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【漫画】まさかの配信切り忘れで“実力”がバレてしまう農家のおっさんの姿に「コメントに笑った」「最強おっさんww」と総ツッコミ

  • 2024.11.2
仲間に裏切られ、脱退を迫られた崖っぷちの“おっさん”がまさかの大逆転配信者に (C)Nozomu Amaike (C)Kenichi Kisaragi/SQUARE ENIX
仲間に裏切られ、脱退を迫られた崖っぷちの“おっさん”がまさかの大逆転配信者に (C)Nozomu Amaike (C)Kenichi Kisaragi/SQUARE ENIX

【漫画】仲間に裏切られ、脱退を迫られた崖っぷちの“おっさん”がまさかの大逆転配信者に成り上がる様子に「今後に大期待」「アニメ化してほしい!」の声

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、ガンガンONLINEにて連載中で、天池のぞむさんが原作を、如月謙一さんが漫画を手掛ける『最強は田舎農家のおっさんでした 』。

漫画担当の如月謙一さんが8月20日に本作をX(旧Twitter)に投稿したところ反響を呼び、1.1万件を超える「いいね」が寄せられ話題を集めている。この記事では、作者の天池のぞむさん・如月謙一さんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。

ギルドを追われ、さあどうする…

最強は田舎農家のおっさんでした (C)Nozomu Amaike (C)Kenichi Kisaragi/SQUARE ENIX
最強は田舎農家のおっさんでした (C)Nozomu Amaike (C)Kenichi Kisaragi/SQUARE ENIX

“討伐配信”を行うギルド『炎天の大蛇』は同時接続数の伸び悩みにぶつかっていた。主人公・ゴーシュの懸念とは裏腹に、ギルド長は過激な企画で注目を集める方向へ傾いていく。

そんなある日、いつになく真剣な雰囲気で始まった配信で、ゴーシュはクビを宣告される。ギルドのお金を盗んでいた、女性が体を触られたなどのあらぬ罪を着せられ、除名に追いやられてしまう。

この茶番は討伐の足手まといだったゴーシュの切り捨てを派手な配信に仕立てて視聴数を稼ぐというもくろみで行われ、最大同接数は『炎天の大蛇』始まって以来の最高記録8000にまで達した。

一方、1人になってしまったゴーシュは、家庭菜園をする“おっさん”として細々と配信者を続けていた。畑でできた野菜を紹介するだけの配信。もちろん人気は伸び悩んでいた。

そんなある日、穏やかな日々を送るゴーシュの前にドラゴンが現れ…。

配信を切り忘れたことをきっかけに、ゴーシュの本当の実力が世間にバレていく様子に「アニメ化してほしい!」「今後に期待大だなぁ」「めっちゃ好き!」と称賛の声が集まっている。

原作者・天池のぞむさん「できるだけ長く続くシリーズにできるよう…」

最強は田舎農家のおっさんでした (C)Nozomu Amaike (C)Kenichi Kisaragi/SQUARE ENIX
最強は田舎農家のおっさんでした (C)Nozomu Amaike (C)Kenichi Kisaragi/SQUARE ENIX

ーー『最強は田舎農家のおっさんでした』を創作したきっかけや理由があればお教えください。

天池:本作は、配信文化が存在するファンタジー世界が舞台の作品となっています。剣と魔法の世界において、現代のような配信が娯楽として定着している状況は普通ならありえない世界観かと思います。我ながら、着想当時はなかなかにカオスだなと思っていました(笑)。ただ、既存の概念に縛られず色んな物語が生み出されてきたのがファンタジーというジャンルですし、私自身そういった自由度の高さに惹かれた一人でもあります。色々と掘り下げて考えるうちに、キャラクターや面白い展開、イベントなどがどんどんと浮かんできて、この作品を執筆するに至りました。

