1. トップ
  2. グルメ
  3. 2024年最新! 韓国・ソウルの街歩きには外せない、おしゃれカフェ6選

2024年最新! 韓国・ソウルの街歩きには外せない、おしゃれカフェ6選

  • 2024.10.30

聖水と建大エリアで、お気に入りカフェをリサーチ!

聖水のリノベカフェの先駆けで、連日満席の「大林倉庫」。Photo_ AFLO
The interior of Daelim Changgo warehouse cafe in Seongsu (Seongsu-don), a hip area of the South Korean capital known as "the Brooklyn of Seoul", Korea.聖水のリノベカフェの先駆けで、連日満席の「大林倉庫」。Photo: AFLO

空き工場や倉庫をおしゃれにリノベーションしたカフェやショップ、アートギャラリーなどが集中し、新旧が入り混じる独特の雰囲気を醸し出している聖水(ソンス)。金属部品工場が入っていた70年代の建物を改装したカフェ・オニオン(Cafe Onion)や精米工場をリノベーションしたカフェ兼ギャラリーの大林倉庫など、ランドマーク的なリノベカフェのほか、回転ずしのようにスイーツが回るルフルフ・ミュージアム(Rufruf Museum)やティー専門店のマグピー&タイガー(Magpie&Tiger)など、進化系カフェも続々と進出している。聖水の東隣に位置する建大(コンデ)は、有名私立大学の建国大学周辺の繁華街。たくさんの居酒屋やレストラン、カフェが軒を並べる活気あふれる学生街だ。

韓国、中国など東アジア各地の茶葉をシングルオリジンやオリジナルブレンドで淹れる「マグピー&タイガー」。
韓国、中国など東アジア各地の茶葉をシングルオリジンやオリジナルブレンドで淹れる「マグピー&タイガー」。

【オムオトゥ(聖水)】プレミアムティーという新しいカテゴリーを開拓

ティーセレモニーは、照明を落とし、韓国の伝統音楽が静かに流れるバーのような空間で。
ティーセレモニーは、照明を落とし、韓国の伝統音楽が静かに流れるバーのような空間で。

韓国発の飛び切りおしゃれなプレミアムティー専門店。韓国各地で栽培・収穫された良質の茶をシングルで、または「ティーセレモニー」と呼ぶ独自のコース仕立てで、洒落たバーのようなカウンターで提供している。緑茶、花茶、ブレンド茶に、ヨモギやキンモクセイ、ローズマリーなどを使った代用茶を加えた4種類の茶とフィンガーフードからなる75 分間のコースは、ペンジュと呼ばれる韓国茶の専門家がガイドする。単にお茶を飲むだけではなく、韓国の伝統的な茶文化のエッセンスをゲストに伝えることを目的として、茶葉の品種や産地、風味や効能を丁寧に解説してくれる。コースの内容は4カ月ごと変わり、1日4、5回開催の完全予約制だ。

厳選されたプレミアムティーをコースで提供するという新しい試みが好評だ。
厳選されたプレミアムティーをコースで提供するという新しい試みが好評だ。

オムオトゥ(OMOT)

12 Seoulsup 2-gil, Seongdong-gu, Seoul, Korea

Tel./+82-10-2425-9192

https://www.instagram.com/_omot_/

【レイン・レポート・クロワッサン(聖水)】雨の日とクロワッサンがコンセプトの人気カフェ

中庭のレインフォールシャワーで雨の日を演出。
中庭のレインフォールシャワーで雨の日を演出。

「雨の日に飲むおいしいコーヒーとクロワッサン」をコンセプトに、印刷工場として使われていた建物の2フロアを使った聖水の大型カフェ。本店は梨泰院にあり、こちらは2号店。エントランスを入ると正面に人工池があり、窓の外には雨を思わせるレインフォールシャワー、店内のモニターには雨の映像を流し、天井から水滴を落とすなど、こだわりの演出も人気の一因だが、お目当てはサクサクのクロワッサンだ。赤や緑のビビットカラーの生地の「レインボークラウド」は、中にふんわり甘いミルククリームが隠れていて、軽めの食感との調和が見事。その他にもカリカリポテトがトッピングされた「ホワイトクラウド」など、天気にちなんだ名前のクロワッサンがずらりと並ぶ。

