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「一生独身でしょ!ブーケあげる」結婚式で幼なじみがニヤニヤ…隠していた秘密を打ち明けた結果

  • 2024.11.1

中学生のとき、隣に同級生の女の子・アケミが引っ越してきました。私たちはすぐに仲良くなったのですが、高校生になったアケミは高校デビュー! 私と付き合っていると、自分まで地味だと思われると言われ、疎遠になっていました。 アケミの高校時代は、人の彼氏に手を出してばかりだったよう。よく女の子が押しかけてきて玄関先で揉めているのをよく目にしていました。そして今、大人になった私たちはーー。

縁が切れない幼なじみ

自分のおこないのせいか、だんだんと友だちを失っていたアケミは、次第に私に絡むようになっていました。駅でばったり会おうものなら、家まで一緒です。仕方なく話をしながら帰るのですが、アケミは相変わらず……。

私のような地味な女は一生独身だと決めつけ、将来自分のブーケを恵んであげると言って笑います。アケミより先に結婚が決まり家を出たときは、せいせいしました。

結婚相手は、とある会社の社長の息子です。しかし彼はまだ経営の修行中。私たちの結婚は、家族以外には隠すことにしていました。

驚いたのは、夫の会社でアケミが働いていたこと。どこまでいっても切れない縁にはため息が出ます。会社でのアケミは、猫をかぶっているよう。これまでのことを話して聞かせると、夫はひどく驚いていました。

え!?私が結婚式に呼ばれた!

結婚して3カ月ほど経ったころ、なんだか彼がコソコソとスマホでやりとりをしていることに気付いてしまいました。結婚早々に浮気するなんて、考えたくもありません。しかし、彼がとてもモテるのも事実。結婚を隠している以上、たくさんの女性にアプローチされても仕方がないのでしょうか。

そんなとき、アケミから結婚式の招待状が届きました。今やほぼやり取りがない私を招待するとは……よほど友だちがいないのでしょうか。

アケミの結婚相手は、夫の会社で本部長として働いている男性です。夫が信頼を寄せている人だったので、アケミに騙されていないか心配でなりません。夫も彼を案じ、やんわり忠告したのですが、響かなかったようです。

結婚式への出席に気乗りしなかったものの、新郎からの招待で夫も参加します。私たちの関係は内緒にしているので別々の参加になりますが、私は出席を決めました。夫がコソコソとやりとりをしている女性も、参加するかもしれません……。

ブーケを持ってニヤつく友人

結婚式当日。アケミの招待客に知った顔はほぼおらず、私はアケミの両親と会話を交わしつつも、手持ち無沙汰な時間を過ごしていました。職場の人たちといる夫は楽しそう……。しかし疑わしい女性はいないようです。

結婚式は滞りなく進み、ブーケトスの時間。アケミはニヤニヤと笑いながら私のほうにやってきてブーケを差し出し、大きな声で言いました。「彼氏いない歴=年齢のこの子を、誰かもらってあげてくださ〜い!」

結婚式ですることか……と呆れてしまった私。会場にはひいている人もいましたが、アケミは楽しそうに笑っています。

ふと夫のほうを見ると、大きく頷いていました。これはOKのサインと受け取った私。「私、もう結婚してます!」とアケミに宣言しました。

夫のスマホに秘密が…

私の言葉を聞いて、夫は隣にやってきました。新郎とアケミはひどく驚いていたようです。社長の息子である上司が実は結婚していて、その相手が私とくれば、無理もありません。

新郎はアケミの失礼な振る舞いを思い返し、平謝り! しかし夫はとても呆れているようで、新郎新婦が中座したタイミングで控室を訪ねることにしたのです。

夫が新郎に差し出したのは、スマホ。そこにはアケミからのメッセージが表示されていました。最近夫がコソコソとやりとりをしていたのは、アケミだったのです。

スマホの画面には「本当はずっと気になっていた」「独身最後の思い出作りに一緒に旅行したい」などと、夫を誘うメッセージの数々。結婚が決まっていたというのに、アケミは夫にアプローチをかけていました。夫はすべて保存していたのです。

申し訳ないが結婚相手としてふさわしくないと思う……と新郎に告げた夫。新郎も唖然としていました。私へのアケミの態度にひいていた彼にとって、これらのメッセージは決定打だったに違いありません。結局、結婚式直後に離婚を決めたのでした。

その後、彼女がどうなったかは知りません。仕事はやめたそうで、実家に行っても顔を合わせることはないので、もしかしたら私を避けているのかもしれません。どれも自分のおこないのせい……。同情する余地もありません。

花嫁のブーケは幸せのおすそ分け。受け取った人に幸せが訪れるよう願いを込めて、新婦がプレゼントするものです。人をバカにして笑うためにブーケを使うなんて、残念でなりませんね。

おこないは、必ず自分に返ってくるものだと、改めて感じさせるお話でした。

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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