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中学受験『国語』が苦手な息子。よく見ると漢字が全然書けてない! 毎朝ドリルを導入したら驚き変化が

  • 2024.11.3

前回【小5で入塾し、圧倒的最下層からスタートした息子の中学受験。8か月経った今どうなったか?】の続きです。偏差値最下層から何とかボリュゾに持ち込んだ小5長男。今年の2月から入塾し、ボリュゾに持ち込んだ時期は7月ちょうどくらい。『夏休みがヤマだ』と思い、ある作戦を練ることにします。今回はその作戦とともに、お届けします。え~~さて。『国語』に関して。楽勝の方もいらっしゃると思いますが、『酷語』だよ~~と困っている人も多いと思います。しかも、一概に【国語が苦手】と言っても、苦手っぷりは多岐に渡ります。ちょっと過去のお話をさせて下さい。3年前。長男が小2だった頃。漢字の定着が壊滅的でした。気がついたのは3学期の2月頃だったと思います。何の気なしに、学校から返却された漢字のテストを見たのです。

えっ…半分ギリギリ取れてるくらいじゃん!

焦った私はその週末、長男と2人で漢字のドリルを買い、小2の漢字を書かせてみました。すると・・漢字が書けない。それより何より、書くのが遅い。1文字の書き直し、たとえば縦の棒が短く、もう一度継ぎ足す等、時間を取られる。バランスも悪く字が汚い。想像していた以上に『字が書けない』。これには気がつきませんでした。当時、長男は学校で出る漢字ドリルの宿題を学童で取り組んでいました。宿題は、基本、毎日ちゃんと仕上げているようで、これに関しては安心していました。

宿題していたらよし

親としては、そう思っていたのです。担任の先生から個別に「学力に問題がある」と言われたこともなく、クラスでも目立つ訳でも注目されることも特にない、その他大勢のモブな児童。でもな~、ちょっと小学校低学年にしても、書くのが遅すぎる。あまりにも書けない様子にビックリしたので、宿題の時はどのような取り組み方をしているのか、学童の先生に問い合わせてみました。電話で学童の先生がこう話してくれました。「学童で他の子どもが遊んでいる中、宿題に取り組んでいますよ。とってもよく頑張っています。でも、漢字ドリル1枚仕上げるのに1時間くらいかかっていますね。友達や上級生が遊んでる姿をチラチラ見ながら、またドリルに戻って。という感じですよ。」元々、行動が遅く、テキパキしているキャラではない長男。まぁ、宿題をしているのならばいいか。思考回路をそこでストップしてしまった私は、『子どもが宿題をしていたら、それでOK』と捉え深く考えませんでした。何なら次の漢字テストではドリルのおかげか?そこそこの高得点を取ったので「まぁいいか」と放置を決め込んだのです。しかし、この『まぁいいか』が3年後、国語成績不振へと見事につながるのです。うん。その前に前提の説明をしましょう。『国語』って中学受験【塾】においてどんな立ち位置かお話させてください。子供が中学受験塾に通うまで知らなかったのですが、中学受験塾は『算数』にすこぶる力を入れます。我が家が通う大手塾も『算数の テキスト』は沢山の種類があります。■通常授業■計算問題集■図形問題集■今まで習った所をランダムに出す問題集■その他プリント等テキストだけをみても算数が重要なことが分かります。しかし、『国語』に関しては思っていた以上に手薄です。■漢字問題集■語句問題集■授業で使う問題集以上です。しかし、我が長男を含む国語が平均点に届かない子供は、

国語のブラッシュアップこそが胆になります

算数に比重を置くべきという塾の言うことは概ね正しいですが、現時点でコンスタントに算数の確認テストで8~9割取れているのならば、国語に重きを置くべきかもしれません。算数の難しい問題をうーんうーん言いながら時間を使い難問を解くよりも、サッサとできる国語の基礎問題に取り組んだ方がよい。うん。頭では分かっている。ですが、これがなかなかできない!国語が苦手な小学生は、そもそも国語の テキストを開けることも億劫。国語ができない子供にはいくつかのパターンがあると思いますが、うちの場合は以下。■そもそも本を読まない■文字を書くのが苦手■漢字が分からない、知らない■文字の書き直しや二度書きが多い■知っている語彙が少ないおーー。結構ひどいね~こうなってくると、

