生の鰹に火入れしたなまり節を、食べやすくほぐして、エスニック風味のサラダにしました。たっぷりの薬味とアツアツオイルの香りで食欲がさらにアップ!料理研究家のワタナベマキさんに大好きな食材とそれを使ったレシピを教えてもらいました。
■“なまり節と九条ねぎのオイルがけ”のつくり方
焼津になまり節の取材に行ったことがあり、それ以来よく買うようになりました。なまり節は味つけされていないので、甘くも辛くも自由自在。煮物にするだけでなく、焼いたり炒めたり、身をほぐしてサラダ風にしたりと調理の幅も広がる便利な食材なんです。
◇材料 (2~3人分)
なまり節:120g
九条ねぎ:4本
生姜:1片分(せん切り)
塩:少々
胡麻油:小さじ2
白煎り胡麻:小さじ2
A :
・ 黒酢:大さじ1
・ みりん:大さじ1
・ ナンプラー:小さじ2
・ 胡麻油:小さじ2
・ 赤唐辛子:1/2本分(小口切り)
(1)下ごしらえ
なまり節は表面の水気を拭き、塩をなじませる。
(2)ねぎをカットする
九条ねぎは斜め薄切りにし、水に3分ほど浸す。水気をしっかり拭き、生姜と合わせる。
(3)炒める
フライパンに胡麻油を中火で熱し、①を粗くほぐして入れ、炒める。表面に焼き目がついたら胡麻を加えてさっと混ぜる。器に盛り、②をのせる。
(4)仕上げ
フライパンにAを入れて中火にかけ、ひと煮立ちしたら熱々のうちに③にかける。
――教える人
「ワタナベマキ 料理研究家」
料理研究家。食材や調味料の組み合わせのセンスが抜群で、つくりやすいレシピが人気。自身の食のブランド「wa&_(ワンダー)」で、新しい発想の調味料も提案している。
この記事は『四季dancyu2023 秋』に掲載したものです。
文:佐々木香織 写真:安彦幸枝