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ベランダから身を乗り出す女子高生。母親らが止めるなか、彼女は訴えた「生キタカッタ」【漫画家インタビュー】

  • 2024.11.1

あなたの周りでドッペルゲンガーに会った人はいるだろうか? ドッペルゲンガーは自分とそっくりな姿をした“分身”で、古くから死の前兆として恐れられてきた。SNSで話題になった『友達のドッペルゲンガー』は、イラストレーターのちょん。さんが、友人の身に降りかかった恐怖体験をもとに描いたホラー漫画だ。 他校の友人・ゆうは、夏休みに彼氏と海へ。その帰り道に、事件か事故の現場を目撃するが、特に気にとめることはなかった。夏休みが終わり、友人と久しぶりに再会したゆう。すると霊感の強い友人・あおから、女の子が憑いていると指摘される。その後、自分にそっくりな人物の目撃情報が多発する。第33話と34話では、神主がお祓いを始めると、ゆうが自宅のベランダから身を乗り出す。母親らが止めようとするなか、彼女が訴えたこととは。これまで、さまざまな不思議な出来事を実際に経験したというちょん。さんに話を聞いた。

取り憑かれた友人と霊は“相性”が合った?

――霊に憑依された友人を助けるシーンはドキドキしました。実際にこのようなことが起こったのでしょうか?

このシーンに関しては、ほぼノンフィクションです。いきなり飛び降りようとする友人を目にしたときは本当に焦りました。漫画の中では一瞬ですが、大人ふたりがかりでも苦戦するほどすごく強い力で抵抗していたようで、ベランダでの攻防戦はだいぶ長い時間がかかっていたように思います。

――この物語では、神主さんがお祓いで除霊をしてくれましたが、実際にそのような知り合いがいない場合はどうしたら良いと思いますか?

ネットで! この時代なのできっといい神主さんが見つかるはずです!

――この作品同様に悲しい事故や事件は起こっていて、そのようなニュースを目にしたときに、彼女のように「かわいそう」と思ってしまうことはあると思います。こういった物語を描いていて、被害者に感情移入することへの恐れは感じていますか?

恐れがないといえばウソになりますが、取り憑かれる、憑かれないにも、体質だったり相性があるのかもしれないと思っています。なので過度に心配したりはしません。ゆうとあの子の魂は、きっと相性がよかったんでしょうね。あんな経験はあれから一度もないと言っていました。私は連れて帰ってきてしまったことはあるんですが、入られる(取り憑かれる)ことはなかったと思います……たぶん!(笑)

ちょん。

小学1年生の子どもを育てる漫画家・イラストレーター。実際に体験した不思議なエピソードや子どもとの日常を描いている。

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