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「お友達が怖い」発達障害の息子の困りごと、親としてどう向き合う?当事者の思い

  • 2024.11.5

5歳でADHD・広汎性発達障害と診断された息子との日々。現在、小学校6年生の息子は低学年のころ、登校時に不安を訴えるようになりました。その内容は「お友達が怖い」と言うもの。親として、彼とどう向き合ったか…。この記事は、インスタグラムで「発達障害と主に生きる」家族のコミュニティー「そらあい」のSHI-・ママに寄り添う発達凸凹育児アドバイザー(@_so_ra_ai_)が、息子と乗り越えてきた日々をつづります。

©_so_ra_ai_

1人で登校できない日々。その理由は…

現在、小学6年生の息子。低学年のころは学校に行けないことが多くありました。いわゆる「見た目は普通」の息子。

保育園のころは、誰にでも近寄って行くくらいの勢いがありましたが、「人」「他人」「自分」を認識するようになると、だんだんと1人で登校できなくなっていったのです。

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「人」が怖い?私は最初「いじめられているのか?」と思っていたのですが、息子の中の「怖い」は、それ以前の問題でした。「人の存在自体が」怖かったのです。

親として日々を把握するためにしてきたこと

息子は自分の思いを言葉にして伝えることが、当時はとても難しく、苦手でした。私自身、息子の困り感や不安を常に把握しておくために、就寝時にあることをしていました。

©_so_ra_ai_
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就寝時に眠りにつくまで、息子と話をする時間を毎日設けていました。楽しかったこと、うれしかったこと、悔しかったこと。その日の中で、息子がどんなことを感じ、何に不安を感じているかを知りたかったからです。

「人が怖い」息子に見える外の世界

©_so_ra_ai_
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この言葉を聞いて、私たち親が考えている以上に、息子は「外の世界」から大きな刺激を受けているんだと教えられました。

道行く人が怖い。たくさんの知らない人が歩いているのが怖い。不安…。常に気を張っている状況なんだと知ったのです。

「できることをできるだけ」それでいい

そこから家族で息子への「寄り添い、朝の登校時間」が始まります。

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この当時は、とにかく家族でどうにかしていこうと取り組んだ大切な時期。

学校の近くまで車で送ったり、学校の近くまで毎朝一緒に登校したりました。この毎朝の登校は、パパが「何か月」と息子に付き添ってくれました。晴れの日も、雨の日も、雪の日も。息子と共に歩いて登校しました。

子どものつらさって、実は親の私たちは完全にわかってあげることはできません。息子の感じ方や捉え方も、私たち親は理解することはできません。それは障害があるなしに関わらず、「相手の全てを知る」ことは誰もができないからです。

だからこそ、私たち親ができることは「わが子への寄り添い」そして「苦しみをどう減らしてくか」の方法を一緒に考えていくことではないでしょうか。

そして、私が一番大切にしていることは、息子自身が困ったときに「助けて」とヘルプを出せる関係性でいるということです。この先、社会に出ていく息子が1人で抱え込まぬよう、本当に助けを必要とした時、何か困っている時にヘルプを出せる親でいたいと思っています。

著者:ママリ編集部

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