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ウィリアム皇太子、6年ぶりに「ヘンリー」の名前を口に! マスコミ歓喜もネット上は冷めた声

  • 2024.10.30
ウィリアム皇太子、6年ぶりに「ヘンリー」の名前を口に! マスコミ歓喜もネット上は冷めた声の画像1
写真ACより

皇太子が、弟であるヘンリー王子の「ハリー」という愛称を約6年ぶりに口にしたことが大きな話題になっている。英米メディアはこぞって、「オリーブの枝だ(仲直りしたいアピールだ)」と報じているが、ネットは冷めた声が続出している。

目次

・ウィリアム皇太子、ドキュメンタリー番組で「ヘンリー」と口にする
・ウィリアム皇太子、「母がハリーと私を連れていってくれました」
・兄弟の和解はもはや不可能?

ウィリアム皇太子、ドキュメンタリー番組で「ヘンリー」と口に

がん闘病中の父チャールズ国王をサポートし、同じくがん闘病中の妻キャサリンを支え、まだ小さい子どもたちの精神的ケアにも気を配り、心労が多い2024年を送っているウィリアム皇太子。

このつらい経験は、彼を責任感のある皇太子へと大きく成長させたという声が多く、今年の夏から髭を伸ばし始めた姿にも「未来の国王としての貫禄がついてきた」と喜ぶ声が続出している。

今年の前半は公務を休んだり延期することが多かったが、ダイアナ元妃亡き後、パトロンの役目を継いだ慈善団体の活動には積極的に参加。ホームレスやホームレスになりかけている人々を支援する団体「ザ・パッセージ」で、今年2月にはコーンウォール公領の土地に24軒の家を建てて、ホームレスが自立できるよう支援すると発表。

家を建てるのに300万ポンド(約6億円)を投じたことも明かし、「PR狙いのヘンリー王子の嫁と違い、本気で慈善活動をしている」と世間の称賛を浴びた。

このウィリアム皇太子の“ホームレス自立支援”を掲げた活動を追うドキュメンタリー『Princess William: We Can End Homelessness』が、今月末の30日と31日に英ITVで放送されるのだが、放送を数日後に控え、最新予告編が公開に。

ダイアナ元妃とウィリアム皇太子の未公開写真などと共に、皇太子がダイアナ元妃に一番最初に慈善団体「ザ・パッセージ」に連れていってもらったた時のことを回想しているシーンで、ヘンリー王子の愛称を、サラッと口にしたのだ。

ウィリアム皇太子、「母がハリーと私を連れていってくれました」

皇太子は、「母がハリーと私を連れていってくれました。当時、私は10歳か11歳で、そのような場所に行ったことがなかったので、一体何が起きるのかと少し不安だったことを覚えています」と述べ、「母はいつもと変わらず、みんなをリラックスさせるためにジョークを言ったり、笑ったりと、和やかに交流することに努めていました。シェルターには穏やかな空気が流れており、有意義な会話をしたり、チェスやたわいのないおしゃべりをしたりして、楽しいひとときとなりました」と振り返っている。

この訪問で皇太子は、「自分と同じ人生を送っているわけではない人たちが世の中にはいるのだと気づいた」「幼いと、人生は目の前に見えるものだけしかないと思ってしまい、ほかに目を向けることはない。でも、ここでは、自分の頭の中に別の視点を与えてくれる人々に出会えた」と、人間として大きく成長したきっかけになったことを告白した。

「ザ・パッセージ」のほかにも若者のホームレス問題に取り組む慈善団体「センターポイント」のパトロンも引き継ぎ、熱心に活動するようになった原点を赤裸々に語ったウィリアム皇太子だが、メディアは前述の発言に「ハリー」の名を出したことを取り上げ「オーリブの枝」だとこぞって報道。

「6年ぶりにヘンリー王子の名前を口にした!」「仲直りの兆候」と期待に満ちた記事が連発されたが、対するネット上はしらけモードで、「王室がつらい時期に助けもせず、好き放題やっている弟と仲直りするわけないでしょ」「どうでもよくなったからこそ名前を口にできるだけ」「いや、ただその時、ハリーもいた、というだけのことでしょ。これが和解の一歩だと考えるのはおめでたすぎる」などと冷めた声が圧倒的に多かった。

兄弟の和解はもはや不可能?

皇太子はホームレス問題についての理解を深めたいとホームレス体験をしたり、23年には自らもホームレス支援団体「ホームワーズ」を立ち上げており、今回のドキュメンタリーはこの「ホームワーズ」の活動を追った番組となっている。

ヘンリー王子も、ライフワークにしている負傷兵士たちのための国際スポーツ大会インヴィクタス・ゲームに力を入れているが、最近は「自分たちのPR活動として慈善活動をしてるだけ」だと一部から批判の声が上がっている。

そんなヘンリー王子がリリースした暴露自叙伝で、「暴力を振るわれた」だのといわれたウィリアム皇太子は大激怒したと伝えられ、2人の仲直りはもはや不可能だとささやかれている。今年8月、ダイアナ元妃側の伯父ロバート・フェローズ男爵の追悼式にそろって参列したが、離れた場所に座り、一言も口をきかなかったと報じられた。

今回の予告編を見た人からは、「皇太子が人々と交流する姿を見ると安心感を得られる」「未来の王には期待できると思えて、希望が湧く」といった高評価コメントが書き込まれており、「皇太子が6年ぶりにハリーと言った」ことに反応するコメントはほとんどなかった。「ヘンリー王子の愛称を聞いてもなんとも思わない」という声まで上がっており、兄弟の和解など夢のまた夢、和解する必要などないと考える人が大半のようである。

堀川樹里(ライター)
6歳で『空飛ぶ鉄腕美女ワンダーウーマン』にハマった筋金入りの海外ドラマ・ジャンキー。現在、フリーランスライターとして海外ドラマを中心に海外エンターテイメントに関する記事を公式サイトや雑誌等で執筆、翻訳。海外在住歴25年以上。

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