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【漫画】本物の銃のように水鉄砲を操る園児たちが超かっこいい…「とてもじゃないが水鉄砲と思えないアクロバット」の声

  • 2024.10.31
“正確無比のポイントゲッター”西園寺神楽 画像提供/霧月さん
“正確無比のポイントゲッター”西園寺神楽 画像提供/霧月さん

【漫画】本物のスナイパーのように水鉄砲遊びをする幼稚園児たちに「こんな園児がいてたまるか」の声

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『アクションポーズ大全』(ホビージャパン)に収録されている『園児の遊び』を紹介する。作者の霧月さんが、8月14日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、5000件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、霧月さんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。

園児たちの本格的な“銃さばき”に目が離せない…

『園児の遊び』(2/10) 画像提供/霧月さん
『園児の遊び』(2/10) 画像提供/霧月さん

「は~いみんな~!今日は天気も良いので水鉄砲で遊びましょ~」というあすみ先生の声かけに、「は〜い」元気よく答える幼稚園児たち。

しかし、水鉄砲遊びが始まると園児たちのようすは一変。水鉄砲をまるで本物の銃のように構え、歴戦のガンマンのように闘いが始まる。

めきめきと頭角を現すのはひまわり組の“正確無比のポイントゲッター”西園寺神楽、5歳。彼女は圧倒的な戦力で着々と敵を倒していく。

そんな神楽を見て、隠れていたたんぽぽ組の“従容自若のストラテジスト”高宮蒼と“肝胆相照のアップホルダー”櫻木怜央は協力して神楽を倒そうとするが…。

この園児たちの遊びを読んだ人たちからは、「かっけえ…」「将来はその実力を世界の平和の為に使ってほしい」「とてもじゃないが水鉄砲と思えないアクロバット」「最近の園児は本格的だなぁ」「こんな園児がいてたまるか」など、多くのコメントが寄せられている。

珠玉のアクションポーズで描き出す園児の遊び

『園児の遊び』(3/10) 画像提供/霧月さん
『園児の遊び』(3/10) 画像提供/霧月さん

――『園児の遊び』を創作したきっかけや理由があればお教えください。

映画やドラマのスタントや、ゲームのモーションキャプチャーなどを担当されているアクターさんたちをモデルに起用した、本格的な「アクションポーズ集」の制作を去年の終わり頃からホビージャパン様と進めていたんです。※

その中で編集さんから「せっかくだからどうやって創作に活用したらいいかのお手本を収録したい」とお願いされまして、であればイラストよりも様々な角度から描写する必要がある漫画の方が活用例としては効果的だろうと考え、描いたのがこの『園児の遊び』でした。

※……「アクションポーズ大全 アクション漫画家が欲しかった魅せるポーズ5000」

――園児たちの水鉄砲の構え方や表情などが臨場感に溢れており非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。

今回の漫画は「格好良いアクションを見せる」のは当然として、「ギャップ」がテーマのひとつでした。普通であれば「園児」と「本格的なアクション」は結びつかないじゃないですか。なので表情や構えなどには子供っぽさは抑えて「ガチ」の雰囲気を重視し、よりギャップを感じてもらえるように構成しました。本人たちは「遊び」のつもりなんですけどね(笑)。

――個人的に、「正確無比のポイントゲッター」など園児たちの紹介文がお気に入りで、何度も読み返してしまいました。特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

そもそも園児たちを起用している時点でギャグではあるんですが、一見真面目に見える二つ名みたいなのを与えたらより一層バカバカしくなるんじゃないかなと思ってああいった演出にしました。気に入っているシーンは9ページの空中アクションですね。

先述したアクションポーズ集の撮影は、当初大きなアクションを想定していない普通の撮影スタジオで収録していたんですが、どうしても高所からの落下アクションが撮影したくて。無理を言って別日により大きなスタジオを抑えて追加撮影したのがあのような空中アクションだったんです。なので絶対これは活かしたいなと思って描いていました。あとは先生ですね。完全に蚊帳の外な先生の困惑の表情は描いていて楽しかったです。

――普段作品のストーリーはどのようなところから着想を得ているのでしょうか。

自分は漫画は勿論、ゲームや映画が好きなので、それらに触れている時にアイデアが浮かぶことが多いです。あとは資料探しをしている時に関係ないものが目に入ってそこから「こういうのもいいな」となることもあります。それをやっていると元々目当てで探していた物から反れていってしまうので良くはないんですけど(笑)。

――作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか。

アクションはとにかく「格好良さとわかりやすさの両立」ですね。しっかりメリハリと迫力のあるアクションでありながら、なにが起こっているのかをすんなり理解できるのが理想です。「派手だけどこれってどうなってるの?」ってページ遡ったりするのって興ざめしてしまうと思うんですよね。なので、読者さんの読む手が意図しない形で止まらないように気を付けています。ドラマパートに関してはアクション以上にまだまだ勉強中です……これからドラマシーンでも楽しんで頂けるように頑張ります。

――今後の展望や目標をお教えください。

漫画は今後も勿論頑張っていきますが、昔からなによりもゲームが好きで、一度諦めた絵描きの道に戻ってきたキッカケもゲームだったので、いつか自分をメインキャラクターデザインに選んで頂けるようにイラストやキャラクターデザインも頑張っていきたいと思います。

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!

先日発表されたんですが、KADOKAWA様の運営するwebコミック『TYPE-MOONコミックエース』にてゲーム『Fate/Samurai Remnant』のコミカライズ連載を担当することになりました。長い歴史を持ち、作り込まれた世界観を持つ『Fate』という作品群の中でも、原作ゲームの『Fate/Samurai Remnant』は入門にピッタリの作品だと思います。今回の漫画化でも、シリーズファンの方は勿論、初めてFateに触れる人でも楽しめるような作品になるように努めますので、(まだ連載開始時期は未発表ですが)是非是非読んで頂けると嬉しいです!最近監修させて頂いたポーズ集『アクションポーズ大全 アクション漫画家が欲しかった魅せるポーズ5000』もかなり充実した資料集になっていますので、こちらもよろしくお願いします。

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