ほっこりエッセイ作家として活動する中山少年（@nakayama_syonen）さん。日常でほっこりした出来事を漫画にして、Instagramで発信しています。
幼稚園の卒園式でのお話。先生は、自分の幼稚園の先生のことをあまり覚えていないと話し始め…？
幼稚園にて
幼稚園の卒園式でのお話。先生は、「自分の通ってた幼稚園の先生をあんまり覚えていないんです」と話し始めます。なぜなら、その後には先生のことを忘れてしまうくらい、楽しい思い出が待っていたと。そして先生は「だからみんなも先生の事を忘れるくらい、楽しい思い出をたくさん作って下さいね」と続けます。「はーい」と返事をする園児たちですが…。
1人の園児が「イヤだ！」と言います。「これから楽しい思い出たくさん作っても、先生のこと絶対に忘れないよ！だからそんな寂しいこと言わないでよ先生～」と泣き出してしまいました。その言葉を聞いて、嬉しそうに涙を流す先生。本当は先生も忘れられるのが寂しかったようです。子ども達から最後に大切なことを教わった先生なのでした。
忘れてほしくないという気持ちは心の中に持ちつつ、いつかは自分も忘れられてしまうだろうという思いから園児に伝えた言葉。しかし、そんな先生の言葉とは裏腹に、園児たちは素直でまっすぐな気持ちを伝えてくれました。先生も本当に嬉しそうでよかったです。大人になると素直な気持ちを伝えるって難しいですよね。園児から大切なことを教えてもらった、とても素敵なエピソードでした！
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