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反町隆史“広海”と竹野内豊“海都”の笑い泣きシーンにもらい泣き<ビーチボーイズ>

  • 2024.11.1
『ビーチボーイズ』 (C)フジテレビ
『ビーチボーイズ』 (C)フジテレビ

【写真】「オクラ~迷宮入り事件捜査~」に出演中の反町隆史は現在50歳

何十年にもわたって人々の心に残るテレビドラマというのがある。FODでは「#ドラ活 浸れ、超自分的ドラマ生活。」キャンペーンを開催中。往年のヒット作品が一気見できるこの機会に、11月10日(土)まで第1~3話が無料公開中の「ビーチボーイズ」を紹介する。

今作は、挫折経験の過去を持つ能天気ワイルド系・広海(反町隆史)と、エリートコースから外れて人生の休暇中に入った真面目な海都(竹野内豊)が、海の見える民宿で出会い、共に暑い夏を過ごす物語。イケメン2人がダブル主演した、1997年7月の“月9”ドラマは、最終話に大きなインパクトを残していた。第11・12話をプレビューする。(以下、ネタバレが含まれます)

秋になり広海と海都が「お前たちの海は別にある」と告げられる

「ビーチボーイズ」の脚本は岡田惠和で、ほかに広末涼子、マイク眞木、稲森いずみらが出演している。FODでは第1~3話のほか、第11話が現在無料公開中、最終話となる第12話は11月3日(日)から無料公開期に入るので、海の男たちが紡いだ物語がどんな結末を迎えるのかを改めて見ることができる。

第11話の副題は「海への想い、永遠の別れ」。秋の気配がただよう海を見つめながら民宿の主・勝(マイク眞木)は「ここは俺の海だ。お前たちの海は別にあるはずだ」と広海と海都に言った。「そろそろ、そんな時期かもしれない…」と思う2人。

翌日、勝は、周囲を驚かす行動に出た。忘れていた波乗りをもう一度やってみるというのだ。特注のスーツと使い慣れたロングボード。用意は周到…のはずだったが、久しぶりに海に入った勝の心身が、すでに海に対抗できないものになっていた。もう一度、必ずあの波に乗って見せる、と勝の再チャレンジのために広海と海都たちを巻き込んだ特訓が始まる。

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宿主・勝と突然の別れ…衝撃の最終話

ところが、第12話で衝撃の展開が起こる。朝方、ロングボートと共に海へ出た勝が帰らぬ人となったのだ。主をなくした民宿“ダイヤモンド・ヘッド”に「CLOSED」の札がかけられた。広海と海都は、勝との思い出を語りながら、いよいよ自分たちの海を探す時がきたことに気づく。

真琴(広末涼子)は、ここにいられなくなることや、2人との別れが近付いたことを思うと寂しくて仕方がない。そんな時、春子が、“ダイヤモンド・ヘッド”を任せてほしいと、慶子(田中好子)に告げる。「でも、俺たちは、いつまでもここには残れない…」と広海と海都は、別れの時を迎えようとしていた。

“人生の夏休み”と称して、自由気ままかつ自分を見つめ直しながら仲間と共に過ごした場所での悲劇。広海と海都の心にもぽっかり穴が開いてしまった。いつも明るい広海もさすがに落ち込み、勝を思い号泣する。けれども、いつまでもクヨクヨしているのは“ダイヤモンド・ヘッド”には似合わないとばかりに、泣きながら笑顔を浮かべる2人のシーンには思わず視聴者の涙も誘う。広海が「社長(勝)ってばさ、2歳サバ読んでた、あの親父! 64歳と62歳じゃ変わんないっての、あははは」と笑い、海都も「ばかだよねー(笑)!でも、可愛いよな」と一緒に涙を流した。

たった数日間だけの間柄だったが、そこで過ごした者たちには強い絆が生まれた。「ビーチボーイズ」を見返したり振り返ったりしたとき、視聴者にも明るさとほんの少しの切なさが混じったような気持ちになるのは、絶妙にマッチしていた美男美女のキラキラしたキャスティングや、反町隆史 with Richie Samboraの主題歌「Forever」の晴れやかなメロディー、綺麗な海の映像の他に、登場人物の揺れ動く気持ちの部分もしっかり描いていたからだろう。27年が経過し、改めて視聴してみるとまた違った感想を抱くかもしれない。

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