1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. 2歳の娘「あ…あ…あのね…」突如始まった吃音。私のせい…?医師に相談してわかった意外な事実とは!

2歳の娘「あ…あ…あのね…」突如始まった吃音。私のせい…?医師に相談してわかった意外な事実とは!

  • 2024.10.31

2歳半にして、お話しが大好きな長女。里帰り出産で実家に帰って祖父母と過ごすようになってから、さらに言葉が上達しました。しかし2人目を出産してしばらくすると、長女に吃音がみられるようになったのです。

2人目出産のため長女を連れて実家へ

長女が2歳半のころ、2人目の里帰り出産で4カ月ほど実家で過ごしました。保育園の同じクラスの子たちの中でも言葉の発達が早く、おしゃべりが大好きな長女。

しばらく実家で祖父母と過ごすようになり、さらに言葉が上達! あいさつはもちろん「(ごはんを)おさきにいただきます〜」など、たまに大人びた言葉を使い周りのみんなを驚かせるように。簡単な会話が成立するようになってきて、成長を感じ微笑ましく思っていました。

長女に起きた異変

2人目が生まれ、イヤイヤ期と赤ちゃん返りが同時にきた長女。言葉でも自己主張をはっきり伝えてくるようになりました。「寂しさからくるのだろう」と理解するものの、寝不足や赤ちゃんのお世話で忙しくイライラが募って、つい怒ってしまう日々……。

そんなある日、長女の話し方が「あ、あ、あのね」のように、話し始める最初の単語を繰り返していることに気づいたのです。私はビックリしたのと同時に、もしかして、私が怒り過ぎているからではないかと思ってしまい、落ち込みました。怒り過ぎたことを後悔し、長女が寝ているときに泣きながら謝ることもありました。

小児科で相談したところ……

心配で小児科の先生にも相談したところ、「注意したり無理に治させようとしたりしないでください。まだ言葉の発達途中の段階なので、親が神経質にならなくてもいいですよ。親の育て方は関係ありません」と言われました。

少し安堵しつつ様子をよく見てみると、歌っているときやゆったり過ごしているときは、言葉が詰まったりすることはありません。大人の会話に無理やり入ってくるときや、早く話したいときなどは、スムーズに言葉が出てこないことがあるようです。

忙しくてもなるべく顔を見て、話をじっくり聞いて長女との会話を楽しみながら過ごすように心がけました。

長女が言葉を詰まらせる様子に気づいたときは心配で不安でした。今は、親である私が神経質になるほうが良くないと思い、寝る前には「大好き!」とギューッと抱きしめ愛情表現を怠らず、普段通り接しています。現在、3歳半を過ぎた長女は、あまり言葉を詰まらせることはなくなってきました。このまま言葉を習得していくにつれて治っていくといいなと思っています。

※子どもの吃音(きつおん)の原因は特定されていません。また、親の育て方は関係ないと言われています。言葉が発達する2歳~4歳ごろに起こることがありますが、成長するにしたがって自然に治っていくことも多いです。子どもに吃音がみられたときは、親や周囲の人が子どもの話にしっかりと耳を傾け、最後まで遮らずに、楽しそうに聞く姿勢を見せることが大切です。話しやすい環境を作ったり、ゆっくりと話をしてあげて、子どもの自信を高めてあげてください。心配なときやは治らない場合は小児科や地域の発達相談など専門家に相談しましょう。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

著者:桜井りこ/女性・会社員兼ライター。2児の姉妹ママ。不妊治療から流産を経験し妊娠。美容系会社勤務、現在は育児休暇中。整理収納や株、投資信託が趣味。美容とコスメ系を合わせ、自身の体験をもとに、妊娠や子育てに関するライターとしても活動中。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています


監修者・著者:助産師 松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

ベビーカレンダー編集部

元記事で読む
の記事をもっとみる