写真家Jun Yasuiの日本初個展「溶ける形体、揺れ動く大地」が開催。素材を観察しつつその不確定性に迫る

2024.10.31

Jun Yasui氏は2010年に渡英、2014年には渡仏し、2018年にパリで初個展「Immigrants」を開催した。パリでのテロ事件後は極北の孤島アイスランドにて、人が土地に根付くとはどういうことかを問いかける作品を発表。その後も、国境を越えて人々をつなぐ場所をテーマにした「toilet and philosophy」など、人と自然とのつながりを見つめる独自の視点の作品を発表し続け、2019年にはEmon Awardを受賞している。

今回の個展「溶ける形体、揺れ動く大地」では、成形されたガラス、その元となる火山性地熱地帯、そしてガラスの成形過程や火山地帯に立ち込める水蒸気のような性質を持つ荒波という、同じ素材でありながら異なる形態を持つ3つの要素を観察することで、被写体の不確定性や写真の真実に迫る。

なお、今回の個展は、MORSEL（マーセル）とLAITON（レトン）という2つの会場で開催。来場者が場を行き来することで、今回の作品の問いかけが見えてくるはずだ。

溶ける形体、揺れ動く大地

開廊時間／12:00～19:00、土日 12:00～18:00

・11月1日(金)はレセプションが行われるため、17:00〜21:00

・開廊時間は2か所共通

MORSEL

期間／11月1日(金)～7日(木)

場所／東京都世田谷区代田5-9-7

LAITON

期間／11月1日（金）、2日（土）

場所／東京都世田谷区代田5-8-12

Text: Aya Hasegawa

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VOGUE

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