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中村獅童、諏訪部順一の褒め言葉に笑顔『ヴェノム:ザ・ラストダンス』で「お別れは寂しい」としみじみ

  • 2024.10.29

映画『ヴェノム:ザ・ラストダンス』(11月1日公開)のジャパンプレミアが10月29日、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて開催され、日本語吹替版でヴェノム役を務める中村獅童、エディ・ブロック役の諏訪部順一、スペシャルゲストの霜降り明星せいや、ゆうちゃみが、ステージに設置された巨大なヴェノムの横顔と赤い舌をかたどった“レッド舌(ヴェロ)カーペット”に姿を現した。

【写真を見る】ヴェノム役の中村獅童、エディ・ブロック役の諏訪部順一。「WE ARE VENOM」と英語版&日本語版の2パターンのラストメッセージで締めくくった

【写真を見る】ヴェノム役の中村獅童、エディ・ブロック役の諏訪部順一。「WE ARE VENOM」と英語版&日本語版の2パターンのラストメッセージで締めくくった
【写真を見る】ヴェノム役の中村獅童、エディ・ブロック役の諏訪部順一。「WE ARE VENOM」と英語版&日本語版の2パターンのラストメッセージで締めくくった

本作は、スパイダーマンの宿敵として知られるマーベルコミックのダークヒーロー、ヴェノムの活躍を描く人気シリーズの第3弾にして最終章。ジャーナリストのエディ・ブロックに地球外生命体シンビオートが寄生し誕生したヴェノム。二人の奇妙な共存関係のユニークさと、狂暴でありながら愛くるしい一面を見せる特異なキャラクターで多くの人を虜にしてきたシリーズ完結編では、ヴェノムに隠された秘密が明かされ、最強シンビオートとの壮絶な戦いが描かれる。

ヴェノム役を務める中村獅童
ヴェノム役を務める中村獅童

全身ヴェノムスーツ姿で登場した獅童は「前回は控室がホテルでしたが、今回は廊下で着替えさせられて。(顔が半分覆われたお面を着用しているため)片目しか見えないのに、このまま(長い時間)待たされて……」と苦笑い。最終章で完結編のため「最後だから、宣伝さんもやる気がなくなっちゃったのかな(笑)」などと、ジョークを飛ばしイベント冒頭から笑いを誘う。ヴェノムスーツとの別れを寂しがる獅童に諏訪部は「お持ち帰りいただけるようです」と切り出し、映画会社にその場で確認。獅童サイズの特注で制作されたスーツのため「持ち帰りOK」との許可が下りると「いいんですか?」と喜びながらも、「スパイダーマンスーツは一人で着られるけれど、これは三人がかりですごく大変。家族に手伝ってもらうしかない」とぼやきまじりにニヤニヤ。これまで散歩はスパイダーマンスーツだったが、今後はヴェノムスーツに切り替えると宣言する獅童に、会場の『ヴェノム』ファンから大きな拍手が送られていた。

エディ・ブロック役の諏訪部順一
エディ・ブロック役の諏訪部順一

オリジナル版ではトム・ハーディがエディとヴェノムを一人二役で演じているが、日本語吹替版は獅童と諏訪部が二人で一役を担当してきた。「最初のころは凶暴でただ暴れ回る感じだったけれど、だんだん人間味あふれる愛らしいキャラになってきました」とヴェノムの変化に触れた獅童。諏訪部は「寄生されてどうしたもんかと思っていたけれど、いまとなっては相棒ぶりが深まっています」とにっこり。なにを話してもネタバレになる!と話した二人は「言いたいことはたくさんあります」と声を揃えるなど息ぴったり。今回はエディのセリフにヴェノムが被ってくるパートが多く、吹き替えが大変だったと振り返り「頑張った成果を見てください!」と呼びかけた。

巨大なヴェノムのお出迎えに「おっ!」と声を漏らす観客も多かった
巨大なヴェノムのお出迎えに「おっ!」と声を漏らす観客も多かった

おすすめポイントは「ヴェノムが劇中で歌を歌うシーン」と挙げた獅童は「僕も吹き替えで歌っています。ぜひ楽しんでください」とアピール。諏訪部は「ネタバレになるのでなにも言えないけれど……」と前置きし、「かわいらしい家族が出てきます。子どもがとてもかわいいです。これ以上は勘弁してください」とネタバレ回避に必死な姿を見せ、観客の笑いを誘う場面もあった。

ヴェノムスーツの獅童に大興奮のせいや&ゆうちゃみ
ヴェノムスーツの獅童に大興奮のせいや&ゆうちゃみ

ヴェノムの魅力について「MCUに参加するのではなく、単体で人気があるところ。人間味も出てきてヴェノム自体がかわいい。『そんなもん言うんかい!』『そんなことできるんかい!』ってツッコミたくなる。(エディとヴェノムは)お笑いコンビっぽい」とコメント。怖い映画が苦手なゆうちゃみは「『ヴェノム』は怖い映画だと思っていたけれど、友だちから『かわいいねんで』とおすすめされて観たら、めちゃくちゃおもしろすぎて。今回も期待しています!」とすっかり魅了された様子。完結編は予告編しか観ていないせいやとゆうちゃみに諏訪部が「ここから始まるんだ!みたいなところから始まります!」と見どころに触れ、獅童が「お仕事で声をやっているけれど、僕自身もヴェノムファン。毎回吹き替えで映像を観るのが楽しみなんですが、今回は(アフレコで)映像を観ながら泣きました」と語り、これから本作を観る二人の期待を煽っていた。

「WE ARE VENOM」のラストメッセージ後に顔を見合わせる二人
「WE ARE VENOM」のラストメッセージ後に顔を見合わせる二人

イベント登場時に控え室やレッド舌(ヴェロ)カーペットにやや気合を感じないと愚痴をこぼして笑わせた獅童は、アフレコでの不満?!もポツリ。「声が変わりすぎていて、僕ってわからない。僕がやる意味あるのかな」と語り、せいやたちを慌てさせた獅童に対し、諏訪部が「エフェクトがかかっても芝居がちゃんとしていないとダメ。根っこが大事なんです」とフォロー。数々の吹き替えを担当する声の芝居のプロからのコメントに獅童は「ありがとうございます!」とこの日一番の笑顔を見せると、会場は大きな拍手に包まれた。

取材・文/タナカシノブ

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