如月:お付き合いのある担当さんからコンペのお話をいただき、作品を読ませていただいたら、とても楽しい作品だったので、チャレンジさせていただきました。魔物がたくさん出てくるところもやってみたいと思った理由の一つです。

ーー今作を描くうえで「こだわった点」や、「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。

天池:ぜひキャラクターの反応にご注目いただけましたら嬉しいです。本作では「配信文化が人々の娯楽として定着しているファンタジー世界があったとしたら、どのようなことが起こるだろうか?」を考えて物語の中に詰め込むようにしています。そのため、魔物を討伐するようなシーンでもヒロインがドヤ顔で解説を始めたり、リスナーたちから寄せられるコメントに主人公が困惑したりと、この物語ならではのキャラクターの反応がご覧いただけます。主人公たちの配信を見ているリスナーにも様々な立場があり、公爵令嬢がハイテンションだったり、主人公に教えを請う冒険者がいたり、自分の騎士団に勧誘する領主がいたりと、色々な反応を見せてくれます。特に本作のコミカライズを手掛けてくださっている如月先生の描いた漫画は必見です。キャラクターたちの表情や動きなどが臨場感あふれる形で描かれており、漫画ならではの表現もふんだんに盛り込まれていますので、ぜひお楽しみいただけたらと思います!

如月: 原作では語られていない設定や要素を補って、原作に沿いつつも、キャラクターや物語に味が足せるように工夫しています。特に魔物は、原作ではテンポ良く読めるように勢い重視で描写しているように捉えましたので、普段の生態を想像しながらデザインに落とし込んで、印象に残る容姿や動きをさせてあげたいと思っています。

ーー今回の作品のなかで、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

天池:バトルシーン全般です!本作の主人公はとある古代武術を扱うのですが、その武術には様々な技が存在し、剣技や体術といった形で使用されるシーンが多々あります。これも漫画版では如月先生の手により躍動感あふれるアクションが描かれていますので、ぜひご覧いただけたらと。また、主人公の戦闘を見たリスナーたちもバリエーション豊かな反応を見せますので、こちらもご期待くださいませ。

如月: 第1話でフレイムドラゴンと対峙する見開きです。ここはコンペで出した時から変わってないシーンで、本編で初めてキリッとかっこいいゴーシュとでっかいドラゴンを描くことになるシーンなので力を入れました。

ーー普段作品を描く際に大切にしていることがあればお教えください。

天池:なるべく分かりやすく読者の皆様にお届けするようにと心がけています。キャラクターの心情や行動原理、目的、物語の核となるコンセプト、美味しさなどなど、読者の方がサラサラと読んでいても理解しやすいようにと意識しています。

如月:できるだけ読みやすい画面構成を心がけています。特に今作は視聴者のコメント欄と普通のセリフの縦書きの文字が入り乱れるので、配置には気を使っています。

ーーご自身や作品について、今後の展望・目標をお教えください。

天池:シチュエーションやキャラクターなど、書きたいネタがまだまだたくさんあります。関係者の方々のお力をお借りしながら、できるだけ長く続くシリーズにできるよう頑張ります!

如月: 自身もすっかりおじさんなので、無茶なスケジュールにならないように気を付けて、長く漫画を描いていきたいです。

ーー最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。

天池:ここまでご覧いただき誠にありがとうございます!多くの方々の助力があり読者の皆様にご覧いただいている作品ですので、これからもそういったご縁に感謝しながら、より一層面白い物語をお届けできればと思います。「最強は田舎農家のおっさんでした」をぜひ今後ともよろしくお願いいたします!

如月:Xに漫画本編をポストしたところ、たくさんの方に見てもらうことができました。ゴーシュの配信視聴者の様に、この作品を見つけてくださった皆様には感謝いたします 。この先もいろんなキャラクターや魔物が登場して賑やかになっていく予定です。まだ読んでいない方にも作品の魅力が届いて、よりたくさんの人と楽しめる作品になればと思います。応援よろしくお願いします!

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