一瞬、戸惑うカラフルなクロワッサンも食べてみるとそのおいしさに驚く。
一瞬、戸惑うカラフルなクロワッサンも食べてみるとそのおいしさに驚く。

レイン・レポート・クロワッサン(レインリポトゥクルアサン・RAIN REPORT Croissant)

32 Seongsui-ro 16-gil, Seongdong-gu, Seoul, Korea

Tel./+82-507-1373-1322

www.instagram.com/rainreport_official

【カフェ・アルムア(建大)】イェソン兄弟の2号店はレトロなヨーロッパ風カフェ

アンティークの家具やレトロな小物たちが一体となって独特の雰囲気を作り出す。
アンティークの家具やレトロな小物たちが一体となって独特の雰囲気を作り出す。

BTSJINTWICEナヨンの出身校でもある建国大学キャンパスがある建大エリアの気になるカフェ。オーナーは、SUPER JUNIORのメンバー、イェソンの弟で、すぐ近くの華陽洞の人気店マウスラビットに続いて、兄弟が力を合わせて出したカフェだ。2人の母親も店によく顔を出し、みんなに気さくに声をかける。3階建ての建物一棟がまるまるカフェで、1階で注文と受け取り、2階がメインのカフェ、3階はテラス席になっている。ヨーロッパのアンティークのテーブルやイス、古いオルガンや鏡などが置かれた店内はレトロな隠れ家風で、落ち着いた雰囲気も人気のひとつ。チョダンコーンや黒ゴマなどを使った、ちょっと風変わりなラテも評判だ。

超甘トウモロコシのチョダンコーンが入った「チョダンコーンラテ」。
超甘トウモロコシのチョダンコーンが入った「チョダンコーンラテ」。

カフェ・アルムア(cafe armoire)

117-27 Dongil-ro 22-gil, Hwayang-dong, Gwangjin-gu, Seoul, Korea

Tel./+82-2-463-9981

www.instagram.com/cafe_armoire

BTSファンの聖地、ロースタリー併設etc... 狎鴎亭には目指すべきカフェがある!

自家焙煎の豆を挽きたてで淹れるこだわりのカフェ、デバステート。
自家焙煎の豆を挽きたてで淹れるこだわりのカフェ、デバステート。

街を歩けばカフェに当たる!といっても過言ではない狎鴎亭(アックジョン)。シンプルモダンなインテリアが飛び切りクールなデバステート(Devastate)は、ロースタリー併設で、高品質かつ新鮮なスペシャルティコーヒーをハンドドリップで淹れる本格派。また、BTSのバラエティ番組のロケ地として登場し、ファンの聖地となっているカフェ ケンプトン(Cafe Campton)や“映える”スイーツで行列が絶えない話題店のパニドゥ エム ムニ(Panier de M.mooni)、英国風のインテリアとオリジナルレシピのベーグルで人気のロンドン ベーグル ミュージアム(London Bagel Museum)など、空き時間に立ち寄るというよりも、わざわざ目指したくなるカフェが点在している。

店内にはBTSの映像やスナップ写真などが満載で、ファン必涙のカフェ ケンプトン。
店内にはBTSの映像やスナップ写真などが満載で、ファン必涙のカフェ ケンプトン。

【FELT Coffee】スペシャルティコーヒーにこだわり、生産者から豆を直輸入

韓国生まれでパリコレ参加ブランド、ジュン・ジーとコラボ。
韓国生まれでパリコレ参加ブランド、ジュン・ジーとコラボ。

ロンドン留学時代にヨーロッパのコーヒー文化に感化されたソン・デウォンと、家業のコーヒーチェーン店を手伝ううちにコーヒーに魅了されたキム・ヨンヒョンが意気投合して始めたスペシャルティコーヒーブランド。韓国発のファッションブランド、ジュン・ジー(JUUN.J)の旗艦店に併設する形で2019年にオープンした島山公園店のほか、現在ソウル市内に3店舗を展開する。“日常で気軽に楽しめるコーヒー”を掲げながらも、クオリティの高いスペシャルティコーヒーを追求。フルーティーなシーズナル、ダークチョコレート風味のジュン・ジー、デカフェの3種類のエスプレッソは、どれも香りがいい。濃厚でコクのあるチーズケーキも必食だ。