塾のテキストどころではない

正直、ついていけてないのです。塾で渡されている5年生のテキストなんて、チンプンカンプン。でも、日本語なのでなんとな~く読めますし、授業で解説を聞くと『へ~』・『ふむふむ』なんて納得し読めた気になっている。そのまま分かった気になって放置していると、模試や簡単なテストですら、記述問題はオール空白。そもそも『書くのが苦手』なのに、ふんわりも読めていない目の前の文章について、何を問われても書ける訳ない。選択肢問題も何のこっちゃ?でしょう。このまま塾の宿題を他の子ども達と同じようにこなしているだけではダメだ。水泳で言うと、バタ足や蹴伸びもできないのに、クロール25メートルを強制するようなもの。合っていない。本人のレベルに。そんなこんなで時が流れ…7月の始め、いよいよ『国語がマズイ』と本人も自覚。塾の国語定着テストで100中20点という点数をたたき出したのです。オーマイガー。さすがの私も閉口しましたし、本人もヤバい。本当に国語分かっていない。と思ったようです。以前から朝の隙間時間に、ちょっとでも国語を進めていましたが、より本腰で進めることにしました。まずは、漢字をひたすら書く訓練。徹底反復 五年生の漢字(陰山メソッド)を使いました。1000円くらいで買えるドリルです。Amazonでも楽天でも販売しています。他にもいくつか試しましたが、個人的には陰山メソッド が最も良かったと思います。個人的に大好きな教育系ブロガー、ベリーさんもおススメされている漢字ドリルです。小3次男にも購入予定。小5では書き取る熟語は480語もあり、良い意味で『しつこい!』。何度も何度も『書いて書いて』のため、修行に近い部分があります。国語が苦手な子どもは、『書くという経験値が低い』 もしくは、『書けるまでに平均以上に時間や訓練が必要』なのかもしれません。このドリル、うちの子は、めちゃくちゃ嫌がりました。「こんなドリル嫌だ!書いてばっかりでツライ!」って。でも、1日数分で良いのでやってみよ!と毎朝説得して、ひたすらやってもらいました(大変でした)。そこを何とかおだてたり、体制を整えたりしつつ…朝の数分間、とにかくドリルをこなすことを3か月。7月・8月・9月続けました。どうなったか?

漢字が、ちょっと書けるようになりました

日々の塾の漢字テストでも10問中4~5問解けるようになりました(これでも当社比かなりアップです)。まだまだ中学受験の小5漢字問題をコンプリできている訳ではないので、修行が必要です。なお、学校のテストでも漢字だけはいつも平均点くらいしか取ってなかったのに、平均点以上は余裕で取ってくるようになりました。そして、驚くことに、文字や文章に関して大きな変化が現れました。超スロースピードだった『文字を書く』という作業にも変革が訪れたのです。文字を書くスピード、

フツーの子くらいのスピードで書けるようになりました

以前まで本当にトロくて、塾のホワイトボードに書かれた板書はぜーんぜん追いついていなかったようです。ノートもほぼ白紙で帰ってくることが多く、あれあれ?と思っていましたが、最近は板書に追いつくようになってきました。うん。レベルが低くてごめんあそばせ。でもね、中学受験国語の最下層は『板書もおいつけないレベル』なんですよ。だから偏差値が低い!そういや、元々入塾テストの時も、「算数はかなり良いですが、国語はちょっと基準点に達していないです。」と言われていたんだっけ。それでも平均すると算数に救われて基準点を越えるので入塾どうぞ~って言われたんだった。今思い出したわ!要するに、塾の国語にはついていけないレベルだったんだ。訓練と工夫が必要だったのに、通塾が始まると、親子共々目の前の

塾の宿題をこなすだけで、いっぱいいっぱいになってた!

もちろん塾のおかげで、他の教科は伸びた部分も沢山ありますが、国語はただただ置いてけぼりになった感がある。今回、漢字を繰り返すことで、文章を書くことが速くなった長男(もちろん当社比。普通の5年生に比べると至極フツー)。なんだか、スラスラ書ける文章に楽しくなってきたみたいです。さらに!(ジャパネット高田風)9月頃から、これまた変化が現れました。小学校の宿題の中に『自主学習』というものがあります。『自主学習』とは要は何でも良いから、1ページ学んで、まとめてきてね。図鑑でも本でも、なーんでもよし!というヤツです。長男は文章を書くのが苦手だったので、1学期はひたすら計算をしたり、ドリルの漢字をノートに書き写すことで『自主学習』という宿題に対し、お茶を濁していました。個人懇談会の際に、担任の先生に聞くとクラスメイトは新聞で調べた記事を貼り付け、追加で自分で調べたり、感想を書いたりしているそうです。うん。他の子、凄すぎる!1回の『自主学習』が夏休みの自由研究並みのクオリティにしてくる子もいるらしい。さすが。中学受験比率が高い小学校。まぁうちの子はそこまでしなくても良いか…と思っていました。んが!最近の長男、『書くことが苦ではない』。ということで、

自主学習の質が上がっています

週末に自分の興味のあることを調べてまとめています。■世界の人口密度が低い国ランキング■地球の大気圏の種類■オーロラの色はなぜ違うか■鹿児島県の気になるところ毎回テーマの一貫性はありませぬ。でも自分で調べて、自分で書いています。もちろん、資料の書き写しは多いですし、詰まった時には親がアシストをする時はありますが、基本自分で何とかしています。文章は拙く、同じようなことを繰り返していることもありますが・・以前は『数行、書き写す』作業に膨大な時間がかかり、『文章を自由に書く』なんて夢のまた夢だったので大出世です。漢字の練習だと思っていましたが、漢字をひたすら書くという訓練を積み重ねることで、文字を書くのが苦でなくなるという副産物を手に入れたのです。たかが漢字ドリル。されど漢字ドリル。紹介したドリルでなくても、市販のどんなドリルでも構わないと思います(実際、我が家は10月は違うドリルをしています)。ポイントとしては『修行僧のように数分夢中でガ――って書く』です。決して、だらだらしない!漢字ドリルの修行、大人にも良いかもしれません。頭、活性化される気がします。ということで、まだまだ前途多難な部分はありますが、何とかやっております。またどこかで続きを発信します!

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