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「母さんをもてなすんだぞ!」専業主婦の私を見下す夫に「自分でやれば?」反論した人物と夫の末路は

  • 2024.11.1

専業主婦の私を見下し、顎で使う夫。私がいつもおとなしくしたがっていたためか、その態度はますます横柄になってきました。おかずが気に入らないと言い始めるのはまだいい方で、ひどいときには深夜になってから「今から客を連れて帰るからもてなせ!」と言ってくるのです……。

その日も日付が変わってから、ようやく「今から帰る」と連絡をしてきた夫。

「同僚と後輩と家で飲み直すから、酒とつまみを用意しておけ」「嫁のお前がちゃんともてなさないと、俺の顔に泥をぬることになるんだからな」と言ってきました……。

夫の無茶苦茶な主張

つい先日、健康診断で引っかかったからと言って「あると飲むから、家には酒を置いておくな!」と怒鳴られたばかりの私。当然、その言いつけ通りにお酒は置いていませんでした。

そのことを言うと、「俺の目に入るところに置くなって言ったんだ」「来客があるときはおもてなしが必要なんだから、酒自体は買って隠しておけよ!」と無茶苦茶な夫。

「24時間やってるスーパーでもコンビニでもあるだろ!俺たちが帰る前に調達しとけ!」と言われて、私はため息。まだあまりおなかは目立ってはいませんが、私は妊娠中。深夜に、身重の妻をお酒の買い出しに行かせるなんて……と、悲しくなってしまいました。

嫁の務めを説く義母

翌日――。

結局、夫は仕事仲間と明け方までわが家でどんちゃん騒ぎ。夫を仕事に送り出してから、ついうとうとしてしまった私。そこへ義母から電話がかかってきました。

「さっき息子から連絡があったわよ」「息子の仕事仲間が来たっていうのに、あなたったら、まともなおもてなしもできなかったんですって?」と、いきなりのお小言。

「それに、家にお酒を一切置いてなかったとか……」「息子の健康診断の結果が気になるなら、あなたがしっかりコントロールしないと!」と私ばかりを責めてくるのです。私がどれだけ実情を説明しても、「あなたは専業主婦で養ってもらってるんだから、息子の要望にはしっかり応えないと!」と義母。

一通り言い終わったのか、義母はふぅっと息をつきました。このタイミングでうまいこと言って電話を切ろうと思ったのですが、私が何か言う前に「そうだわ!」と大きな声を上げた義母。

「あなたがどれだけちゃんと専業主婦としてできているか、今からチェックしに行ってあげる!」

昨日のどんちゃん騒ぎの片付けだってまだ終わっていないというのに……。義母は「30分あれば着くわ!嫁とはなんたるかを教えてあげるから、待ってなさい」と言って、電話を切ってしまったのです。

突然現れた救世主

3週間後――。

突然の飲み会後の惨状を目にした義母は、「嫁を指導しないと!」と変な方向に張り切り出してしまいました。安定期に入ったとはいえ、私は妊婦。できることならゆっくり過ごしたかったのですが、義母は毎日のようにアポなしで突撃してきます。

さらに、仕事中の夫から「母さんがこっちで出産しろってさ」と連絡が来て私はびっくり。もともと私の実家に里帰り出産する予定で、準備を進めていたのです……。

「母さんだって親切で言ってくれてるんだ」「出産前後でいきなり来てもらうのもあれだし、今日から泊まりに来てくれるってさ、よかったな」

それを聞いて私の目の前は真っ暗に。思わず、今まで夫に従ってきた私も「これから先、お義母さんと一緒の時間がこれ以上増えるっていうの……!?」と言ってしまうと、夫はいつものように私を怒鳴りつけました。

「専業主婦は夫の言うことに従ってればいいんだ!」

「母さんが来るからもてなす準備をしろ!」

「自分でやれば?w」

「え?」

いつも従順な私が反論してくるとは思わなかったのか、呆気に取られた夫。しかし、「自分でやれば?」と言ったのは私ではありません……。

「そもそも妹は結婚後も仕事を続けたいって言ってたのに、専業主婦になってくれって頼み込んできたのはそっちじゃない」「会社で『専業主婦を養ってる俺!』ってデカい顔してるんですって?」

私の傍らには世界でもっとも頼りになる姉。「家が近いのに、最近全然連絡をよこさないから心配になって来たのよ」「そしたらまさかこんなことになってるなんて……」と呆れたような笑顔を私に向けました。

「妹はとりあえず私の家に連れて行きます」「その後、父に迎えに来てもらって妹の希望通り里帰り出産をさせるわ」「嫁入りしたって、妹はずっと私の大事な妹だもの」

夫とやりとりしながら、私に荷物をまとめるようにテキパキと指示を出す姉。こんな状況にもかかわらず、やはり仕事ができる女だなぁと思わずほれぼれしてしまいました。

「妹は離婚を視野に入れているようですし、私たち家族は妹の気持ちを優先しますからね」という姉に、「離婚!?」「職もない女がどうやって生きていくって言うんですか?」「女ひとりで生きて行けるほど社会は甘くないってこと、お義姉さんだってわかってるでしょ?」と半笑いで返してきた夫。

「あなたは周りに自分の甲斐性をアピールしたいようだけど、本当に甲斐性があるのかしらね」「それじゃあ妹は連れて行きますので」と言って話を終えた姉。そのまま私は姉の家に行き、そこからようやく実家へ帰れたのです。

その後――。

2週間も経たないうちに、夫は音を上げて私に「帰ってきてくれ」と頼み込んできました。食事や洗濯もままならないようで、生活はめちゃくちゃになっているそうでした。

一方実家に戻った私は、夫がいなくても生活が十分できることに気付いてしまいました。結婚前の蓄えもあるし、復職に有利な資格もあるし、家事だってできる……。もちろん子どもが生まれたら大変になりますが、両親や姉がサポートしてくれると言ってくれました。

姉のつてで離婚に強い弁護士さんを紹介してもらい、私たちは離婚することに。一人暮らしに限界を感じた元夫は実家に帰ったそう。元義母は「まさかうちの息子がこんなになんにもできないなんて!」と悲鳴を上げながら、元夫の世話をしているようです。一度「うちの息子が家事できないのはあんたのせいだ!」というわけのわからない電話がかかってきましたが、「息子さんの面倒は親であるあなたが見てください」とだけ伝えて着信拒否しました。

両親や姉の手を借りつつですが、子どもに不自由させることがないようにしたいと思った私。この子が大人になったときに、一人でも楽しく暮らしていけるように、育児をがんばりたいと思っています。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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