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秋は肌荒れが加速する季節! プロが教える秋肌の正しいトリセツ

  • 2024.11.3

1年で最も肌が荒れるといわれる“秋”。この時季、いかに肌トラブルを避け、起きても最小限に留めるための方法をヘアメイクアーティストの日熊さんに教えていただきました。毎年、秋に肌が荒れてしまう人は必見です!

大人世代は、まず肌を効果的に休ませよう

私たち人間は疲れたら眠るように、肌にも休息できる環境を意識して作ることが第一に必要です。
質のよい肌の休息に、まずは「洗顔」が重要。特別な洗顔が必要ということではありません。肌を清潔に保つという、基本をまずは押さえましょう。

次にマッサージ。美容ローラーやカッサ板を用いて、お顔のマッサージを行います。
このとき、あらかじめ蒸しタオルなどで顔を温めておくと効果的です。お風呂で湯船に浸かると、疲れがとれてグッと体が休まるのと同じです。
この工程は、じつはすごく重要。例えば運動をする前に準備体操をしないとケガをしやすくなりますよね。それと同じで、顔のこりをほぐし、リンパを流して肌状態を整えることは、肌が栄養をしっかりと吸収できる土台を作りあげていることなのです。
代謝が落ちてくる大人世代は、とくにこの工程はマストで行いましょう。こりをほぐすときに使う器具について、とくに指定はありません。むしろこういう器具はそれぞれによさがあります。そのため、その日の気分やこりの状態に合わせて、複数を使い分けるのも◎。

おすすめは「リファ カラットフェイス&プロ」。微弱電流と遠赤外線、磁力を使い分けて効果的にマッサージができます。
もうひとつは、「MDNASKIN オニキスブラック」。こちらは遠赤外線を放射する炭素の機能に着目した美容ローラー。つまんだときの動きが絶妙で、重厚なマッサージができます。

肌の休息にシートマスク! その前に…

清潔な肌をしっかりほぐしてやわらかくしたあとは、栄養補給をしましょう。
シートマスクでパックをする前に、化粧水を塗布するのがポイントです。
疲れきった肌ほど、皮ふの水分が枯渇しています。乾ききった大地に肥料をまいても吸収が悪いのと同じように、水分が枯渇した肌にいきなりシートマスクをはっても、経皮吸収しづらいのです。水分とは、皮ふに成分を浸透させるためのガイド役。代謝が落ちている大人世代の秋肌はとくに、化粧水をシートマスク前に塗布するとよいですよ。コットンを水にぬらして軽くしぼってから化粧水を含ませると、ムダなく効率よく化粧水を使えます。

大人の肌におすすめの化粧水は、「ライスフォース プレミアムパーフェクトローション」。肌の水分保持機能を改善する有効成分ライスパワーNo.11αを高濃度に配合。うるおいをサポートするヒアルロン酸のほか、美容成分がたっぷりと含まれているのも特長。

シートマスクは、高級品、プチプラ問いません。100均のフェイスマスクでもまったく問題ありませんが、今の時期は「CICA(シカ)」成分が入ったシートマスクがおすすめです。

また、秋の肌荒れに悩まされると、なにが効果的なのかわからず思いきって、スキンケアやメイク用品の使用を控える「肌断食」に挑戦してしまいがちです。しかしながら、肌断食をした秋の肌は、肌疲労により硬く黒ずみやすくなっていますので、顔のマッサージを小まめに行うとよいですよ。リンパの流れがよくなることで、柔軟で本来のバリア機能をしっかりと備えた素肌を維持しやすくなります。

肌荒れしがちなこの季節も、正しいトリセツを知って健やかで美しい肌を目指しましょう!

取材・文/高田空人衣

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