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【髪をキレイに早く伸ばす方法】目指すのは「切れ毛・アホ毛のない美髪」!

  • 2024.10.30
教えてくれたのは……
AYAMARさん

表参道美容室aole代表であり、同サロンのトップスタイリスト。毎月300人以上のお客様を施術する。YouTubeチャンネル『AYAMAR美ヘアチャンネル』は登録者数118万人を突破。ヘアケアブランド【Kaminii(カミニー)】のプロデューサーも務める。

【早く伸ばす】には頭皮環境を整えるのが絶対!

「うっかり前髪を切りすぎた」「結婚式までに髪を伸ばしたい」「髪が肩に当たるとハネるから肩下まで早く伸ばしたい」など、理由は人それぞれだけれど、実は多いのが髪を伸ばしたいというニーズ。でも、ネット検索しても真偽は疑わしいネタばかりが……。そこで、髪のプロが提案する、本当に髪を早く伸ばすためにやるべきことをお届け。

通常の伸びる早さは「1ヵ月で1cm」。健康な頭皮なら「1ヵ月で2〜3cm」も可能に!

AYAMARさん

個人差はありますが、髪は1週間に2mmくらいのペースで、1ヵ月1cmほど伸びるといわれています。ですが、もっと早く伸ばすことが可能です。そのためには頭皮の血流をアップさせることがカギに。髪は毛根で毛細血管から栄養を受け取ることで成長します。血行不良になると栄養不足になり、伸びるのが遅くなるだけでなく、髪1本1本が細くなるなど質も低下します。つまり、髪を早く伸ばすためにも、美しい髪を育てるためにも頭皮の血行をよくすることが大切なのです。


早く・キレイに伸ばす秘訣は、何よりもまず「ブラッシング」

AYAMARさん

簡単に頭皮の血行をよくできるのがブラッシング。ブラシを額の髪の生え際→襟足方向に動かし、全体をとかしたあと、耳の上→頭頂部、襟足→頭頂部など毛流れに逆らうようにとかすのが私流。心地よい刺激で頭皮をほぐすようなイメージで行うと効果的です。シャンプーをして髪を乾かした後に行います。
入浴前のブラッシングもおすすめ。頭皮の血行もよくなるのですが、それ以上にブラッシングで汚れを取り除くことが目的になります。このひと手間でシャンプーの泡立ちがよくなり、頭皮まできちんと洗えるようになると、髪が成長しやすい“土台”を保つことができるように。


ブラシ選びのヒント!
・ブラシの先端が丸い(尖っていない)
・頭皮にフィットしやすい形(面がカーブしている)
・同じブラシを2本そろえる

AYAMARさん

ブラシは、1本1本の先端が丸く、頭皮を傷つけにくい仕様のものだと安心です。さらにブラシ面にカーブがついていると、簡単に頭皮にフィットできるので◎。できれば、シャンプー前と後用で使い分けるため、ブラシは2本あると理想的。シャンプー前の汚れがついたブラシを洗髪後の清潔な頭皮に使うと頭皮環境に影響を及ぼす可能性があるので避けたいところです。


AYAMARさんのおすすめは「ハホニコのブラシ」

ハホニコのブラシ

ハホニコ ホグレール ¥1760
肌あたりの優しい、先端が丸いピンを採用した頭皮ケアブラシは、絶妙なカーブがあり、頭皮にぴったりフィット。髪をとかすだけでマッサージ効果が。

【切れ毛を予防する】「ナイトキャップを全員かぶってほしい!」

AYAMARさん

髪と寝具が擦れることによる刺激自体もダメージの原因になりますが、それによって絡んだ髪をブラシでとくときにもさらなるダメージが。予防策としておすすめなのが、髪の摩擦を防ぐ素材のナイトキャップや枕カバーを使うこと。素材はいろいろありますが多くを試してきた私がダントツで推したいのがシルク! 翌朝の髪のコンディションの違いが感動レベルでした。“ニセシルク”が多く出回っているそうなので、購入する際には注意が必要です。ナイトキャップは筒状やフード型など、さまざまな形があるのでご自身に合ったものを選びましょう。


AYAMARさんのおすすめは「Utukkyのナイトキャップ」

Utukkyのナイトキャップ

Utukky シルクナイトキャップ 全周ゴムタイプ(32cm) ¥2480(税抜)
髪と寝具の摩擦を防ぐシルクのナイトキャップ。就寝時の髪の絡まりが嘘のように改善されると噂の逸品。3サイズ、全9色展開。

【切れ毛】ができたら……ごまかすしかない!

AYAMARさん

一度切れた髪を元に戻すことはできません。切れ毛を隠す方法は、表面に浮く毛をアイロンなどの熱で抑える、ヘアマスカラでなじませる、ヘアケア剤をヘアミルク→ヘアオイルの順で重ねる高保湿ケアで浮き上がりにくい状態を保つなど、ごまかすしかありません。切れ毛を増やさないためにできることは予防のみ。まずは、髪が切れる原因をしっかり知ることが予防の一歩に!


切れ毛ができる・できないは自分次第!?

こんなアクションで切れ毛ができる!
・無理なブラッシング
・バッグを肩にかけたとき、髪をはさんでしまう
・髪を結んでいたゴムを無理に外す
・座ったとき、椅子の背もたれと背中で髪をはさむ
・ブラシで髪を頻繁にとかす
・手で髪を触る癖がある

AYAMARさん

切れ毛の原因は、自らがやっている日常的な習慣にあります。ブラシでとかすときや結んでいたゴムを引っ張りながら外すときにブチブチッと音がしていませんか? それは100%髪が切れているサイン! ブラッシングは、毛先からとかし始め、中間、根元という順で段階的に髪の絡まりをほどいていきましょう。そのほか、髪ゴムをやさしく取り外す、頻繁に手ぐしでとくクセをやめるなど、髪の刺激になる習慣をやめるだけで、切れ毛はかなりできにくくなるでしょう。


写真協力/ShutterStock 取材・文/金子優子

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