人気のフラットホワイトと涼しげなコールドブリュー。
人気のフラットホワイトと涼しげなコールドブリュー。

“日常で気軽に楽しめるコーヒー”を掲げながらも、クオリティの高いスペシャルティコーヒーを追求。毎年のように生産地を訪れては新しい農園を発掘し、徐々に直取引の比率を高めている。

店内で提供するエスプレッソは、フルーティーなシーズナル、ダークチョコレート風味のジュン・ジー、およびデカフェの3種類。どれも香り高く、豆に対するこだわりが感じられる。濃厚でコクのあるチーズケーキも必食だ。

フェルト コーヒー 島山公園店(FELT Coffee Dosan)

23 Eonju-ro 164-gil, Sinsa-dong, Gangnam-gu, Korea

Tel./+82-70-4456-3145

http://feltcoffee.com

【NUDAKE】奇抜なスイーツで話題のモダンアートカフェ

デジタルアートで満たされた異次元空間。カウンターにはユニークなスイーツのサンプルが並ぶ。
デジタルアートで満たされた異次元空間。カウンターにはユニークなスイーツのサンプルが並ぶ。

狎鴎亭ロデオ駅から歩いて8分ほどのファッションビル、ハウスドサン(HAUS DOSAN)の地下にあるのが、ヌデイク(NUDAKE)。昨年大阪に、今年は東京にも進出した韓国発のアイウェアブランド、ジェントルモンスターが手掛けるカフェだ。店内には、イタリアのアーティスト、アンドレア・アルテミシオのインスタレーションが置かれ、モダンアートのギャラリーのよう。シグニチャーの「ピークケーキ」は、王冠状の真っ黒なペストリーの中央を抹茶クリームで満たした斬新なスイーツ。黒ゴマの香りたっぷりの生地にバターを挟んだ「ブラッククロワッサン」や、抹茶とミルクのドリンクにふんわりクリームを載せた「ピークグリーンティーラテ」もおすすめ。

心地よい甘さの「ピークグリーンティーラテ」と黒ゴマが香る「ブラッククロワッサン」。
心地よい甘さの「ピークグリーンティーラテ」と黒ゴマが香る「ブラッククロワッサン」。

ヌデイク(NUDAKE)

50 Apgujeong-ro 46-gil, Gangnam-gu, Seoul, Korea

Tel./+82-70-4128-2125

https://www.instagram.com/nu_dake/

【OUR Bakery】連日完売のパンを目がけて行列が絶えないベーカリー

壁面のペイズリー柄が目印。商品カードやペーパーバッグもペイズリー柄だ。
壁面のペイズリー柄が目印。商品カードやペーパーバッグもペイズリー柄だ。

フェルト コーヒーやヌデイクから歩いて3、4分の場所にある人気ベーカリー。狎鷗亭店が本店で、カロスキルや仁川空港にも支店を持つ。焼き立てパンの香ばしい香りが立ち込める店内は、イートイン、テイクアウト両方の客でいつも賑わっている。チョコレートでコーティングしたクロワッサンにたっぷりのココアパウダーをまぶした「ダーティーチョコ」は、毎日2回、焼きたてが店頭に並び、それを目当てに長蛇の列ができる。ほかにはレッドビーンバター(あんバター)やパルミエ(パルミカレ)などが人気だ。定番のエスプレッソ、アメリカーノのほかコーヒーと抹茶が層になったグリーンティーダブルなど、ドリンクのラインナップも充実している。

きめ細やかなココアパウダーがたっぷりとまぶされた「ダーティーチョコ」。
きめ細やかなココアパウダーがたっぷりとまぶされた「ダーティーチョコ」。

チョコレートでコーティングしたクロワッサンにたっぷりのココアパウダーをまぶした「ダーティーチョコ」は、毎日12時30分と15時30分の2回、焼きたてが店頭に並び、それを目当てに長蛇の列ができるほど。ほかにもレッドビーンバター(あんバター)やパルミエ(パルミカレ)などが人気メニューだ。定番のエスプレッソ、アメリカーノのほか、韓国でも流行中のフラットホワイトや、コーヒーと抹茶が層になったグリーンティーダブルなど、ドリンクのラインナップも充実している。

アワーベーカリー(OUR Bakery)

648-14 Sinsa-dong, Gangnam-gu, Seoul, Korea

Tel./+82-2-545-5556

http://ourbakery.co.kr/

Text: Yuka Kumano

READ MORE

元記事で読む
の記事をもっとみる