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【MLB】大谷翔平の“強行出場”を、指揮官とベッツらド軍同僚はどう見たか……試合後に語られた感謝と畏敬の念 「チームのために戦い続けている」

  • 2024.10.30
地区優勝したドジャースの大谷翔平(真ん中)(C)Getty Images
SPREAD : 地区優勝したドジャースの大谷翔平(真ん中)(C)Getty Images

ドジャース大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、敵地でのヤンキースとのワールドシリーズ第3戦に「1番DH」で先発出場。
左肩の怪我により出場を懸念されていた大谷だが、“強行出場”し貴重な先制点にも絡んだ。ドジャースは4ー2でヤンキースを下し3連勝。4年ぶり8度目の制覇まであと1勝とした。
試合後のインタビューでは「あと1勝しっかりと勝てるように、明日の試合に集中したい」と語った大谷。強行出場に至った大谷を、同僚や指揮官らはどう見たのだろうか。

■指揮官は「本当に素晴らしい試合をしてくれた」と感謝

大谷は26日(同27日)の第2戦で、二盗を試みた際に左肩を負傷。精密検査のためチームとは別れて敵地入りし、前日27日(同28日)には個別メニューで調整を行った。そして、大谷は第3戦に左肩に黒いサポーターをつけた状態で戦線復帰。打席では強振した際に顔を歪めたり、移動するときには左肩を動かさぬよう左手でユニフォームを押さえ固定するような場面も見られた。

この日は3打数無安打2四死球と快音は響かなかった大谷だが、ロバーツ監督はその姿勢を称賛。「彼は本当に素晴らしい試合をしてくれた。彼から試合がスタートし、四球を選び得点につながった。彼が出場してくれたことに本当に感謝している」とし、「確かに何度か顔をしかめていた。でも、明日も彼は出場するから、それを考えること自体にあまり意味がない」と、世界一をかけた第4戦の出場も明言した。

MVPトリオの一人、ムーキー・べッツ内野手は「彼が大丈夫そうでスーパーハッピーだよ。それが一番重要なこと。打線での彼の存在はとてつもなく大きい。彼は常に試合をワンスイングで完全に変えてしまうんだ。彼が試合に出られて本当に良かった」と大谷の出場を喜んだ。

また同僚のマックス・マンシー内野手は「確かに痛そうだったが、彼は打席で何とかしようといた。どう見えるかが、重要ではない。ショウヘイが打席に立つことが、いつでも相手の脅威になるんだ」と大谷の存在を力説。ナ・リーグ優勝決定シリーズでMVPを受賞したトミー・エドマン外野手も「(出場する)意味は大きい。みんな何かしら(故障など)を抱えているが、チームのためにできる限りのことをやってくれている。どういう選手たちかということを物語っている。チームのために戦い続けてくれているんだ」と、負傷を抱えて出場する大谷と、フレディー・フリーマン内野手への感謝を語った。

MLB公式サイトのサラ・ラングス記者のX投稿によると、「ポストシーズンの7戦制では、3勝0敗でリードしたチームが40回中39回(98%、そのうち31回はスイープで)シリーズで勝利している」と、このデータに基けばドジャースの優勝確率は「98%」となる。プレーオフでの大谷の打撃成績は、14試合に出場して打率.245、3本塁打、10打点、13四死球でOPS.837。怪我を負った状態ではあるが、数字以上に大谷の覚悟がチームメートらにいい影響を与えることだろう。優勝のかかった第4戦の行方にも要注目だ。

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