帰国した冬月は亡くなった同僚の遺族のためにできる限りのことをしたいと決意する一方で、思い出すのは美羽のこと。

アフリカに発つ前、美羽と話していた冬月は、中学時代に夢だったバスケットボールの活動がけがのためにできなくなった自分にとって美羽の言葉が救いになったことを打ち明けていた。「欲しいものとか、夢とか全部諦めても、すてきなものはなくならないよ。世界には、すてきなものがいっぱいある。それをまだ知らないだけ」。美羽は全く覚えていなかったが、当時、家の事情で諦めなければならないことが多く、そう考えていたことを思い出した。

その言葉をかけられたときから美羽のことが好きになったのだ。

美羽が冬月との思い出の図書館へ…

美羽との思い出の図書館を訪れた冬月は、職員から美羽が心配していたことを聞くが、連絡先までは分からないと言われた。

冬月はなんとか美羽に会えないかと仕事の準備を抜け出して出かけようとする。そんな冬月に莉紗の「私なら好きな人が生きてるって聞いたら、待ってないで会いに行くけどな」という言葉が突き刺さる。

そんな中、娘の1カ月検診に出かけた美羽は、付き添ってくれた宏樹の「どっか行きたいとこない?」という好意に甘えて、図書館に立ち寄る。

「返したいものがあって」という美羽は、娘を宏樹に任せて一人で図書館の中へ。整然と並んだ書棚の間を歩きながら、大人になって冬月と再会した日々のことを思い出す美羽。そして、冬月が中学時代に宝探しゲームをしようとしていたことにならい、美羽の作った思い出の“しおり”をそのときと同じ本の中に隠した。

宏樹を娘の父として歩み始めた美羽は、「これは持ち続けちゃいけない。冬月くんのことは私の心の中に永遠にしまっておく」という決意の表れだった。

区切りをつけて帰ろうとしたとき、美羽の視線の先に冬月が。「やっと会えた」とつぶやいた冬月は美羽を抱きしめた。

2人が再び会える可能性が高い場所は、図書館。その予測もあって、美羽が図書館を訪れたときから再会までのラスト約5分は、まさに息をのむ展開。本来であれば感動的だったかもしれない。しかし、第3話はモラハラ夫だった宏樹が、娘が生まれたことで優しく変化していった様子をほとんどの時間をかけて、じっくり丁寧に描いた。

視聴者はそんな宏樹に注目していたため、SNSには「あああああああ」「うわあああああ」と声にならない叫びが並び、「冬月くん、ごめんアフリカ戻って」「冬月君、今じゃない」「タイトル『悪魔の図書館』にしてくれ」などの投稿もあった。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

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