「ホラー上級者もビビる…！」2010年代最高の本格ホラー映画（3）。衝撃のリブート、香港最強キャラが復活！

ホラー映画紹介Vtuver・ミミカ・モーフ氏に、配信で観られる映画作品の中から「本当に怖い映画」を厳選してご紹介いただく本企画。今回は、映画としての完成度も高く、ホラー作品としての満足度も高い、“一石二鳥”な本格派ホラーをセレクト。2010年代を代表するホラー映画の傑作群をご紹介しよう。今回は第3回。

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『キョンシー』（2013）
上映時間：１０５分
製作国：香港
監督：ジュノ・マック
脚本：フィリップ・ユン、ジル・リョン、ジュノ・マック
キャスト：チン・シュウホウ、アンソニー・チェン、パウ・ヘイチン、クララ・ワイ、リチャード・ン

【作品内容】

落ち目のアクションスター、チン・シュウホウ（チン・シュウホウ）は、妻と子供にも去られ、自暴自棄になっていた。幽霊の噂が絶えない団地に足を運ぶと、人気のない一室で首つり自殺を試みる。しかし、その瞬間、双子の亡霊が憑りつき、現れた霊幻道士のヤウに命を救われる。かつて霊幻道士の役で一世を風靡したチンは、ヤンと組んで団地にまといつく悪霊と対峙する展開に！

中国の妖怪「キョンシー」との戦いを描いた大ヒット香港映画『霊幻道士』（１９８５）のリブート作品。メガホンをとったのは、香港出身のアーティスト・ジュノ・マック。

怖いだけのホラー映画ではなく、アクションシーンも見応えがあり、ストーリー展開もテンポが良い。その上、登場する人物一人ひとりの粒立ちもしっかりしており、全体的にクオリティの高い映画作品となっている。

最近では、キョンシーと聞いても、怖いイメージを浮かべる人は少ないかもしれない。しかし、今作のキョンシーは悲痛さとおぞましさが共存した、ゾンビなどとは一味違う特徴を持ったホラーシンボルとなっている。その点にも注目していただきたい。