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ダイアモンド☆ユカイ、20代女性の恋愛にアドバイスを送るなら?「なんだかんだ言って男は…」優しいのに”ロック”な言葉が刺さる

  • 2024.11.2

ユカイな人生の作り方 vol.2

毎日頑張って生きていると、いろんな悩みにぶつかりますよね。ひとつの壁を取り除くとまた次のモヤモヤが出てきて…私たちの悩みが尽きることはありません。そんな悩める皆さんの心をふっと軽くしてくれる、ロックミュージシャン・ダイアモンド☆ユカイさんによる期間限定のarweb特別連載がスタート♡

ユカイさんのポジティブで優しい言葉が、モヤモヤした気持ちをふわっと軽くしてくれるはず。第2回目のテーマは「恋」。

ユカイな人生を歩みたい人たち、集まれ〜!

ダイアモンド☆ユカイ

1962年3月12日、東京生まれ。さいたま市育ち。1986年、ロックバンド『RED WARRIORS』のボーカルとしてメジャーデビュー。 解散後はソロとして音楽活動を中心に、俳優やバラエティ番組でも活躍。1996年には映画『トイ・ストーリー』の日本語版主題歌『君はともだち』を歌い、注目を集める。趣味はスイーツ、家庭菜園、美味しくコーヒーを淹れること。

ダイアモンド☆ユカイ

「Hello サムシング! なんとarwebで俺の連載がスタートしたよ! arを読んでいる方たちに、俺のやってきた成功や失敗のロックな経験が何かひとつユカイな人生を生きるヒントになってもらえたら嬉しいな」(ダイアモンド☆ユカイ)

「恋」

最近、苦しい恋愛から抜け出せない若者が多いんだって?
まずは俺なりの恋愛論を聞いてくれ。異性として色気(エロス)を感じ、惹きつけられるところから恋が始まる。そこからだんだんと深くなり、良いところも悪いところも受け入れて、無償の愛(アガペー)を与えていく。それが恋愛なんだけど、言っちゃえば、エロスは刺激物。人それぞれではあるけど、その刺激がずっと続くと多分苦しいと思うんだよね。

俺も人生長いから色々な恋愛をしてきたけど、振り返ると、自分も傷つくことが多かったが、女の子を泣かせることも多かったと思うんだ。過去の自分がもし目の前にいて、その俺を好きだと言ってくれている女の子に相談されたら、「そんな男とは付き合わない方がいいぞ」って迷わず言うと思う(笑)。でも、その刺激物のような人を好きになってしまったのであれば、無責任に言ってしまうけど、経験してみるのも悪くない。癖になってもっと強い刺激を求めて、何度も何度も辛い気持ちになるけど、行き着くところに行き着く。

自分で変わろうと決められるときが来るだろうからね。

俺も過去、アメリカ人の女性と付き合ったときに、彼女は俺以上にプレイガールで、自分が振り回される恋愛をしたんだ。やっぱり、今まで生きてきた文化も違うし戸惑ったりしたけれど、本気で好きになった人と面と向き合って付き合うと自分にはないものがあって影響を受けるし、恋しているからこそ相手に合わせることが多くなるんだろうね。結果、フラれてものすごく辛かったけど、その経験があったからこそ、俺が過去にしてきたことで辛い想いをさせてしまった女の子たちの気持ちがわかった気もするんだ。ちょっと反省したね。

まあでも、恋愛は大変だけど、悪いことばかりでもないよ。失恋をするとさ、自然と良い歌ができるんだよ。例えば片想いとか、三角関係とか、生きる上では心がものすごく痛いじゃん。だけど振り返ってみるとそれも、歌を作る環境としては最強のシチュエーションなんだよね。もちろん、恋愛をしている最中は、そんな歌を作ろうなんて全く思っていないんだけど(笑)。もう本当に生きていくのが辛いって思うくらいの失恋をして、落ち込んでいるときに、なぜかふわっと歌詞やメロディーが降りてきて、それが形になって。その歌を自分で録音して聴くとさ、自然と失恋で痛くなった心が浄化されていくんだよ。俺は辛い場面も、それで乗り越えてきた。

何もしないで一人でいると考えすぎちゃって、落ち込んでいるところから抜け出せない。だから必然的に曲を作るという仕事で忙しくしていたら、いつの間にか辛い気持ちがおさまっていたんだ。曲を作らない人だとしても、きっと音楽を聴いて、同じように失恋した心を癒したり、仕事や好きなことに打ち込むと、知らない間に忘れちゃっているんじゃないかな。

誰かが言っていたけど、辛いことがあると、次に必ず良いことが起こるんだってさ!
恋愛っていうのは、喜びと痛み両方伴うから辛いし、気持ちが強ければ強いほど、心が切なくて痛いものだと思う。片想いで叶わなくて苦しいと思っている人も、両思いになって付き合っている人も、その辛さはそんなに変わらないんだよ。好きの度合いが相手によって違うし、恋人になったって片想いみたいな状態な時もある。どの段階でも何かに対して苦しんでいる、それが恋愛ってもんだと思うね。要するに恋の病だね。

でも、人間が生きる上での成長やうるおいを得るためには、“恋”は必要なものだとも思うんだ。好きな相手と付き合うことで、魂の成長ができる。自分の好きな人と結ばれるという恋愛は難しいけれど、難しいからこそ面白いものでもあると思う。

出会いがない? それなら、自分の勘違いだとしてもいいから声をかけてみるといい。昭和時代の恋愛は、ほとんどがナンパきっかけだったよ。自分からどんどんアタックしてみなくちゃわからないよ。ダメだったら引けばいい。なんだかんだ言って男は、か弱い女より強い女が好きだから。自分の軸がしっかりしていて、はっきりと気持ちをアプローチしてくる女性を見たら、惚れるんじゃないかと思うよ。それが恋愛以外の出会いになるかもしれないし。とにかく動かなきゃ何も始まらないんじゃないかな、頑張れ!

Text: Natsumi Takahashi(Spacy72)

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