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今一番行きたい国・ベトナムの古都をレポ!【ベトナム・フエ通信・現地グルメも】

  • 2024.11.3

Xin chào!(こんにちは) 初めまして。現在ベトナムのフエという都市に滞在しているマサ先生と申します。現地の中学校・高校で日本語を教えたり、日本の文化を紹介する活動をしています。
ベトナムといえば、円安でも他の国に比べて物価がそれほど上がっておらず、日本人が旅行を楽しめる国として話題♪ 現地から役立つ情報をたくさんリポートしたいと思います!

みなさん、フエという町を知っていますか? 僕は正直ほとんど知りませんでした(笑)。ベトナム自体行ったことがなかったので、ハノイ、ホーチミン以外は基本ノーマーク。所属先から「フエに行ってください」と言われたとき、「フエってどこだっけ!?」とあわてて地図を調べたのでした。



ベトナムは3つの地域に大別することができます。首都・ハノイがある北部、最大の商業都市・ホーチミン擁する南部、そしてここ中部にフエは位置しています。ベトナム第3の都市・ダナンから車で2時間ほどの距離。
日本からの直行便はなく、旅行の際はハノイやホーチミン、ダナンで乗り継ぐ必要があるため、ベトナム好き・旅好きのかたを除くと日本人にはちょっとマイナーな場所かもしれませんね。

慣れない異国、名前さえ怪しかった町での暮らしは不安でいっぱいでしたが、いざ生活しはじめるとじつに快適! 楽しい!
まだあまり知られていない(と思う)この町やベトナムの魅力を、毎回テーマを変えてこれから少しずつお伝えできればと思います。

今回は、フエの魅力をダイジェストでさくっとご紹介!


なんといっても、フエの特徴は「ベトナム最後の王朝が置かれていた古都」だということ。1945年まで存在していた阮朝(グエン朝)の都であり、王宮や皇帝の陵墓などが世界遺産として登録されています。中国やフランスに支配されてきた歴史を持つため、建造物もさまざまな様式があり、これを見るだけでも訪れる価値あり!
僕もまだすべてを回りきれていないので、こちらはあらためて紹介しますね。

街歩きで欠かせないのが、旧市街と新市街を隔てるフォン川。漢字だと「香河」と書き、上流で産出されていた沈香(香木)が名前の由来のひとつだとか。なんてロマンティック! 新市街側から向こうを眺めると、王宮のシンボルであるフラッグタワーを望むことができます。川沿いの散歩道をてくてく歩くのが、最近のお気に入り。学校での授業が終わって、おだやかな川の流れを見ていると、それだけで幸せな気分になります。川がある街っていいですね。


忘れてはいけないのが、グルメの数々。ベトナム料理のなかでも「フエ料理」というジャンルが存在するほど、フエにはオリジナルの料理がたくさんあるんです。
たとえば、日本でもたまに見かけるブンボーフエ。ブンは米粉で作った丸麺、ボーは牛肉のこと。牛のだしがよく出ているスープはピリ辛で絶品! スープの味や牛肉の形状などに個性が出るので、いろいろ食べ比べるのが楽しい。相場は3万~4万ドン(180~240円)でしょうか。ベトナムの麺料理といえばフォーが定番ですが、フォーをあまり見かけないほど、フエでは麺といえばブンのようです。

そして、フエといえば「バイン系」の料理も豊富。ベトナム風サンドイッチ=バインミーや、ベトナム風お好み焼き=バインセオは日本でも有名ですね。バインはざっくりいうと粉ものの総称らしく、麺、ケーキ、スナックなどいろいろなものの名前にバイン=Bánhがつけられています。

たとえばバインベオ。ベトナム全土にある料理ですが、フエのバインベオは生地を小皿に入れて蒸し、仕上げに干しえびをのせて仕上げます。米粉生地なので、食感はもちもち! ほかにもバインナム、バインエップなど、まだ食べられていないバイン料理がたくさん💦
王朝があったフエでは宮廷料理の文化も受け継がれていますから、食を楽しむ旅なら間違いないですよ!


ダイジェストでお伝えしましたが、いかがでしたか? 次回以降は一つ一つのテーマを掘り下げて詳しく紹介していこうと思います。
フエに限らず、ベトナム旅行で役立つ情報もたくさんお届けする予定ですので、よろしくお願いします。

読んでくださり、
Xin cảm ơn!=ありがとうございます♪

※価格(為替レート)は2024年10月現在のものです。あくまで目安として参考にしてください。

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