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ジュード・ロウ、『ハリー・ポッター』ドラマ化で『ファンタスティック・ビースト』は一時中断

  • 2024.11.1
『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』(2022)
FANTASTIC BEASTS: THE SECRETS OF DUMBLEDORE - Jessica Williams, Callum Turner, Fiona Glascott, Dan Fogler, Jude Law, Eddie Redmayne, 2022. 『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』(2022)

ジュード・ロウが、『ファンタスティック・ビースト』シリーズの今後について悲観的な見解を示した。「製作が中断しているのは知ってる。僕の考えでは、『ハリー・ポッター』のドラマ化が決まったから、おそらくエネルギーをそっちに注いでると思う。『ファンタスティック・ビースト』については、新作の兆しも見えないよ」と『ヴァラエティ』のインタビューで語った。

2016年に第一弾『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が公開された同シリーズは、エディ・レッドメイン演じる魔法動物学者ニュート・スキャマンダーを主人公に、闇の魔法使いグリンデルバルドとの壮大な戦いを描く。『ハリー・ポッター』シリーズの原作者J・K・ローリングが脚本を共同執筆し、5部作として計画されていたが、第二弾『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(2018)と第三弾『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』(2022)の興行収入が振るわず、またジョニー・デップエズラ・ミラーら出演者のスキャンダルも影響し、暗礁に乗り上げていた。

シリーズ第2弾からダンブルドアを演じたジュードが、ローリングと初めて話しをしたのは、第一弾公開後の2017年だったという。そのとき、すでに彼女の中には5作分のダンブルドアの構想があり、彼が自分をモンスターだと認識していることを伝えられたそうだ。「ダンブルドアがこの先どうなるのか、はっきりとわかった。だからこそ、彼はニュートを気にいった。ニュートならモンスターを扱うことができるからです」

ゲイであるダンブルドアは、同級生のグリンデルバルドと恋に落ち、判断を誤ってしまう。「彼は、恋に落ちてしまったがゆえに惑わされてしまったことに対し、常に罪悪感があったと思う。それが頭から離れず、自分は愛されるに値しない人間だと決めつけたんだ」と分析する。そして、ダンブルドアへの愛情を語った。「彼の心が好きだから、演じるのはいつも楽しかったです」

なお、同シリーズ3作の監督を務めたデヴィッド・イェーツは2023年10月に「現状はというと、すべてが中断しているところだ」とポッドキャスト「Inside Total Film」でコメント。「いつかニュートが戻ってくるのは確かだ。けれど、現時点では話し合いを一切していない」と語っている。

Text: Tae Terai

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