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糖尿病の数値が悪化…なのに「甘いものでも食べよう!」と、まさかのお誘い!?<母の認知症介護日記>

  • 2024.11.3

アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんは、新たに認知症専門の病院に通うことになりました。病院へは、先に姉・なーにゃんとあーちゃんが待ち合わせをして、そこにワフウフさんが合流してから向かいます。しかし、最近のあーちゃんは、なーにゃんが用意しているA4の大きなメモを見ても、待ち合わせが困難な状態です。電話の取り方もすっかり忘れてしまい、連絡はあーちゃんから電話がかかってくるのを待つだけに……。さらに、検査を受けに行った病院で問診票を書くとき、これまで数えきれないほど書いてきたはずの住所の一部が書けなくなっているのを見て、やはり症状はどんどん進行しているのだと、ワフウフさんはショックを受けてしまいました。

新しい病院からの紹介状を持って、初めての病院でMRI検査を受けることになったあーちゃん。紹介状があるから……とワフウフさん姉妹は安心していたのですが、検査前の診察で「物忘れがひどいんですか?」と女医さんが発言! あーちゃんも顔が強張ってしまい、診察室は重苦しい雰囲気に。しかし、検査後はそんなことはすっかり忘れていたようで、特に問題なく帰宅できました。いろいろな検査を終え、あとは結果を聞くだけとなりましたが、楽しみなようで楽しみではなく……複雑です。

甘いもの、食べすぎ!

あーちゃんのインスリン注射の日。遅れて病院に行くと、あーちゃんはすでに受付を済ませて待合室で本を読んでいました。

……振り向いたあーちゃんを見てビックリ。派手なこの眼鏡は一体!?

いつもこれだとあーちゃんは言いますが、私は初めて見ます。

気になって、姉に確認してみると……。

そうだと思った……。

先日、大量のお菓子や甘いものを購入していたレシートが財布に入っていたのを見て、心配していた持病の糖尿病の数値。残念ながら、4カ月連続で悪化していました。さすがにキツく言ったところ……。

相変わらずお菓子なんて食べていないと言います。

いつも通り、ドヤ顔です。

財布の中から証拠を見つけていると言うと……。

なぜか突然、アイスを食べていることを認めました。

そして、私をねぎらうつもりなのか、甘いものでも食べましょうとお誘いを受けたのです。……ダメだ、こりゃ!

あーちゃんの持病である糖尿病のインスリン注射の日。私は少し到着が遅くなってしまったのですが、あーちゃんはすでに受付を済ませ、待合室で本を読んでいました。そこまではいいのですが、なぜか色付きの眼鏡をかけています。ただ、あーちゃんはそれを「老眼鏡」だと言ったので、姉と老眼鏡を作りに行ったとき、色を付けたのかと納得。しかし、あとでこっそり姉に確認すると、やはりそれはサングラスとのこと。一応、度は入っているようですが、普通に考えて室内で本を読むときに、サングラスを選ぶのって変では……?

つい先日、あーちゃんの財布からこれでもかというほどアイスやお菓子を買っているレシートが出てきたのですが、やはり糖尿病の数値も悪くなっていました。4カ月連続で数値が悪くなり続けている上に、体重も増加……! さすがに診察後、きつめに注意しましたが、お菓子は買わないようにしていて、自己管理していると言い張ります。しかし、私がレシートの存在をにおわせると態度が一変……。アイスは「1日1本だけよ!」と、突然アイスを食べていることを認めました。

この日、甘いものを控えるように、何度もあーちゃんに釘を刺しました。しかし、数分前の記憶すら怪しい今の状態で、ちゃんと理解ができるわけもなく……。病院帰りに「甘いものでも食べましょうか!」と誘ってくる始末。……ダメだこりゃ!

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サングラスをかけながら本を読んでいる姿を想像すると、ちょっと笑ってしまいそうになりますが、その行動も認知症が影響しているのだと思うと、自分が知らないところで違和感のない行動ができているのか心配になってしまいますね。そして、糖尿病のほうも依然として数値が悪化している状況なので、心配は尽きません……。買った記憶も食べた記憶もないので、自己管理は大変そうです。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

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著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ

ベビーカレンダー/シニアカレンダー編集室

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