世界中を虜にした！エミー賞18部門受賞『SHOUGUN 将軍』など、話題の映画をご紹介

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気になる映画をご紹介！

1.時代劇の面白さを逆輸入『SHOGUN 将軍』

アメリカTV界のアカデミー賞、プライムタイム・エミー賞で史上最多18部門受賞という快挙を遂げた『SHOGUN 将軍』。もうご覧になったかしら？真田広之さんが、映画『ラスト サムライ』のころから温めてきた“ハリウッドでのなんちゃってじゃない日本の時代劇”が実現しただけでなく、最高の栄誉に輝いた理由は……日本語セリフが～、とか、時代考証が～とか、日本の時代劇が～っていう意見ありますけど、それ違います。

あまりにもよくできた物語だから。ひとたび観始めたら止まらないスリルと興奮とスケール。現代劇に再構成したとしてもめちゃくちゃ面白くなるはずな最高の脚本にあります。なので、まずは観て。そして、時代劇チャンネルとかで昔の時代劇見直してみて。

『SHOGUN 将軍』
story：戦国時代末期。五大老に命を狙われている虎永（真田広之）の領地に、イギリス人航海士ジョン（コズモ・ジャーヴィス）をはじめとするオランダの難破船の船員たちが漂着。虎永はキリシタンの鞠子（アンナ・サワイ）を通訳にし、ジョンとの関係を深め、彼の戦略の知識を借りながら窮地を逃れようとするが……。

プロデュース・出演：真田広之／出演：コズモ・ジャーヴィス、アンナ・サワイ、浅野忠信、平岳大、西岡徳馬、二階堂ふみ ほか／配信：現在、ディズニープラス
「スター」にて独占配信中
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2.磯村勇斗さん、ヤングケアラーの現実にドヨ～ン『若き見知らぬ者たち』

自分の人生よりも家族のケア。近年社会問題として明らかになり始めたヤングケアラーの人達の心情を軸にした、磯村勇斗さん主演の骨太ヒューマンドラマ『若き見知らぬ者たち』がまもなく公開。これ、絶対に観るべき問題作です。

社会問題になっているとはいえ、その現実ってどういうことなのか、よく分からない人が多いはず。これを観たら一発で彼らが抱える苦悩と、その解決の早急性に気づけます。磯村さんと岸井ゆきのさんのインタビューは、sweet Webにて公開予定です。お楽しみに。

『若き見知らぬ者たち』
story：亡父の借金を返済と病気の母の介護のために、昼夜問わず働きづめの彩人（磯村勇斗）。彼の心の拠り所は、総合格闘技で成功を目前にした弟と、看護師の彼女だけ。そんな彼の慎ましい日常は、ある事件によって一変してしまう。

監督：内山拓也／出演：磯村勇斗、岸井ゆきの、福山翔大、染谷将太、霧島れいか、滝藤賢一、豊原功補 ほか／配給：クロックワークス／公開：現在、新宿ピカデリーほかにて全国ロードショー中
© 2024 The Young Strangers Film Partners

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3.犯罪サスペンス……と思いきや、ヒトコワ『まつりのあとのあとのまつり「まぜこぜ一座殺人事件」』

公演の打ち上げ中、パフォーマー一座の座長が殺され犯人探し……って聞けば、クライムサスペンス。でも、『まつりのあとのあとのまつり「まぜこぜ一座殺人事件」』は、笑って楽しんで、おまけにヒトコワの教訓映画です。

犯人探しのなかで浮かび上がるのは、世間体と偽りにまみれた人々の考え方。とりもなおさず、それは観ている自分が考えさせられることばかり。ダイバーシティとインクルージョンが何かを知っていても、じつは実践できてないんじゃない？と問いかけるブラックコメディですのよ。

『まつりのあとのあとのまつり「まぜこぜ一座殺人事件」』
story：それぞれの個性を活かしたパフォーマンスを披露する「まぜこぜー座」は、舞台を無事に終え、打ち上げパーティへ。そんななか、座長の東ちづるが何者かによって絞殺されていた。一座は犯人探しに奔走するのだが……。

監督：齊藤雄基／出演：東ちづる、ダンプ松本、ドリアン・ロロブリジーダ、マメ山田、三ツ矢雄二、石井正則、芋洗坂係長 ほか／配給：Get in touch/公開：10月18日より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー
© 2024一般社団法人 Get in touch

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text : MASAMICHI YOSHIHIRO
web edit : KIMIE WACHI［sweet web］

※記事の内容はsweet2024年11月号のものになります。
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