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友人の母親に面会を拒まれてしまった。取り憑かれた友人を救うことはできるのか?【漫画家インタビュー】

  • 2024.10.30

あなたの周りでドッペルゲンガーに会った人はいるだろうか? ドッペルゲンガーは自分とそっくりな姿をした“分身”で、古くから死の前兆として恐れられてきた。SNSで話題になった『友達のドッペルゲンガー』は、イラストレーターのちょん。さんが、友人の身に降りかかった恐怖体験をもとに描いたホラー漫画だ。 他校の友人・ゆうは、夏休みに彼氏と海へ。その帰り道に、事件か事故の現場を目撃するが、特に気にとめることはなかった。夏休みが終わり、友人と久しぶりに再会したゆう。すると霊感の強い友人・あおから、女の子が憑いていると指摘される。その後、自分にそっくりな人物の目撃情報が多発する。第29話と第30話では、ゆうを救うために、あおと彼女の母親と一緒にゆうの家へ向かう。しかし、ゆうの母親から面会を拒まれてしまい――。これまで、さまざまな不思議な出来事を実際に経験したというちょん。さんに話を聞いた。

友人を「助けたい」という一心で

――心霊現象を信じない人を説得する難しさはあると思います。友達の母親に面会を拒まれたときは、どのように感じましたか?

このときはとても必死だったので、とにかく「ゆうを助けたい」という一心でした。だけど話を聞いてもらえず、「そってしといてあげてくれる?」と言われたときは、ただただ「どうしよう……」と焦った記憶があります。

――心霊現象がテーマの作品を描くときに、意識していることはありますか?

私が漫画を描くときは、テーマを問わず、説得しようとか理解してもらおうということはあまり意識していません。伝わる人に伝わって、楽しんでもらえたらいいなと思っております。もちろん「この表現で伝わるかな?」と、ストーリーの展開などはかなり考えています。「こんな世界もあるのねぇ……」という感じで楽しんでもらえたらうれしいです!

――実話をもとにした作品ということですが、どの程度フィクションを織り交ぜているのですか?

起きた出来事については、ほぼほぼ実話です。でも実際に起きた事件などの特定や、身バレを避けるためにも、名前や場所など20%ぐらいはフィクションを織り交ぜています。

ちょん。

小学1年生の子どもを育てる漫画家・イラストレーター。実際に体験した不思議なエピソードや子どもとの日常を描いている。

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