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【思考をキレイにする旅の仕方(442)】新潟といえば美味しい米ですが、実は…

  • 2024.11.2

田植え機やコンバインなど農機具を持たず、レンタルだけで稲作の農業に携わり4年目になります。

まだまだ初心者ですが、農作業の先輩方からご指導を受けながら、年々、作付面積も広がってきました。

天候とスケジュールの兼ね合いはありますが、自分のペースでできる環境は、私にとって合っているようです。

朝陽を浴び、誰もいない広い田んぼの中で、トラクターを耕す時間は、私にとってお気に入りの時間にもなりました。

旅先の視点も増えたようです。

どこから水を引いているんだろう、

田植えが早いなぁなど、

田んぼに目が行くようになり、

先日、訪れた新潟でも美味しい米のヒントが転がっていないか眺めていました。

新潟といえば美味しい米のイメージが強い。

しかし、実は昭和の初期まで新潟の米は、鳥さえ見向きもしない「鳥またぎ米」と言われるほど、まずかったらしい。

「新潟」の地名通り、干潟の地で稲作には向いていなかったのです。

それに加え、新潟を流れる信濃川は氾濫が多く、2年に一度は洪水の被害に見舞われていました。

そこから信濃川の改修工事や排水工事を経て、コシヒカリを産んだのです。

改めて先人の苦労と努力の上に作物が成り立っていることを実感し、

思わず刈り取られた田んぼに手を合わせました。<text:イシコ>

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