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子連れ客への厳しい声 トイザらスの『粋』なメッセージに「とても素敵な投稿」

  • 2024.11.4

2024年10月29日、オモチャとベビー用品の総合専門店『トイザらス・ベビーザらス(以下、トイザらス)』が、Xアカウントを更新。

『みな様へ』と題した、利用客への言葉に、感激する人たちが続出しています。

トイザらスの神対応に「さらに好きになった」

同月下旬、ネット上で「『トイザらス』に行って、何もオモチャを買わない親子ってどうなの」という投稿が、物議を醸しました。

事の発端は『トイザらス』に行くたびに、2歳の子供にオモチャをせがまれるという、あるXユーザーの投稿。

「『今日はサンプルで遊ぶだけで、買えないよ』と伝えるにはどうすればいい?」と悩みを吐露すると、共感の声のほかに、一部で「買わないのに、遊ぶだけなのは非常識だ」という意見が上がりました。

※写真はイメージ

『トイザらス』は店舗によって、オムツや離乳食、子供服なども販売されています。オモチャ以外を目当てに、足を運ぶ子連れ客もたくさんいるでしょう。

その中で、子供がオモチャ売り場を見たがったり、欲しがったりするのは自然なこと。ただ、売り場で癇癪(かんしゃく)を起こす子供もいるため、悩む親は多いようです。

オモチャの中には、高額なものも多々あります。誕生日やイベントの日でないのに、毎回欲しがるものを買う訳にはいかないという親側の気持ちも理解できるでしょう。

「育児に必要な物を購入している、もしくは別の日にオモチャを買っているなら、サンプルで遊ぶくらいあり得る」という声がある中で、「そもそも子供を連れて行くな」「毎回買えないほどの経済力なら子供を持つな」などの厳しい意見もありました。

『トイザらス』側の対応は?

『トイザらス』は、この件に直接触れないものの、Xアカウントで『子連れ客を歓迎する』旨の文章を公開。

「オモチャのサンプルをご用意しています」「『見る・触る・遊ぶ』をお気軽にご体験ください」と、利用客に寄り添う言葉を伝えました。

いつもトイザらスをご利用いただき、ありがとうございます。くり返しお越しいただく中で、育児中の大変さもあるかと存じますが、トイザらスではじっさいに商品を手に取って楽しんでいただけるよう、おもちゃのサンプルをご用意しています。お子さまと一緒に「見る・触る・遊ぶ」をお気軽にご体験ください。つねに皆さまが快適に過ごせるよう、混雑時には、譲り合ってご利用いただけますと幸いです。かけがえのない時間を、お子さまと安心してお楽しみいただけますよう、スタッフ一同れんけいしながら、皆さまのご期待に沿えるサービスをご提供し、さまざまなニーズにお役立てできるよう、これからも努力してまいります。またのご来店を心よりお待ちしております。@TOYSRUS_JP

さらに、文章には『ある秘密』が隠されていました。

すでに気付いている人もいるでしょう…。各文の頭文字を縦に読むと『いくじおつかれさま』になっているのです!

『トイザらス』の粋な投稿には、10万件近い『いいね』と、さまざまなコメントが寄せられました。

・『トイザらス』をさらに好きになった!ありがとう!

・とても素敵な投稿。これからもたくさん利用させていただきます。

・「いくじおつかれさま」の文字に泣きました。厳しい意見が飛び交う中、温かいご対応ありがとうございます。

・うちの子はこだわりが強いので「本当にそのオモチャが欲しいのか?」が分からず、お試しができて本当に助かっています。

・まさに神対応。もちろん買う時は買うけれど、毎回は買えず申し訳ないと思っていたので、ありがたいです。

店の利用方法は、場所によってさまざまです。「購入を考えていない人が試すのはNG」と注意喚起を出しているところもあるでしょう。その場合は当然、店のルールに従わなければなりません。

ただ『トイザらス』は、子育てという『イレギュラーの事態』が発生しやすい人たちが、メインの客層。

子連れ客への理解を示し、寄り添う姿勢には、たくさんの人が感動したようです。

とはいえ、客の状況に寄り添う店に甘えて、行きすぎた対応を求めるのはいけないもの。

お互いに配慮を忘れずに、利用する側も適切に買い物をするように、心がけていきたいですね。

[文・構成/grape編集部]

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